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医学部受験コラム

医師になりたい中学生必見!付属高校から内部進学・内部推薦を目指ざすべき理由や、注意点を徹底解説!

医師になりたい中学生必見!付属高校から内部進学・内部推薦を目指ざすべき理由や、注意点を徹底解説!

医師になるには医学部の大学受験が一般的ですが、難易度が高く合格するには至難の業です。

もし中学生から医師を目指しているなら、医学部のある付属高校から内部進学できる内部推薦制度を利用するという道もあります。

そこで、今回の記事では、医学部志望の中学生に向けて、医学部のある大学の付属高校を目指すべき理由や注意点について詳しく解説します。

医学部のある大学の付属高校の進学者数についてもまとめたので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

医学部の大学付属高校とは

医学部の大学付属高校とはどんな学校なのでしょうか?

ここでは、大学付属高校の基本情報を押さえて、医学部に内部進学できる大学付属高校について解説していきます。

大学付属高校ってどんなところ?

大学付属高校とは大学の運営する高校のことです。

大学付属高校の中には大学に内部進学できる内部推薦制度が設けられています。

医学部を目指す高校受験生にとっては、高校から大学卒業まで9年間の一貫教育を受けることも可能でしょう。

大学付属といっても必ずしも難易度が高いわけではなく、付属校によって偏差値が上位レベルから下位レベルまで幅広く存在します。

また、大学の規模が大きい場合は、付属校が全国にあります。

たとえば日本大学では、付属校は全国各地に設置されています。

私立の総合大学の多くに付属高校がある

医学部に内部推薦制度がある付属高校は私立大学の総合大学に多くみられます。

総合大学ばかりではなく、川崎医科大学のように単科医科大学もありますが、医学部の場合、内部進学できるのは私立大学に限られます。

国公立大学の中には、筑波大学や広島大学など付属高校を持っている大学はあっても、内部推薦制度はないので注意しましょう。

医学部の付属高校を目指すべき理由

前項で大学付属高校の基本情報をおさえたところで、医学部の付属高校に行く理由は何でしょうか。

ここでは、医学部の付属高校に行くべき理由を3点取り上げて解説していきます。

大学受験の厳しさは高校受験以上

大学の受験勉強は、高校受験に比べて莫大な時間と努力が必要です。

理由としては、大学入試で求められる試験教科数は高校入試よりも多いため、当然、試験範囲も広くなります。

また、高校受験のライバルは自分の居住地の近隣の受験生ですが、大学受験のライバルは全国の高校生浪人生も加わります。

さらに医学部の大学受験は難関大に匹敵するハイレベルな戦いとなりますので、高校受験に比べると圧倒的に厳しいといえるでしょう。

内部進学は入試の負担が少ない

内部進学の場合、学科試験が免除の大学もあります。

学科試験が課される場合でも、一般入試に比べて科目数が少なく問題が解きやすい傾向です。

理由としては、内部進学の入試の目的が大学の方針と見合った生徒を取ることだからです。

受験生との差をつける問題が出題される一般入試に比べると、内部進学では入試の負担は少ないと言えるでしょう。

内部推薦枠を確保しながら外部大学も受験できる

通常、付属校の生徒が外部の大学を受験する場合、推薦枠を放棄する必要があります。

しかし、近年、内部推薦枠を確保しながら、国公立大学や他の私立大学の受験を許可する大学も増えてきています。

努力次第では系列大学よりもレベルの高い大学や国公立大学への入学も可能ともいえるでしょう。

ただし、付属校の中には推薦枠の合格が決まったら、外部受験はできない学校もありますので志望校選びの際には注意しましょう。

医学部の付属高校を目指す際の注意点

医学部の付属高校を目指すべき理由について見てきましたが、どんなところに注意すればよいでしょうか。

ここでは、注意するポイントを3つにまとめて解説していきます。

付属校からでも医学部は狭き門

付属校に入学すれば楽に医学部に入れるわけではありません。

各高校から内部進学できる推薦枠の条件をクリアするためには、医学部ではとくに優秀な成績が必要となります。

たとえば、慶應大学医学部へ内部進学できるのは、10段階評価で評定平均8.5以上が条件です。

評定平均には主要教科以外の体育や音楽なども含みますので、全ての教科においてクラスの上位に入る成績が求められます。

もちろん成績上位の生徒のすべてが内部進学を希望するとは限りませんが、高校入学時からトップクラスの成績を目標にした方が良いでしょう。

付属校が多いほど内部進学は厳しい

医学部への内部推薦の募集枠人数が多いと狙い目と思いがちですが、付属校の数も確認することが重要です。

内部推薦の募集枠は、付属校で合わせて10名というように大学により人数が決められている場合があります。

その場合、付属校が多ければ多いほど学校内で成績上位者が競いあうため、難易度が高くなります。

近畿大学や日本大学、東海大学などは付属校が多い大学は、医学部の内部推薦枠を勝ち取るためにかなり優秀な成績を修める必要があるでしょう。

付属校でも医学部進学できない高校もある

「〜付属高校」という名称であっても、併設大学へ内部進学できない高校もあるので注意しましょう。

東京大学附属高等学校は名称に「大学附属」とありますが、東京大学に内部推薦制度がないため内部進学はできません。

医学部への内部進学を目指して高校を選ぶ際には、併設大学の内部推薦制度の有無を必ず確かめるようにしましょう。

医学部の内部進学できる高校

下の表は、医学部に内部進学できる付属高校と医学部への進学者数の一覧です。

医学部の大学名 一般選抜募集人数(名) 高校名 進学者数(名)
獨協医科大学 63 獨協高等学校 6
獨協埼玉高等学校 2
慶應義塾大学 66 慶應義塾高等学校 22
慶應義塾志木高等学校 5
慶應義塾湘南藤沢高等部 7
慶應義塾女子高等学校 5
慶應義塾ニューヨーク学院
帝京大学 89 帝京大学中学校高等学校 全付属校で13
帝京大学系属帝京高等学校
帝京大学可児高等学校
帝京八王子高等学校
帝京安積高等学校
帝京冨士高等学校
帝京長岡高等学校
帝京第三高等学校
帝京第五高等学校
東海大学 60 東海大学付属静岡翔洋高等学校
東海大学付属相模高等学校
東海大学付属浦安高等学校
東海大学付属市原望洋高等学校
東海大学付属札幌高等学校
東海大学付属高輪台高等学校
東海大学付属大阪仰星高等学校
東海大学付属熊本星翔高等学校
海大学付属諏訪高等学校
東海大学付属福岡高等学校
東海大学付属望星高等学校
東邦大学 70 東邦大学付属東邦高等学校 19
駒場東邦高等学校 1
日本大学 110 日本大学高等学校 全付属校で15
日本大学第一高等学校
千葉日本大学第一高等学校
日本大学第二高等学校
日本大学第三高等学校
日本大学鶴ヶ丘高等学校
日本大学櫻丘高等学校
日本大学豊山高等学校
日本大学豊山女子高等学校
札幌日本大学高等学校
日本大学東北高等学校
日本大学山形高等学校
日本大学藤沢高等学校
日本大学明誠高等学校
日本大学習志野高等学校
日本大学三島高等学校
土浦日本大学高等学校
佐野日本大学高等学校
岩瀬日本大学高等学校
長野日本大学高等学校
大垣日本大学高等学校
宮崎日本大学高等学校
長崎日本大学高等学校
近畿大学 55 近畿大学附属高等学校 4
近畿大学附属豊岡高等学校 1
近畿大学附属和歌山高等学校 0
近畿大学附属新宮高等学校 0
近畿大学附属広島高等学校東広島校 1
近畿大学附属広島高等学校福山校 1
近畿大学泉州高等学校 0
川崎医科大学 50 川崎医科大学附属高等学校 14
福岡大学 65 福岡大学附属若葉高等学校 1
福岡大学附属大濠高等学校 5

※公表されていないデータは「―」で記載しています。

各大学および各高校により、内部進学できる条件や人数が異なります。

内部進学を検討する場合は、志望する大学と高校で募集の詳細を確認しておきましょう。

なお、上記表は2022年度の合格実績を参照しておりますので、最新の募集枠については大学の募集要項をご確認ください。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部のある大学に内部進学できる高校は全国にあり、偏差値も様々です。

しかし、付属高校によって内部進学できる条件や内部進学率が異なるため、受験校選びに迷う人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが医学部専門予備校の京都医塾です。

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ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

レベル別少人数授業

実力に見合っていないクラスで授業を受けても、学習成果はあがりません。

京都医塾では、教科ごとのレベル別に10名前後の少人数で授業が行われています。

英語は一番上のクラスでも、数学は一番下のクラスという編成もできます。

生徒1人ひとりに合わせた授業を受けられるので着実に力をつけることができるでしょう。

医学部受験のエキスパート講師による授業

京都医塾の講師陣は、京大をはじめ難関大学出身ばかりです。

ただ一流大学を出ているわけではなく、すべての講師が医学部受験のエキスパートです。

医学部受験の経験を兼ね備えた講師から指導を受けることで、合格のための実践力が養われます。

講師に気軽に質問できるアットホームな講師室

高校受験では、勉強のことや受験校選びについて悩むこともあります。

京都医塾では、授業で分からなかったところや進路の相談を気軽に講師に質問できます。

講師室は常に開放しており、講師室を出入りする生徒で賑わっています。

まとめ

中学生から医師を目指すならば、医学部に内部進学できる高校に入学することも選択肢の1つです。

内部進学は一般入試に比べて負担は少なく、チャンスがあるならぜひ挑戦しておきたいところです。

一方で、大学によって付属高校の数も多く進学率も異なるため、付属高校の受験校選びに悩みはつきものです。

そんな人にぴったりなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、現役合格専門塾の現役生科があり、これまでに数多くの受験生を医学部合格へ導いています。

もちろん中学生から医学部に入るための進路相談も行っており、医学部受験のプロ講師に安心して相談して頂けます。

中学生から医学部を目指すなら京都医塾がおすすめです。

京都医塾でしっかり学習に励んで医学部合格を果たしましょう。

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