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【福島県立医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【福島県立医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

次代を切りひらく医療人の育成を目指していることで有名な、福島県立医科大学医学部。

同医学部では「変化を進化に」を合言葉に、医学生の可能性のフィールドを拡張すべく、高度な医療教育を実践しています。

そんな福島県立医科大学医学部には、その理念に共鳴した若者たちが毎年、受験に訪れています。

そこで今回の記事では、福島県立医科大学医学部の基本情報や難易度などを、さまざまな角度から紹介していきましょう。

福島県立医科大学医学部の基本情報

最初に、福島県立医科大学医学部の基本情報から押さえていきましょう。

ここでは、福島県立医科大学医学部のキャンパスの場所や定員数、入試情報などを解説していきます。

キャンパスの場所

福島県立医科大学医学部のキャンパスは、福島県福島市に位置しています。

こちらのキャンパスへ向かう場合は、JR福島駅東口から「医大病院」行きのバスに乗るとよいでしょう。

定員数

2023年度における福島県立医科大学医学部の定員数は、 85名となっています。

内訳は、一般選抜が 45名程度、学校推薦型選抜が35名以内、総合型選抜が 5名以内、そして海外教育プログラム選抜と私費外国人留学生選抜が若干名です。

なお、福島県立医科大学医学部では現在、文部科学省と厚生労働省に臨時増員を申請中です。

申請が認められれば、一般選抜と学校推薦型選抜の定員数が増加する見通しですので、同医学部を志望している人は、日ごろからホームページをチェックして情報を集めておきましょう。

入試情報

続いて、福島県立医科大学医学部の入試情報についても見ていきましょう。

一般選抜

一般選抜は、共通テストと個別学力検査、および面接試験で合否を判定する募集枠です。

2023年度における日程ですが、同年2月25日から26日に実施予定となっています。

学校推薦型選抜Ⅱ

学校推薦型選抜Ⅱは、福島県内の高校から推薦を受けた人を対象とした募集枠です。

選抜者は、総合問題と共通テスト、面接試験などの成績で選定されます。

そして、2023年度における試験は、同年の2月4日に実施予定です。

なお、こちらの募集枠は、地域枠としての位置づけとなっています。

そのため、医学部を卒業した後は、福島県内の医療機関で9年間勤務する義務が発生します。

ご自身のキャリアプランに影響を与える募集枠ですので、出願に際しては慎重に検討してから決定してください。

総合型選抜

総合型選抜は、学業成績が優秀で、かつ福島県立医科大学医学部への入学を強く希望している人を対象とした募集枠です。

こちらの募集枠では、第一次選考の総合問題、そして第二次選考の面接試験などで合否を判定します。

この面接試験は複数回行われますので、事前対策をきちんとしておきましょう。

そして、2023年度における試験は、第一次選考が2022年10月15日、第二次選考が同年11月19日に実施予定となっています。

海外教育プログラム選抜

海外教育プログラム選抜は、国際バカロレア資格を取得している人などを対象とした募集枠です。

こちらの募集枠では、 2種類の総合問題と面接試験の成績で合否の判定がなされます。

そして、2023年度における試験は、 2022年9月7日から同月14日にかけて実施予定です。

なお、福島県立医科大学医学部によると、こちらの募集枠の追試験は行わないとのことですので、病気などにかからないよう、コンディションの維持には特段の注意を払いましょう。

私費外国人留学生選抜

私費外国人留学生選抜も、海外教育プログラム選抜と同様に国際バカロレア資格を保有している人などを対象とした募集枠です。

合否の判定は、個別学力検査と面接試験、そして日本留学試験などの成績でなされます。

2023年度における試験については、同年2月25日から26日にかけて実施予定です。

福島県立医科大学医学部の入試難易度

次に、福島県立医科大学医学部の入試難易度についても押さえていきます。

こちらの項では、福島県立医科大学医学部の偏差値と入試倍率を分析しながら、入試難易度を解説していきましょう。

偏差値

福島県立医科大学医学部の偏差値は 62.5で、国公立大学の医学部の中では比較的、低い難易度の部類に属しています。

同様の偏差値の医学部を候補とするならば、山形大学や秋田大学などが、立地が近くおすすめです。

また、ワンランク上の医学部にチャレンジするのであれば、北陸地方の福井大学や金沢大学などが候補となるでしょう。

倍率

倍率についても見ていきましょう。

ここでは、福島県立医科大学医学部における2020年度から2022年度までの入試倍率のデータをもとに、難易度を解説していきます。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠) 3.6 50 193 207(地域枠の受検者数含む) 50
前期(地域枠) 2.1 32 77 32

 2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠) 5.4 52 310 287(地域枠の受検者数含む) 57
前期(地域枠) 3.5 30 120 34

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠) 5.2 49 277 278(地域枠の受検者数含む) 53
前期(地域枠) 3.5 30 109 31

福島県立医科大学医学部の一般枠の入試倍率は、3.6倍から5.4倍の間で推移しています。

2019年度は平均的な倍率でしたが、近年は上昇傾向にあるため気が抜けません。

良質な学習を継続して続けて、しっかりと実力を身につけましょう。

福島県立医科大学医学部の特徴

福島県立医科大学医学部では、オリジナルのカリキュラムや放射線災害に対応した講座など、特徴的な学習指導をしています。

そこで、ここでは、同医学部が行っている教育プログラムを、3点取り上げて紹介していきましょう。

オリジナルの「らせん型カリキュラム」

先ほども触れましたが、福島県立医科大学医学部ではオリジナルのカリキュラム、その名も「らせん型カリキュラム」を設けて医学生を指導しています。

こちらのカリキュラムは、名前のとおり「らせん」を意識した構成になっており、個々人の成長と習熟度に合わせて、科目をくり返し学べるように設定されています。

6年間の歳月を通じて、自らの不足部分を補いながら発展的に医学を学べるとあって、学生たちからも評判のよいカリキュラムです。

地域協同の実践実習

地域医療の拡充は、全国的に叫ばれている大きな課題です。

福島県立医科大学医学部では、その課題に向き合うために、地域との協働実習を積極的に行っています。

低学年のうちから地域実習を実施するほか高学年に入ると一定期間、地域の医療機関に出向き、本格的な実習を開始して地域医療を徹底的に学びます。

さらに、学生によっては地域住民宅にホームステイをしながらの医療研修も実施。

直に地域住民と触れ合うことによって、より一層、当該地域に寄り添う姿勢を獲得していきます。

日本初の放射線災害医療講座

2011年3月11日、みなさんもご存じのとおり、東日本大震災が我が国を襲いました。

そして、福島県では原子力発電所がメルトダウンを起こし、10年以上が経過した今でも、原子力災害が継続中です。

そこで、福島県立医科大学医学部では、放射線災害を少しでも食い止めるためにも、3年次の学生に「放射線生命医療学」や「救急・災害医療」、「放射線災害医療学」などを学ばせています。

さらに、4年次になると、実際に実習を行い3年次に学んだ内容を深掘りして学習していきます。

原子力災害の直撃を受けた、福島県内の教育機関だからこそできる取り組みと言えるでしょう。

福島県立医科大学医学部の入試情報

次に、福島県立医科大学医学部の入試情報についても詳しく見ていきます。

入試科目と配点

まずは、入試科目と配点の説明から入りましょう。

第1段階選抜

福島県立医科大学医学部の一般選抜では、入学志願者が募集人員の4倍を超えた場合、大学入学共通テストの成績により第一段階選抜を行い、募集人員の約4倍までを合格者とし、合格者は第二段階選抜に進むことが出来ます。

第一段階選抜の共通試験の科目と配点を下記表にまとめましたので、ご確認ください。

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 200 200 200 200 100 900

第一段階選抜の共通試験の英語の試験では、リーディングを120点満点、リスニングを80点満点と換算しています。

リーディングの能力が重視されていますので、その点を踏まえた学習をしましょう。

第二段階選抜

入学志願者が募集人員の4倍以下だった場合は、第一段階選抜を飛ばして第二段階選抜が行われます。

第二段階選抜の科目と配点についても下記表にまとめましたので、ご確認ください。

試験 共通テスト 個別学力検査 面接 合計
教科 国語 地・公 数学 理科 英語 数学 理科 英語
配点 150 50 150 150 150 200 200 200 60 1310

第二段階選抜の共通試験の英語の試験では、リーディングを90点満点、リスニングを60点満点と換算しています。

表を見ていただければわかるように、福島県立医科大学医学部では、個別学力検査のほかにも面接試験が行われます。

面接形式は、 15分程度の個人面接です。

志望理由や自己PRのほかにも、東日本大震災についてなど、被災地ならではの質問がなされることもありますので、あらかじめ回答を考えておきましょう。

合格のボーダーラインは?

福島県立医科大学医学部の一般枠における2020年度のボーダー得点率は80%2021年度においても80%2022年度では76%でした。

いずれの年度でも、高水準の得点率が求められますので、しっかりとした対策が必要です。

福島県立医科大学医学部を目指すなら京都医塾

上述のとおり、福島県立医科大学医学部では、地域医療教育や放射線災害に関する医療教育など、特色あるカリキュラムを受講することができます。

とくに放射線災害の医療教育などは、被災地ならではのカリキュラムと言えるでしょう。

大変貴重なカリキュラムですから、受講を希望する人が後を絶ちません。

そんな福島県立医科大学医学部ですが、気がかりなのは高難易度の入学試験です。

医学部の受験では非常に高度な問題を次々と解いていく必要がありますから、十分かつ良質な学習が必要とされます。

そのため、受験生の方の中には、予備校などの専門施設で勉学に励みたいと感じている人も、多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾 です。

京都医塾は、医学部受験に特化した予備校で、これまでにもたくさんの医学部の合格者を輩出していきました。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などを紹介していきましょう。

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こちらの講師陣は誰もが、当塾が設ける厳しい審査基準をクリアした、言ってみれば受験のエキスパート集団

医学部を合格するために必要な、ありとあらゆる知見を有したスタッフです。

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ぜひ一緒に、合格という名のゴールテープを切りましょう。

必要なのは情熱!成績に関係なく入塾できます

医学部へ晴れて合格するためには、高い学力、集中力、忍耐力が求められます。

しかし、これらすべての要素を下支えするのは、受験生ご本人の持つ「情熱」ではないでしょうか。

スポーツ選手でも、科学者でも、そして医療人でも一定の成功を収めている人たちには、炎のような情熱があったはずです。

京都医塾では、そういった燃え盛る情熱を持つ受験生の方々を、惜しみなく応援しています。

たとえ今、現在の成績に自信がなくとも、私たちがあらゆるサポートをしますので、安心して入塾してください。

遠方からの入塾でも安心、専用学寮を完備

現在、当塾への入塾を希望、もしくは検討中の方の中には、遠方からお越しになるという人もおられるのではないでしょうか。

そして、遠方からの入塾となると、第一に心配になるのが生活面に関することのはずです。

住まいはどうするのか、食事はどうするのかなど、悩みは尽きません。

しかし、京都医塾に任せていただければ、生活面の心配は一切無用です。

受験生の方々には、家具完備の学寮を提供しておりますし、食事に関しては管理栄養士が監修した栄養100点、味100点の素晴らしいメニューを提供いたしております。

さらに、万が一、ホームシックなど精神的に弱ってしまったケースにおいても、専属の心理カウンセラーなどがきちんと寄り添い、お悩みを解決へと導きます。

このように、京都医塾では学習面以外のサポートも大変充実しておりますので、遠方からお越しになる場合でも心配せずお任せください。

まとめ

次代を切りひらく医療人の育成を目指している、福島県立医科大学医学部。

同医学部では、放射線災害医療など、東日本大震災における被災地ならではのプログラムも用意して、学生を指導しています。

そんな福島県立医科大学医学部には、未来を担う医療人を目指す若者たちが受験にチャレンジしています。

しかし、医学部の受験は難問を次から次へと、解いていかなければなりません。

十分な学力を有していないと、太刀打ちできないでしょう。

そのため、受験生の方の中には、合格をより手元に引き寄せるためにも、専門の学習施設で勉強を学びたいとする人も多いのではないでしょうか。

そんな人の大きな助けとなるのが、医学部受験に特化した予備校、京都医塾です。

京都医塾は、講師陣が結集して行う徹底サポートや、優れた学習カリキュラムを強みに、毎年たくさんの医学部合格者を輩出している予備校です。

私たちの支援のもと一心不乱に勉学に励んでもらえれば、医学部合格も夢ではありません。

本気で福島県立医科大学医学部に合格したい人には、医学部専門予備校の京都医塾がうってつけです。

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