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医者になるにはどの大学を選ぶべき?医師国家試験合格率が高くて入りやすい大学を紹介!

医者になるにはどの大学を選ぶべき?医師国家試験合格率が高くて入りやすい大学を紹介!

医学部に入りさえすれば、医者になれるわけではありません。

医学部に入っても、6年間の過ごし方によっては医師国家試験に合格できない人もいます。

それでは、医者になるにはどこの大学を選ぶとよいのでしょうか。

そこで今回の記事では、医者になりたいと思う人に向けた大学の選び方についてまとめました。

医学部に入るだけでは医者になれない

医者になるには、いくつもの高い壁を乗り越える必要があります。

晴れて医学部に合格できたとしても、入学した後は膨大な医学の知識や技術を身につけることが求められます

6年間、進級テストをクリアしながら最後の卒業試験に合格したら、医師国家試験の受験資格が得られます。

そして、医師国家試験に合格して、ようやく医師免許が得られるのです。

このように、医者になるには厳しい道のりであるため、途中であきらめてしまう人もいます。

医学部に入っても、医者になれるという保証はないのです。

医者になるために医師国家試験合格は必須

医師国家試験といえば、例年9割以上の高い合格率の試験であるため、簡単な試験と誤解する人もいるかもしれません。

しかし、医師国家試験は、誰でも合格できる試験ではありません。

ここでは、医師国家試験が簡単な試験ではないことについて解説していきましょう。

医師国家試験にストレート合格できない人もいる

2023年に施行された第117回医師国家試験の受験者は10,293人、合格者数は9,432人(91.7%)でした。

受験者数から合格者数を引いた861人は不合格となっており、約11%は不合格者という現実があります。

また、国家試験は現役で不合格となると、年々合格率が下がっていきます。

厚生労働省からの発表によると、現役生で90%以上の合格が、国試浪人1年目で70%、2年目では46.6%、3年目では33.3%、4年目では15%未満まで下がります

何年間も不合格が続くとモチベーションが下がり、不合格のループから抜けだすことが難しくなります。

医師国家試験に不合格のままでは、医学部卒業の学士はあっても、医者として働くことはできません。

国試合格率が高い大学を選ぶのも1つ

前述のように、医師国家試験の合格率は90%以上ですが、医師国家試験の現役合格率は大学別でみると79.2%から100%と相当なバラつきがあります。

医学部卒業後に2割強の学生が不合格となる大学もあれば、ずば抜けて高い合格率を誇る大学もあるのです。

このような差が生まれる理由としては、大学ごとに国家試験対策の仕方に違いがあるからです。

そのため、医者になりやすい大学を選ぶ際には、医師国家試験の合格率の高さを参考にするのも1つでしょう。

一方で、国試合格率の高さだけが教育内容の充実度をそのまま反映するものではないことにも注意しましょう。

大学の中には研究職に進む学生が多いところもあれば、成績が達しなければ国試が受けられないところもあり、国試合格率のデータだけでは判断できない点があります。

志望校を選ぶときには、カリキュラムや教育体制について大学ごとの傾向を見据えておくことも重要です。

医師国家試験合格率が高い大学を選ぶメリット

この項では、医師国家試験合格率が高い大学を選ぶメリットについて解説していきましょう。

まじめに取り組む雰囲気がある

医師国家試験の合格率が高い大学は、学内でまじめに学業に取り組む雰囲気があります。

寮生活が必要な大学や、チーム医療に力を入れている大学は、他の学生から良い刺激を受けながら勉強に励むことができます。

仲間同士で勉強したり質問したりできる雰囲気があり、一緒に国試合格を目指せる学習環境が整っています。

国試対策を見据えたカリキュラム

国試の合格率が高い大学には、国試を見据えたカリキュラムを行っているところも少なくありません。

とくに私立大学は国試合格率が志願者数に大きく影響するため、その傾向が強いです。

授業や臨床実習の中で、医師国家試験に関係する内容を扱うなど、スムーズに合格できるカリキュラムが設けられています。

国家試験対策が充実している

国試合格率の高さを誇る大学は、国試対策を重点的に行っています

外部の予備校講師を招いて授業を行うところもあれば、成績が振るわない生徒には補講など手厚い指導が行われるところもあります。

大学内に国試対策のノウハウがあり、具体的な勉強方法を指導してもらえるため、学生は効率良く勉強をすすめられます。

【大学別】医師国家試験合格率と偏差値

確実に医者になりたいと思うならば大学を選ぶ際、医師国家試験合格率が参考になります。

それでは、医師国家試験合格率が高い大学の偏差値はどれくらいなのでしょうか。

ここから先の項では、医師国家試験合格率上位の大学と偏差値について解説していきましょう。

国公立大学医学部

下記表は、国公立大学医学部の医師国家試験合格率の上位大学と偏差値の一覧です。

順位大学名合格率偏差値
1横浜市立大97.967.5
2東京医科歯科大96.270.0
3三重大96.265.0
4香川大95.962.5
5筑波大95.665.0
6滋賀医科大95.665.0
7琉球大95.662.5
8福島県立医科大95.562.5
9秋田大95.462.5
10福井大95.362.5

医師国家試験合格率1位の横浜市立大学や2位の東京医科歯科大学は、入試偏差値上位の大学です。

しかし、3位以降は偏差値65.0や62.5など国公立大学医学部の中では下位から中堅レベルの大学が並びます。

つまり、国公立大学医学部の中には比較的入試の難易度が低い大学であっても、医師国家試験の合格率が高い大学があるということがわかります。

私立大学医学部

下記の表は、私立大学医学部の医師国家試験合格率の上位大学と偏差値の一覧です。

順位大学名合格率偏差値
1順天堂大10070.0
2自治医科大99.267.5
3国際医療福祉大99.265.0
4東北医科薬科大98.965.0
5産業医科大9867.5
6兵庫医科大97.462.5
7日本医科大96.770.0
8愛知医科大96.762.5
9慶應義塾大96.672.5
10藤田医科大96.665.0

医師国家試験合格率の上位10位までの大学の中には、偏差値72.5や70と難易度が高い大学もあれば、偏差値65や62.5の中堅から低めの難易度の大学もあります。

国公立大学医学部と同じように、私立大学医学部の中にも医師国家試験合格率が高い大学の中には、比較的入りやすい大学があるといえます。

医師国家試験合格率が高いおすすめの大学

合格率が高い大学が必ずしも偏差値が高いわけではなく、中には比較的偏差値が低い大学もあります。

この項では、そういった中からおすすめの大学をいくつか紹介していきましょう。

三重大学

三重大学は、三重県内でただ1つの医学部です。

入試の偏差値は65.0と国公立大学医学部の中では中堅クラスですが、国家試験合格率は3位と高い水準に位置しています。

同大学は例年、医師国家試験合格率の高さは、学内外からも高く評価されています。

自主性を重んじる校風の中、学生同士が切磋琢磨しながら医師国家試験までモチベーション高く学べる環境が整っています。

香川大学

香川大学医学部は、香川県で唯一の医学部です。

前期試験の偏差値は国公立大学医学部の中ではやや低めの偏差値でありながら、国試合格率で4位と上位に位置しています。

医学部のカリキュラムでは講義や実習が少人数制の授業で行われており、知識をじっくり身につけられる充実した教育体制です。

また、学内には講義内容の動画視聴ができるシステムがあり、試験前の復習で役立つなど良質な学習環境が設けられています。

国際医療福祉大学

国際医療福祉大学医学部のキャンパスは、千葉県に所在します。

入試の偏差値は65.0と私立大学医学部の中では中堅ですが、国家試験合格率は99.2%と非常に高くなっています。

2017年に設立された新しい医学部で、1期生が初めて国家試験を受けた年度においても99.2%の合格率をたたき出しています。

国試対策にはさまざまな教員が総括講義や補講を行い、成績下位の学生には相談教員がつくなど丁寧な指導が行われています。

兵庫医科大学

兵庫医科大学は、兵庫県に位置します。

入試の偏差値は62.5と私立大学医学部の中では低めですが、国家試験合格率は97.4%と上位にランクインしています。

同大学のカリキュラムは、他大学に比べて少し進みが早く、5、6年生になった際に医師国家試験対策に早く取り組めるようになっています。

国試対策では、学生への勉強方法のアドバイスや個別指導などの学習支援が行われており、学内のサポートが充実しています。

本気で医者になりたい人には京都医塾

医学部にさえ入れば、簡単に医者になれるわけではありません。

医者になるためには、医師国家試験に合格が不可欠です。

医師国家試験といえば毎年合格率が高い試験ですが、大学によって合格率に差があります。

医者になりやすい大学を探している受験生は、医師国家試験の高さを参考にするのも1つです。

しかし、医師国家試験合格率の高さを調べるのも大切ですが、まずは医学部に突破しなくては医者になる一歩を踏み出すことができません。

このことから、受験生の方の中には医学部に特化した予備校を利用して、着実に医者になる夢を実現したいと感じている人もいるのではないでしょうか。

そんな方にとって大きな頼りになるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、最短で医学部合格を可能にするオリジナルメソッドを強みに、高い合格実績を打ち出している予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容について紹介していきましょう。

医学部への高い合格実績

予備校を利用する受験生の重要な指標となるのが、合格実績です。

医学部にどれだけの合格者を輩出しているのかが、気になるのは当然でしょう。

京都医塾では、合格実績においても毎年誇れる数字を残しています。

2023年度においても当塾では、一次試験の合格率70%二次試験では60%と高い実績を達成しています。

生徒一人ひとりのための特製カリキュラム

前述の高い合格実績の根拠の1つに、当塾オリジナルの特製カリキュラムがあります。

京都医塾のカリキュラムは、たった1人の生徒のためだけに作成されるオーダーメイドカリキュラムです。

生徒それぞれに見合った専用のカリキュラムなので、最適な学習計画のもと医学部合格に必要な学力を効率良く身につけられるのです。

女子生徒への手厚いサポート

京都医塾は学習指導だけではなく、女性の受験生へのサポートも充実しています。

女性の生徒の方には、担任とは別に同性のスタッフ2名がサポートにあたっています。

悩みによっては異性に話しづらいこともありますが、同性であれば相談しやすくなります。

いつでも気軽に相談しやすい環境も整備されているため、余計な悩みをため込むことなく受験勉強に集中できます。

まとめ

医師国家試験は例年9割以上の合格率ですが、現役で不合格となると年々合格が難しくなる傾向があります。

医師国家試験が不合格のままでは、せっかく医学部に入っても医者として仕事をすることはできないのです。

また、医師国家試験の合格率は大学によって差があります。

そのため、確実に医者になりたいという受験生は、医師国家試験の合格率の高さを参考に大学を選ぶのも1つです。

とはいえ、医者になるためのはじめのステップとして、医学部合格は避けることができません。

医学部は偏差値が低い大学といっても、ずば抜けて難関です。

このことからも、受験生の中には医学部合格に必要な学力を身につけられる予備校をお探しの方もいるのではないでしょうか。

そういった方におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、医学部に特化した指導とオーダーメイドカリキュラムを武器に、毎年多くの受験生を医学部合格へと押し上げている予備校です。

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