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医学部生は遊べない?医学部生のリアルな忙しさ&大変さを学年ごとに詳細解説!

医学部生は遊べない?医学部生のリアルな忙しさ&大変さを学年ごとに詳細解説!

医学部を目指す受験生からしばしば、「医学部は忙しくて遊べないって聞くんですが、本当ですか?」という質問をいただきます。

たしかに、医学部生は学ぶことが多く、実習や研修など、忙しいイメージがあると思います。

そこで今回の記事では、医学部生はいったいどのような生活をしているのか、どういった理由で忙しくなっているのか、実際に生活はどのような様子なのかまで、詳しく解説します。

医学部は遊べない?

「医学部=忙しい」というイメージは、多くの人が共通してもつ認識かと思います。

では実際に、医学部生は本当に忙しくて、遊べない生活を送っているのでしょうか。

以下では、医学部生が感じる「忙しさ」について紐解きます。

人命に関わる仕事だからこそ、求められることは多い

医学部のように、人命に関わる仕事は、一つの判断・行動がその人の人生を大きく左右します。

そのプレッシャーや責任は、一般人には計り知れないものです。大切な決断の連続だからこそ、判断の根拠と、その裏付けとなる知識を確固としたものにする必要があります。

そのためには、学習量・実習量、そして医療人としての倫理観の醸成は欠かせません。

医学部の6年間で、人命に関わる仕事に就くために必要な基本的な姿勢を叩き込みます。

学習量の多さ

医学部生は、卒業後に実施される国家試験合格に必要な内容の全てを、6年間で履修します。

ただし、5・6年次は臨床実習が中心となることから、座学にまつわる部分については1年生~4年生に詰め込まれています。

1~4年生ももちろん実習があるため、そのレポート作成や、実習内容を踏まえた試験に向けての勉強も必要です。

日々の課題と、国家試験合格に向けての勉強を両立させるため、多くの医学部生は平日2~4時間休日は8時間ほどの勉強が必要です。

実習の多さ/つらさ

医学部では、実際の臨床現場での「実習」が多く実施されます。

座学とは異なり、事前準備や予習が求められることはもちろん、実験・解剖内容によっては複数回・数時間に渡ることもあるため、かなりの時間がとられます。

そのうえで、参加後にはレポートの提出もあるため、実習時間以上に学習時間が必要となります。

2017年度には、14大学の医学部で3000時間近い臨床実習が実施されるなど、「実習重視」のカリキュラムも増えているため、医学部生の忙しさの大きな要因となっています。

テストの多さ

先述の通り、医学部生は卒業後の医師国家試験合格に向けて、6年間の大学生活で必要な全てを履修します。

同時に、大学としては「国家試験合格率」は、素質ある人材を無事に育て上げられる教育機関であることを示すにあたって、1つの重要な指標となります。

そのため、医学部の多くでは、学生が履修内容をきちんと理解できているかを確認するために、国家試験と同等レベルのテストを単位ごとに頻繁に実施します。

また、厳しい留年規定を設けている大学も多く、あります。

単位の取得数が規定に満たない場合や、進級時の試験で不合格の場合は留年など、学生としても緊張感を持って取り組まなければなりません。

そういった、緊張感の高いテストが頻度高く実施されるため、医学部生は日々継続した学習が求められます。

自由時間の少なさ

上記の理由から、医学部生はまとまった自由な時間をもてるタイミングが少なく、その結果、ストレスをため込んでしまったり、気持ちが休まらなかったり、いつも何かに追われているような感覚にとらわれてしまうことが少なくありません。

同時並行で様々なTodoをこなす必要がある

ここまでお伝えした通り、医学部生は卒業後の医師国家試験合格に向けて、授業・実習・テストのサイクルを通して、様々な知識を身につける必要があります。

医学部は6年制ではありますが、卒業時までに約250の単位取得が必要となります。

これは一般的な4年制大学の単位数のおよそ1.7倍にあたります。

実習の準備や報告、国家試験対策を進めながら、日々の単位取得のためにテスト勉強やレポート作成を行う、といった複数の重たいタスクを同時並行で進める必要がある、という部分に、医学部生の「忙しさ」の原因があると言えます。

学年別・医学部生のスケジュール

では、実際に医学部生はどのような忙しい日々を送っているのでしょうか。

以下では、学年別に医学部生の生活をスケジュールにまとめて解説します。

1回生/2回生

1回生は、まず生活の大きな変化になれることが求められます。履修登録や通学、日々の学習など、身に起こるすべてのことが異なるため、新生活を過ごすだけでもそれなりの体力が求められます。

学習については教養科目がメインで、実習などもほぼないため、テスト直前の期間以外は比較的時間に余裕のある生活が送れます。

1回生時には、アルバイトやサークル活動に注力する学生も多く、一般的な大学生と大差のない生活となります。

2回生では、専門科目(基礎医学)の履修が始まり、一気に「医学部生」としての生活に変容します。

課題やテストも本格化するうえに、解剖実習が始まるため、1年生と比較すると自由な時間は一気に減少します

特に解剖実習は、予習が必須なことはもちろん、一切気を抜くことができない実習が数時間続くため、精神的にも体力的にもきつく感じる人が少なくありません。

また、3回生進級時のテストや規定を設けている大学も少なくなく、2回生での留年が散見されます。

3回生/4回生

3回生前半は、2回生同様に基礎医学の履修が続きます。

後半になると、臨床科目の履修が始まり、ここでさらに一段階忙しさが増します。

臨床科目の講義は、長時間に渡る内容が多く、また、40近い診療科について1つずつ学習します。1つの診療科に関する講義のあとに内容確認のためテストが実施されます。

これは、およそ1週間に1度~2週間に1度のペースで実施されることとなるため、かなりのハードスケジュールとなります。

4回生でも引き続き、臨床科目の履修が中心となります。

4回生の大きな出来事として、共用試験CBT(Computer Based Testing)、OSCEが挙げられます。

これらの試験は、5回生以降の臨床参加型実習に参加するために、必要な能力と適性が備わっているかどうかを図るテストです。

この試験に合格しなければ、臨床実習に参加できない=5回生に進級する意味がないこと、臨床実習に参加できなければ卒業できないことから、多くの医学部生が全力で準備して臨みます。

そのため、CBTの3ヶ月前からは、試験対策に多くの時間を費やす必要があります。

5回生

5回生では、臨床実習(病院実習)が開始されます。いわゆる、ポリクリ(臨床実習)・クリクラ(高次臨床実習)です。

実習は、実際の臨床現場、すなわち病院で行われるため、患者さんとの対話や、現場の医師・看護士とのコミュニケーションも求められます。

「勉強する立場」でいるだけでなく、医療人としての適切な行動が求められるため、体力的にも精神的にも疲労を感じやすいと述べる人が多いです。

実習の時間は診療科や日によってさまざまです。

早めに終わる日もあれば、オペの見学や患者の対応で朝から晩まで拘束されることもあります。

6回生

6回生も、引き続き実習が行われる大学が少なくありません。

ただし、6回生の生活の中心は、「医師国家試験対策」です。

大学によっては、卒業試験を設けている場合もあります。

ただ、卒業試験の内容は医師国家試験対策で対応できる内容となっていることが多いため、国家試験対策=卒業試験対策、と考えて差支えありません。

人生を決める大事な試験に向けて、1年をかけて全力で準備するため、授業数・実習時間以上の忙しさがあります。

医学部生の忙しさは、人命を救う人物としての覚悟と責任を育む

ここまでの内容で

「医学部ってやっぱり忙しいんだな」

「医学部生はずっと勉強とか実習で大変そう」

と、その忙しさをネガティブな方向でとらえた方も多いかと思います。

しかし、医学部生が忙しく、多くの学習を求められるのは必然といえます。

人命に関わる仕事は、一つの誤解やミス、勘違いが致命的な事態につながりかねません。人の生死に関わるだけの覚悟や努力、責任が求められます

医学部6年間を戦い抜く基礎を築く! 医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部での6年間は、多くを求められる、辛く感じることも多い生活となることでしょう。

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以下では、京都医塾の指導メソッドの一部をご紹介します。

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そのため、京都医塾では、授業・模試・学内の学力診断テストを通して、一人ひとりの学力を把握することを重視しています。

現状の学力から「何を」「いつ」「どのような方法で」学習すれば合格できるかを個別カリキュラムとして明確化し、1年分の学習プランを立案・提示しています。

生徒たちは得意科目や学習方法が異なるため、効率的に学力伸ばすため、教科別の学習カリキュラムを立てています。

カリキュラムに合わせて日々の学習事項をスケジュール化し、やるべきことを可視化しています。

そうすることで、自主学習の時間も、必要な学習だけに集中して取り組めます。

模試結果を即時分析&個別カリキュラムに即反映

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記事内でもお伝えした通り、模試後には学習計画を適宜見直すことが重要です。

そのため、京都医塾では週に一度、生徒と担任の1対1でカウンセリングを行っています。

カウンセリングでは、先述の個別カリキュラムの進捗状況や模試の結果、学内テストの結果を確認したうえで、合格から逆算して、やるべき学習目標を長期・中期・短期的な目標やTodoに落とし込んで伝達します。

カウンセリングでは、担任と忌憚なくコミュニケーションを取ることができるため、モチベーションアップも図れます。

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不安感から精神的な負荷を感じる前に、専門家によるケアが受けられるため、安心して学習に取り組める環境となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「医師になる」というのは、非常に責任のある仕事に就く、ということです。

一挙手一投足が人命に関わるため、学ぶことも多く、学生生活は一般的な大学生と比較すると忙しいものとなります。

忙しさと厳しさの中から、立派な医師としての技術と責任感を醸成する大切な時期ととらえることが大切です。

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