北海道内で医学部医学科を設置する大学は、国公立に限れば北海道大学・札幌医科大学・旭川医科大学の3校だけです。
この記事では、偏差値や共通テスト得点率など入試難易度の指標に基づき3校を比較し、それぞれの特徴や志望校選びのポイントを解説します。
目次
北海道の医学部ランキング

北海道には医学部医学科を置く大学が3校のみ存在します。
その3校について共通テスト得点率(ボーダーライン)と二次試験偏差値の目安を比較し、難易度順にランキングしました。
偏差値は河合塾Kei-Netが予想した合格可能性50%ラインを示す数値です。
| ランキング | 大学名 | 共通テスト得点率(目安) | 二次試験偏差値(目安) |
| 1位 | 北海道大学 医学部医学科 | 85% | 67.5 |
| 2位 | 札幌医科大学 医学部医学科 | 80% | 62.5 |
| 3位 | 旭川医科大学 医学部医学科 | 78% | 62.5 |
(出典:河合塾Kei-Net)
上記のとおり、北海道大学医学部が共通テストボーダー得点率約85%・二次偏差値67.5と最難関で1位です。
札幌医科大学と旭川医科大学の二次偏差値はともに62.5ですが、共テ得点率は札幌医科大が80%、旭川医科大が78%であり、札幌医科大を2位、旭川医科大を3位としました。
なお、ボーダーラインはあくまで合格可能性50%となる目安であり、実際の合格最低点とは異なります。
1位:北海道大学医学部の特徴
北海道大学医学部医学科は北海道内で最も入試難易度が高い医学部です。
その難易度の根拠となる数値や、札幌市という立地環境の特色、高い目標に挑む受験生に求められる資質について解説します。
難易度
北海道大学医学部の入試難易度は、共通テスト得点率ボーダー約85%、二次試験偏差値67.5という極めて高い水準です。
これは道内の医学部で最難関であり、共通テスト・二次試験のいずれにおいても高得点が要求されることを意味します。
共通テストで8割後半もの得点率が必要なため、全科目にわたる基礎学力の充実が前提となります。
また、二次試験偏差値も全国有数の高さであり、応用力や記述力を問う北海道大学独自試験への対策も万全に行う必要があります。
こうした難易度の高さから、北海道大学医学部の入試は全国的に見ても狭き門だと言えます。
立地(札幌)
北海道大学医学部は札幌市内に位置し、広大な札幌キャンパス内にあります。
最寄りは地下鉄南北線「北12条駅」で、医学部エリアまでは徒歩約10分です。
JR札幌駅からもアクセス可能ですが、キャンパスが広いため医学部までは徒歩20分以上かかる場合もあります。
都心に近い利便性を持ちながら、落ち着いた学習環境が整っている点が特徴です。
通学負担を抑えつつ、集中して勉強に取り組みやすい立地と言えるでしょう。
向いている人
北海道大学医学部は、高いレベルでの総合力と記述力を両立できる人に向いています。
共通テストと二次試験のどちらも非常にハイレベルなため、苦手科目を早期に克服し、全体として均衡の取れた学力をつけられる人が有利です。
共通テスト段階から各科目で安定して高得点を取れるよう準備しつつ、記述式の二次試験対策も並行して進める計画性が求められます。
不断の努力で総合力を高め、難問にも対応できる受験生が合格に近づくでしょう。
2位:札幌医科大学医学部の特徴

札幌医科大学医学部医学科は北海道大学に次ぐ難易度で、道内で2番目の偏差値帯に位置します。
札幌市内にある立地のメリットや、安定した得点力が求められる学習姿勢について解説します。
難易度
札幌医科大学医学部の共通テストボーダー得点率は約80%、二次試験偏差値は62.5で、道内3校中では北海道大学に次ぐ水準です。
北海道大学と比べれば要求される得点率はやや低いものの、それでも8割以上の共通テスト得点が必要であり、決して容易ではありません。
二次試験の偏差値は旭川医科大学と同じ62.5ですが、札幌医科大学のほうが共通テストボーダー目安が高いため、全体的な難易度では上位といえます。
共通テスト・二次試験ともにバランス良く得点することが重要で、安定感のある学力が求められます。
立地(札幌)
札幌医科大学は札幌市中央区にキャンパスがあり、地下鉄東西線「西18丁目駅」から徒歩約3分と、非常にアクセスの良い立地です。
札幌駅からは地下鉄で大通駅を経由して通学でき、所要時間は約15分前後。市内主要エリアからのアクセスも良好です。
キャンパスは市街地の中心部にあり、周辺には商業施設や生活インフラが充実しています。さらに附属病院が隣接しているため、日常的に医療現場を身近に感じられる環境も特徴です。
通学時間を抑えやすいだけでなく、生活と学習を効率よく両立できる都市型の医学部といえるでしょう。
向いている人
札幌医科大学医学部は、大きく崩れず安定して得点を積み上げられる人に向いています。
共通テスト・二次試験ともに一定以上の得点が求められるため、突出した科目に頼るのではなく、全体のバランスを維持しながら得点力を高めることが重要です。
日々コツコツと全科目の基礎を固め、模試などで安定した成績を出せる人ほど、本番でも合格ラインを確保しやすくなるでしょう。
また、自分の得意・不得意を把握し、共通テスト対策と二次対策の配分を崩さず継続できる堅実さが求められます。
3位:旭川医科大学医学部の特徴
旭川医科大学医学部医学科は、北海道内の医学部3校の中では相対的にボーダーがやや低いものの、医学部としては依然として高い難易度を持ちます。
札幌医科大学と二次試験偏差値は同水準であり、共通テスト得点率の違いを踏まえて3位としています。
あわせて、旭川という立地や学習環境の特徴についても確認していきましょう。
難易度
旭川医科大学医学部の共通テストボーダー得点率は約78%、二次試験偏差値は62.5です。
二次試験の偏差値は札幌医科大学と同じですが、共通テスト得点率の目安がわずかに低いため、ランキングでは旭川医科大が3位となりました。
なお、これらの数値は合格可能性50%ラインの目安に過ぎないため、実際にはボーダーを上回る得点を安定して取ることが求められます。
立地(旭川)
旭川医科大学のキャンパスは、旭川市街地からやや離れた郊外に位置しています。
最寄りのJR旭川駅からはバスで約25~35分、自動車では約15分程度の距離です。旭川空港からは直通バスで約20分とアクセス可能です。
都市部からはやや距離があるものの、その分周辺は落ち着いた環境で、学習に集中しやすい点が特徴です。
また、冬季は冷え込みや降雪が厳しいため、通学や生活には余裕を持ったスケジュール管理と防寒対策が重要になります。
向いている人
旭川医科大学医学部は、環境に流されず自分のペースで学力を積み上げられる人に向いています。
都市部のような刺激や競争環境に依存せず、落ち着いた環境の中で継続的に学習できることが重要です。
特に、
- 日々の学習を習慣化し、長期間継続できる人
- 周囲の環境に左右されず、自律的に勉強を進められる人
- 生活リズムや体調管理を安定させられる人
は、この環境で力を伸ばしやすいでしょう。
札幌医科大学のような都市型環境とは異なり、自分自身でペースを作りながら成長できるタイプの受験生に適した医学部といえます。
自分に合う医学部の選び方

最後に、どの医学部が自分に合っているかを判断するための視点を整理します。
学力の目標設定、入試方式と科目の相性、地域枠の条件、生活環境の4点を押さえることで、納得感のある志望校選びにつなげましょう。
学力の見立てと目標設定
まず、自身の学力を正確に見極め、共通テストと二次試験の両面で具体的な目標を設定することが重要です。
模擬試験の結果などから現在の得点力を把握し、志望校のボーダーラインとの差を数値で認識しましょう。
例えば、共通テストで現状70%程度の得点率の場合、北海道大学医学部を目指すなら約85%まで引き上げる必要があります。
ボーダー得点率や偏差値は目安となるので、参考にしつつ自分自身の勉強計画に落とし込んでください。
目標を明確にすることで、日々の学習にメリハリが生まれ、効率的に得点力を向上させることができます。
入試方式と科目の相性
各大学の入試方式や配点配分、課される科目の組み合わせを確認し、自分の得意分野と相性が良いか考えましょう。
共通テストで取り切る設計が向く人と、二次試験の記述・論理力で差を付けたい人では、優先すべき学習が変わります。
例えば、共通テストで点を稼ぎやすい人は共通テストの比重が高い方式が合いやすく、記述で強みが出る人は二次の比重が大きい方式で力を発揮しやすいです。
最終的な科目や配点は必ず募集要項で確認し、配点の大きい分野から優先順位を決めましょう。
加えて、過去問で出題形式を把握しておくと、相性判断が具体的になります。
地域枠の条件整理
地域医療に貢献する医師を育成する目的で、各大学では「地域枠」入試が設けられている場合があります。
地域枠では、一般入試とは異なる出願条件が課されるほか、卒業後に一定期間、指定された地域で医師として勤務する義務が発生する点が大きな特徴です。
多くの場合、在学中に修学資金の貸与を受ける代わりに、卒業後9年前後の地域医療従事が求められます。途中で条件を満たせなくなった場合は、貸与された資金の返還(利息含む)が必要になるケースもあるため注意が必要です。
例えば札幌医科大学の地域枠では、北海道内の地域医療に従事することを前提とした制度が設けられており、将来の勤務地や働き方に一定の制約が生じます。
出願条件や勤務年限、手続きの詳細は年度ごとに変更されることがあるため、必ず最新の入学者選抜要項・募集要項で確認しましょう。
地域枠は経済的支援を受けられる一方で、進路の自由度に影響する制度でもあります。
そのため、単に合格しやすさだけで判断するのではなく、将来どのような医師として働きたいかというキャリアプランまで含めて検討することが重要です。
生活環境の比較ポイント
都市部で学ぶ北海道大学・札幌医科大学と、地方都市で学ぶ旭川医科大学では、生活動線や学習環境の整えやすさに大きな違いがあります。
札幌は公共交通機関や商業施設が充実しており、移動や買い物に困りにくい利便性の高い環境です。一方で、中心部は家賃が高くなりやすく、住むエリアによって生活費の負担に差が出やすい点には注意が必要です。
旭川は都市規模がコンパクトで、生活コストを抑えやすく、落ち着いた環境で生活リズムを整えやすい特徴があります。誘惑や移動の負担が少ない分、勉強時間を確保しやすい環境といえるでしょう。
通学面では、札幌医科大学は地下鉄駅から徒歩数分とアクセスが良く、北海道大学も複数の駅から通学可能です。
一方、旭川医科大学は郊外に位置するため、バス移動や冬季の積雪を考慮した住まい選びが重要になります。
医学部は学習量が多く、長時間の勉強や実習が続くため、「通学時間」「生活コスト」「集中できる環境」のバランスが合否や継続に影響します。
そのため、
- 利便性や都市機能を重視するなら札幌
- 生活コストや学習への集中を重視するなら旭川
といったように、自分の性格や生活スタイルに合った環境を選ぶことが重要です。
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校舎から徒歩5分の距離にあり、家具家電も備えているため、新しい生活に慣れるまでに時間を取られにくいです。
住み込みの寮母が見守る体制があるので、慣れない土地でも安心して受験生活を続けやすいです。
毎朝の点呼など、生活リズムを崩しにくい仕組みも整えており、学習時間と体調管理の両立を支えています。
個別に設定するオーダーメイドカリキュラム
医学部専門予備校 京都医塾では、教科ごとの習熟度に合わせて集団授業を細かくレベル分けし、得意科目と苦手科目を別々の難度で学べるようにしています。
英語は11クラス、化学は12クラスのように教科別で編成し、科目ごとの組み合わせは多数に広がります。
さらに、生徒ごとの個人授業を組み合わせることで弱点を重点的に補強しています。
生徒一人に講師・教務スタッフが担当につき、カウンセリングで進捗を確認し、模試や日々の学習効果の分析に応じて、学期の途中でもカリキュラムを見直して最適化しています。
入試当日もスタッフが会場まで引率
入試は複数会場で行われることもあり、移動日を含めた日程設計や出願手続きが合否に影響します。
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北海道や東京など遠方受験の際は、普段授業をしている講師・スタッフが試験会場まで送迎して引率するため、試験だけに集中できます。
まとめ

この記事では、北海道の医学部3校をランキングで比較し、難易度の目安や立地の違いを整理しました。
志望校選びでは順位だけでなく、共通テストと二次試験のどちらで得点を伸ばす設計が合うか、札幌・旭川で学ぶ生活動線まで含めて判断することが重要です。
一方で、模試の数字をどう計画に落とし込み、出願や本番までの動きをどう整えるかで不安が残りやすいです。
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