ほとんどの受験生にとって、入試科目の得手不得手は存在します。
医学部の入試は、難問・奇問を次々と解いていく必要がありますから、よほど地頭のよい方でもない限りは、オールマイティの力を発揮できずとも仕方がありません。
そんな入試科目ですが、多くの人が苦手意識を感じやすいのが、数三ではないでしょうか。
ただでさえ難しい医学部の入試科目においても、数三は群を抜いて難解な科目に数えられます。
そのため、あえてこれを回避した受験戦略を取ることも、合格への早道となります。
そこで今回の記事では、数三がいらない医学部を、国公立大学と私立大学にわけてまとめました。
【国公立大学】数三がいらない医学部
まずは、国公立大学医学部の中でも、数三のいらない医学部について見ていきましょう。
一部、共通テストのみ数三が課されない医学部も掲載しておりますが、こちらについては、あくまで参考情報として受け止めていただけると幸いです。
弘前大学
弘前大学医学部では、共通テストと個別学力検査の両方において、数三を回避しながら受験することができます。
ただし、二次試験で課される総合問題は、弘前大学のオリジナルの試験となりますので、過去問をチェックするなどして専用の対策をしておく必要があるでしょう。
秋田大学
秋田大学医学部では、共通テストにおいて数三を課さずに選抜を行っています。
前期日程、後期日程ともに課されませんので、数三のいらない医学部を探している方は、志望先の候補として加えてみてはいかがでしょうか。
山形大学
山形大学医学部においても、数三を課さない共通テスト入試を実施しています。
配点についても、国語や理科、外国語と同じ200点となっており、傾斜配点についても見られません。
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学医学部では、後期日程のみ数三が課されない入試が行われています。
前期日程では、数三が試験内容に盛り込まれていますので、間違えないように注意しましょう。
福井大学
福井大学医学部では、共通テストのみ数三を回避して受験することができます。
二次試験にあたる個別学力検査では、数三も試験範囲となっておりますので、きちんと押さえておいてください。
浜松医科大学
浜松医科大学医学部では、共通テストにおいて数三を課さずに試験を実施しています。
二次試験においては、学科試験は行われず小論文と面接試験が行われますから、文章力に磨きをかける訓練をしておきましょう。
三重大学
三重大学医学部においては、前期日程・後期日程ともに数三のいらない共通テスト試験が実施されています。
また、どちらの日程においても大きな傾斜配点も見られません。
山口大学
山口大学医学部の前期日程では、一次試験にあたる共通テストのみ数三を回避することができます。
残念ながら、二次試験では数三も試験範囲に加えられておりますので、出願の際は注意が必要です。
一方、後期日程の方に目を向けると、一次試験と二次試験の両方で数三を回避できます。
このことから、山口大学医学部を志望している方の中で数三が苦手な人には、後期日程の受験の方をおすすめします。
佐賀大学
佐賀大学医学部においては、前期日程と後期日程の両方で数三を回避しながらの受験が可能です。
ただ、共通テストよりも二次試験の配点の方に重きをおいている医学部ですので、一次試験に受かったからと言って、舞い上がってしまわないように注意してください。
宮崎大学
宮崎大学医学部では、後期日程のみ数三のいらない形式で入試を実施しています。
前期日程では、個別学力検査の中に数三が含まれていますので、出願の日程を間違えないよう、きちんと確認してから応募しましょう。
鹿児島大学
鹿児島大学医学部においても、宮崎大学と同じく後期日程のみ数三を回避しながらの受験が可能です。
二次試験では学力検査が行われない代わりに小論文試験が課されますので、読解力を高めたり、簡潔明瞭な文章作成ができるよう、訓練をしておく必要があります。
琉球大学
琉球大学医学部でも、後期日程のみ試験科目の中に数三が盛り込まれておりません。
琉球大学の特徴として、共通テストの配点においては外国語が重視されており、数学よりも高く設定されていますから、数学そのものが苦手な人には、とくにおすすめの医学部となっています。
【私立大学】数三がいらない医学部
続いて、私立大学医学部における、数三のいらない医学部についても見ていきましょう。
東北医科薬科大学
東北医科薬科大学医学部では、共通テスト利用入試が数三のいらない募集枠となっています。
傾斜配点も行われておらず、バランスのとれたものになっている点も特徴的です。
国際医療福祉大学
国際医療福祉大学においては、共通テスト利用選抜という募集枠において数三を回避できるようになっています。
二次試験においても学力検査は英語のみとなっておりますので、数学が苦手な人にはおすすめの医学部と言えるでしょう。
獨協医科大学
獨協大学医学部においても、共通テスト利用入試が数三を回避できる募集枠として設定されています。
上記、国際医療福祉大学とは違い、国語などが試験科目に盛り込まれていない点が特徴と言えるでしょう。
埼玉医科大学
埼玉医科大学医学部では、一般選抜の二次試験のみ数三を避けながらの受験が可能です。
残念ながら、一次試験では数三が課せられてしまいますので、同医学部を志望している人は注意しておく必要があるでしょう。
順天堂大学
順天堂大学医学部では、共通テスト利用入試が数三がいらない募集枠として設けられています。
こちらの医学部では、国語の試験も課されるうえに、配点も英語や数学と同じになっていますので、古文や漢文、現代文もきちんと学習しておきましょう。
帝京大学
帝京大学医学部では、一般選抜・共通テスト利用入試の両方で数三がいらない試験が課されます。
ただ、共通テスト利用入試のみ、二次選考にて英語による長文読解が課されますから、一次試験に受かったからと言って油断せず、英語力の理解度も高めておきましょう。
東京医科大学
東京医科大学医学部では、共通テスト利用入試が数三のいらない募集枠として設定されています。
二次試験においても、数学が課されることはありませんので、数学自体に苦手意識を感じている人には、とくにおすすめの医学部です。
東海大学
東海大学医学部では、ありがたいことに共通テスト利用入試と一般選抜の両方が数三のいらない募集枠として指定されています。
さらに、共通テスト利用入試においても外国語と数学、理科の三科目のみで受けられますので、少ない負担で受験することが可能です。
愛知医科大学
愛知医科大学医学部では、共通テスト利用入試(前期日程・後期日程)が数三を回避可能な募集枠となっています。
両方の日程で数三がいらないとされていますが、後期日程の方では、前期日程よりも国語の配点が大きくなっている点に注意してください。
藤田医科大学
藤田医科大学医学部の共通テスト利用入試(前期日程・後期日程)でも数三がいらない募集枠として設定されています。
さらに、両日程の二次試験においても数学が試験科目として盛り込まれていませんので、東京医科大学と同様、数学がどうしても苦手という人にはおすすめです。
大阪医科薬科大学
大阪医科薬科大学医学部の共通テスト利用入試においても、数三が盛り込まれていない募集枠となっています。
配点もオーソドックスなものとなっているほか、国語の試験範囲も現代文のみとなっていますので、古文や漢文を避けたいという人も受けてみるとよいでしょう。
関西医科大学
関西医科大学医学部では、共通テスト利用選抜試験の前期と後期の両方が数三のいらない募集枠として指定されています。
国語の試験についても、大阪医科薬科大学医学部と同じく、古文と漢文がいらないとしていますので、これらの科目が苦手という人にもおすすめです。
近畿大学
近畿大学医学部では、一般選抜に加えて、共通テスト利用選抜の前期日程と中期日程、そして後期日程のすべての入試において数三が課されません。
どの試験も、数三を回避しながらの受験を希望中の人にとっては、大変ありがたい科目設定となっていますので、志望先の有力な候補として加えてみてはいかがでしょうか。
福岡大学
福岡大学医学部では、共通テスト利用入試(Ⅰ期)が数三のいらない募集枠とされています。
また、同医学部では「系統別入試」という募集枠も設けており、こちらは二次試験のみですが数三なしのでの受験が可能です。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
数三のいらない国公立大学医学部と、私立大学医学部については、これまで見てきたとおりです。
数こそ決して多いとは言えないものの、苦手分野を避けながら入試が受けられるというのは、受験生にとっては大きなメリットのはずです。
しかしながら、苦手な領域を回避しながらの受験活動では、志望先が狭められるため、必然的に合格の可能性も低下してしまいます。
また、万が一「逃げグセ」が身についてしまうと、ここぞというときに自分を奮い立たせるための力をつけることもできません。
このことから、たとえ数学が苦手であっても克服する方向で学習を進め、さらに得意科目があれば、それを伸ばしていったり、増やしていったりした方が、最終的なゴールへの近道となります。
そこで、みなさんにおすすめしたいのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、オリジナルの教育メソッドや長期にわたる学習支援を強みに、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。
苦手科目を確実に克服できるオリジナルの教育メソッド
多くの受験生の方々には、どんなに優秀な人であっても苦手科目の一つや二つはあるものです。
医学部受験の学習範囲は実に広大ですから、よほど才覚に恵まれている人でもない限りは、不得意な科目があっても仕方がありません。
とくに今回の記事で焦点を当てた数三については、難題ばかりを解いていく必要がある単元ですから、苦手意識を持つ人も多いことでしょう。
また、ほかの科目についても英語が苦手だったり、理科が苦手であったりと、人によって弱点箇所があるはずです。
京都医塾では、そんな受験生一人ひとりの苦手科目を確実に克服するために、オリジナルの教育メソッドを導入して指導にあたっています。
その象徴的な取り組みの一つとなるのが、13名の講師がチームとなって一人の受験生を支える指導体制です。
この指導体制のもとでは、13名の講師全員が受験生の苦手科目の共有をし、その克服のための方策を会議で話し合い、最適な授業プランのもと指導を行っていきます。
そのため、弱点箇所はきちんと克服できるとともに、得意な科目については、さらなる伸長が期待できます。
京都医塾だからこそできる後期日程までの徹底支援
医学部の中には、前期日程だけでなく後期日程や、後期試験を導入しているところも少なくありません。
国公立大学医学部の後期日程については、残念ながら減少傾向にありますが、まだまだ健在の大学もあるため、前期日程が振るわなかった場合でもチャンスは残されています。
このことから、受験生の方々の中には、国公立大学医学部の後期日程や、私立大学医学部の後期試験まで、視野に入れた受験学習を行っている人も大勢いるのが現状です。
京都医塾では、そういった受験生の方々の努力に応えるべく、後期日程や後期試験まで徹底的な支援を行っています。
たとえば、後期日程・試験における併願をする場合は、A校の受験が終わったその日のうちに、テストでミスをした箇所を洗い出し、翌日以降のB校の受験では、同じミスが起こらないよう細かく指導をします。
一般的な予備校では年内でサポートが終了してしまうケースが多い中、当塾では上記のように、受験生の方々の悲願達成のための努力を惜しむことはありません。
後期日程も視野に入れて受験活動を行っている方には、最後まで責任を持ってあなたをバックアップする、京都医塾がおすすめです。
充実した感染症対策で万全の衛生環境を確保
新型コロナウィルスが世に蔓延するようになってから、私たちの生活環境は一変したと言っても過言ではありません。
これは当然、受験にも言えることで、ひとたびコロナに感染してしまうと受験勉強に後れが出てしまうほか、最悪のケースでは試験そのものが受けられないことも想定されます。
2023年現在では、ウィルスが猛威をふるっていた頃よりもだいぶ落ち着きを見せていますが、一瞬の油断が感染リスクを高めてしまうという事実だけは、否定しきれないでしょう。
そこで京都医塾では、新型コロナウィルスをはじめ各種感染症への対策を万全にすべく、様々な策を打ち出して対処をしています。
たとえば、校舎施設の出入口には全身を消毒できるブース型の装置を設置。
ブース内の柱から発せられるミスト状の消毒液で、衣服の上からでも全身の消毒が可能です。
また、校舎内の使用物に関しては、机やイスはもちろんのこと、受験生の方が使用する個人ブースの家具などについても、抗ウィルス並びに抗菌対策を施しています。
このように当塾では、感染症にまつわる各種防止策を実施し、受験生の方々の入試に影響が出ないよう特段の配慮をしています。
まとめ
本記事では、数三が苦手な受験生の方々へ向けて、同単元がいらない医学部をまとめて紹介していきました。
数こそ多いとは言えませんが、今回紹介した医学部であれば、苦手な分野を避けられますから、数三が不得意という受験生にとっては有利に働くでしょう。
しかし、苦手だからと言ってえり好みをしていては、受験校の選択肢が狭まってしまい、かえって合格の道が遠のいてしまう可能性もあります。
そのため、受験生の方々にあっては、苦手科目の克服をするとともに、得意科目の伸長を目指した方が、最終的なゴールに近づけると言えます。
そこで、みなさんにおすすめしたいのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、オリジナルの教育メソッドや長期にわたる学習支援を強みに、毎年たくさんの受験生を医学部へと羽ばたかせている名門の予備校です。
当塾に指導を任せていただければ、受験のプロによる一流の教育で、どんな苦手科目でも克服へと導いて見せましょう。
本気で医学部合格を目指す人には、あらゆるバックアップで受験生を支える、京都医塾こそがうってつけです。
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