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受験勉強、追い込みはいつから?追い込みすぎは逆効果も? 入試直前まで実力をアップする勉強法とは?

受験勉強、追い込みはいつから?追い込みすぎは逆効果も? 入試直前まで実力をアップする勉強法とは?

受験勉強をしていると、ふと「自分の勉強量は適切だろうか?」と疑問を抱くことがあると思います。

特に入試直前期には、合格を確実なものとするためにそれまで以上に勉強する「追い込み」をかける人も多いでしょう。

一般的に、勉強量は学力にプラスの効果をもたらしますが、やみくもに勉強量を増やすだけの追い込みでは、かえって学習効果が落ちてしまうおそれがあります。

正しい追い込み時期に、正しい追い込み勉強を行うことで、入試直前期でも成績を伸ばすことが可能です。

今回の記事では、追い込み期のNG行動から、入試直前まで実力をアップできる適切な追い込み勉強についてまで、詳しく解説します。

「追い込み」ができるのは、それまでの継続があってこそ

最初に押さえておかなければならないポイントとして、「追い込み」はそれまでに継続的な学習をしている場合にのみ有効な手段である、ということです。

追い込みはあくまでも、それまでの学習時間からさらに質と量を上げた学習をすることを指します。

そのため、この記事では、ある程度の学習量を積み上げているという前提のうえで、直前期はプラスアルファとしてどのような学習が有効か、という視点で、直前期の追い込み学習について解説します。

今回の記事の内容は「直前期にこれだけやれば、大学受験は成功できる!」という内容ではありませんので、あらかじめご了承ください。

直前期だからこそ気を付けたい、追い込み期のNG行動とは?

入試直前の受験生の多くは、少しでも勉強に時間を割きたいと考えています。

だからといって、心身に負担のかかる学習法や、非効率的な学習法では、貴重な学習時間が無駄になってしまうおそれがあります。

以下は、特に直前期だからこそ気を付けたい3つのNG行動です。

✔【NG】睡眠時間を削る
✔【NG】簡単な問題ばかり解く
✔【NG】「ながら」勉強

まず、睡眠時間を削っての学習はおすすめしません。

睡眠には、疲労回復のほか、記憶の固定という働きがあります。

日中に記憶したことを、忘れないように脳に定着させるのが、睡眠時間の役割なのです。

そのため、睡眠時間を削るということは、記憶の定着を悪くさせることにすらつながります。

また、当然ながら、十分な睡眠時間がとれていない場合、日中の集中力が低下するため、きちんと睡眠時間を確保した時に比べて学習効果が低くなります。

また、間違えることをおそれ、簡単な問題ばかり解くこともNGです。

直前期は非常にナーバスになりますので、多くの受験生は間違えることをマイナスにとらえてしまう傾向があります。

しかし、志望校合格にあたっては、「できなかった問題をできるようにする」ことが重要です。

そのためには、自分が間違える問題に出会うために、それまでに解いたことのない問題や、過去問演習など、間違える可能性のある問題にも挑まなければなりません。

直前期だからこそ、守りに入るのではなく、攻めの姿勢の問題演習を心がけましょう。

最後に、「ながら」勉強です。

音楽を聴きながら、スマホをいじりながら、食べながら・飲みながら…といった、何かをしながらの学習は、直前期までには卒業しましょう。

「音楽を聴きながらのほうが集中できる」など、学習効果を期待するが故の行動である場合もあるかと思いますが、入試では音楽を聴きながらの受験はできません。

そのため、「音楽を聴かずとも集中できる」ように、練習をしておく必要があります。

学習効率はもちろんですが、直前期だからこそ、本番の環境に近い環境での学習を心がけましょう。

「追い込み」時期の適切な勉強量&勉強法とは?

ここからは、「追い込み時期にはどんな勉強をしたらいい?」や「直前期にはどのくらい勉強したらいい?」といった疑問にお答えするべく、追い込み時期の適切な勉強量と、勉強方法についてご紹介します。

追い込み期は「やるべきこと」に絞った学習を!

追い込み期の学習について、「何時間ぐらい勉強したらいいですか?」という質問をよくいただきます。

しかし、この質問は少しだけベクトルが異なっていると言わざるを得ません。

一般的に、入試直前の追い込み期(12月以降)は1日10-12時間の勉強量が適切だと言われています。

しかし、たとえ1日12時間勉強したとしても、学習内容が効果的でなければ、かけた時間分の効果は得られません。

直前期は、「時間」に主眼を置くのではなく、「今日やるべきこと」をTo doリスト化し、そのリストを1日かけてやり切ることを目指しましょう。

その「やるべきこと」リスト化の際、およそ10時間かかる内容を設定することで、時間と質の両面から効率化を図りましょう。

また、連続で何時間も勉強するのではなく、区切りのいいところで適宜休憩を入れることも大切です。

例えば、2時間過去問を解く→30分休憩→採点・復習を行う…など、頭を働かせた後でしっかりと休憩を取り、学習時間を有効活用できるように工夫をしましょう。

NG行動でも触れましたが、心身の不健康は確実に学習効果に悪影響をもたらします。

以下のポイントを参考に、心身の健康状態を保てるような生活リズムを心がけましょう。

・ 睡眠時間は最低6時間以上確保する
・ 食事はきちんと取る
・ ストレスを感じたら思い切って1日休みを作る

追い込み期のおすすめ勉強3選

次に、追い込み期のおすすめ勉強を3つご紹介します。

・ 過去問演習
・ 模試の復習(間違いノート)
・ 入試本番を意識した演習

追い込み期の最優先の勉強は、「過去問演習」です。

志望校や共通テストの過去問は、直前期だからこそ解く意味があります。

しばしば、「同じ問題が出題されるわけではないから、過去問演習は意味が薄いのではないか?」というご意見を耳にすることがあります。

しかし、過去問演習の目的は、【大学ごとの出願傾向を知り、慣れる】という目的があります。

出題傾向がわかることで、時間配分のおおよその目安がわかったり、解く順番の作戦を立てたりすることが可能です。

また、模試の復習も直前期に有効な勉強です。

1年を通して受験してきた模試を、間違えた問題に絞って解き直すことで実力アップを図りましょう。

模試は入試に匹敵する上質な問題が出題されているため、最後の総仕上げとしても非常に有効です。

可能であれば、模試の間違いだけをまとめた「模試ノート」や「間違いノート」を年度の初めから用意しておくと、直前期の復習もスムーズに進められるため、おすすめです。

最後に、入試本番を意識した演習を行いましょう。

特に、追い込み期には制限時間を意識した学習が効果的です。

問題演習を行う際に、タイマーを用いて、「この時間内に解き切る」という意識をもちましょう。

過去問演習を入試本番の時間制限で行うことはもちろん、問題集を解く際にも「この問題は●分で解こう」と見積もったうえで取り組みましょう。

滅入ってしまったら、素直に気持ちを吐露することも大切

追い込み時期は、受験生にとって一番重要な期間である一方で、一番精神的な負荷がかかる時期でもあります。

そのため、焦燥感や不安感から、キャパシティ以上の勉強をしてしまったり、反対に勉強をする手がぴたっと止まってしまったりと、心身に負荷がかかりすぎてしまい、気持ちが滅入ってしまう受験生も少なくありません。

少しでも心や体に不調を感じたら、素直に気持ちを吐露することも重要です。

「こういう状況で…」と相談することで、自分自身を客観視し、どんな問題が内在しているかを整理することができます。

一人で抱え込みすぎず、支えてくれる周囲の方の力を借りて、最後の山を登り切りましょう。

受験直前期まで徹底したサポートが受けられる! 医学部合格を目指すなら京都医塾

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一人で考え込んでしまうと時間がかかりすぎてしまう問題も、ポイントを抑えた解説を聞くことで、効率的に理解できます。

特に、直前期の「わからない」を即座に解決できるのは、受験生にとって大きな強みとなります。

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京都医塾では、受験生の入試と入試のスキマ時間も徹底的にフォローする体制を整えています。

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京都医塾では、小論文と面接指導における専門講師を配置しています。

医学部では、二次試験にて、医師としての適性を判断するべく、小論文や面接を課す大学がほとんどです。

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京都医塾では、小論文・面接についても、専門家が親身に寄り添い、的確かつ適切なアドバイスを行います。

また、二次試験の直前期まで、繰り返し練習可能ですので、十分な対策を講じた上で二次試験に臨むことができます。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

直前期だからこそ、無理しすぎずに効率的に学習することが大切です。

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