医学部の入試を突破するには人並み外れた高い学力が必要です。
共通テストや一般選抜など、どんな試験でも高得点を取らなければ医学部の狭き門をくぐることはできません。
そのため、多くの受験生が中学生や高校1年生など早い段階から受験勉強を開始するのが実情です。
とはいえ、高2から医学部の勉強に本腰を入れようと考える人も少なからずいます。
そして「高2からの受験勉強では遅すぎるのでは?」といった不安を抱く人も多いでしょう。
しかしながら、勉強の仕方やスケジュール管理を徹底すれば、高2スタートでも合格に必要な学力を十分蓄積することができます。
今回の記事では、医学部を高2から志す方々に向けて、効果的な学習方法やスケジュール管理のテクニックを紹介します 。
目次
医学部受験は高2からの学習がデッドライン

先ほど、高2から受験勉強をスタートさせても「問題ない」とお伝えしましたが、「問題ない」ケースというのは、勉強法やスケジュール管理を徹底した場合に限ります。
一般的な学校の勉強ペースや医学部受験の難易度を知らないまま受験してしまうと、合格が難しくなります。
医学部合格のために必要な偏差値は、概ね偏差値65以上だと言われています。
医学部志望者の間では、高校3年間で合計5,000時間以上の勉強が必要だとも言われています。
高2から本格的に勉強を始める場合、残り2年間でその大半を消化しなければならず、単純計算で1年あたり2,500時間以上の学習時間が必要になる計算です。
今この時点が文字通りデッドラインだと肝に銘じ、学習に励みましょう。
高2から医学部を目指すなら勉強の管理を徹底する
ここからはいよいよ具体的な勉強管理のポイントについてお伝えします。
高2から受験勉強を始める場合、最低でも高2の終了時点までには共通テストをそつなくこなせるレベルに到達しておきたいところです。
8割程度の正答率を実現できていれば、受験生全体のトップ集団に入れる可能性が高まり、高2からの学習でも医学部合格をグッと手元に引き寄せられます。
ただし、この目標を達成するには相応の学習量を確保する努力が必要です。
最低でも1週間に30時間、1日5時間くらいの勉強時間は確保しましょう。
1日5時間というと多すぎるようにも聞こえますが、難関学部である医学部を突破するためには、学校の定期テスト対策程度の勉強時間では到底不足してしまいます。
平日に5時間確保するのが難しい場合は、休日にまとめて勉強し、週30時間を目標にしましょう。
例えば平日は3時間、休日は8時間以上勉強するペースにすれば、合計で週30時間以上の勉強時間を確保できます。
勉強を開始した直後は毎日の自習が苦痛に感じられるかもしれませんが、継続していくうちに少しずつ慣れていきます。
日々の学習をルーティン化し、徐々にでも自習の習慣を身につけていってください。
また、勉強に取り掛かる教科の順序ですが、英語と数学の学習を最初にスタートさせるのがおすすめです。
どちらも中学時代からの積み上げ式の教科であり、学力の向上までに時間がかかる傾向があるからです。
さらに、高1の頃から得意としている教科がある場合は、それを得点源にすべくできるだけ伸ばしていくとよいでしょう。
得点源となる教科がひとつでもあれば、試験本番において安心感が生まれますし、何より自分の自信にもなります。
加えて、模試や過去問などを活用して自身の弱点を早期に洗い出し、計画的に克服しておくことも重要です。
弱点補強を高2のうちに進めておけば、高3以降の学習効率が上がり、高2からのスタートでも医学部合格をさらに手繰り寄せられるでしょう。
医学部合格を高2から目指すならスケジュール管理も見直そう

高校生は浪人生とは違い、学校行事や部活動、生徒会・委員会活動など、勉強以外にも様々なことに取り組む必要があります。
とくに高2からは部活動でレギュラーを任されたり、学校行事でも重要な役職を担当したりと、充実しつつも忙しい日々が待っています。
そんな高校2年生ですが、高2から医学部受験を目指すのであれば、一般的な高校生と同じスケジュールで過ごしていては学習時間が足りず、合格圏に届かない危険性があります。
したがって、高2から医学部合格を勝ち取るためには、生活スケジュールの管理も徹底的に見直していくことが大切です。
たとえば、自習にどれだけの時間を割けるかを「見える化」する作業は必須と言えます。
1日のうち約5時間の勉強時間を捻出するためには、まずこれまでの自身の生活スケジュールを洗い出してみましょう。
そして、無駄な時間をどんどん削っていき、計画的かつ効率的な自習時間を確保していかなければいけません。
この「無駄な時間」とは、スマ-トフォンをいじっている時間やゲームに興じている時間などが代表格です。
適度な息抜きとして利用する分には問題ありませんが、長時間を浪費してしまうリスクが高い点には十分注意しましょう。
上記のように無駄な時間を排除し、スケジュールを見直して自習時間を「見える化」できれば、自分に残された可処分時間がはっきりとします。
学習時間がまだ不足する場合は、部活動の調整や委員会の役割を見直し、時間を確保しましょう。
高2から医学部受験で合格するためのポイント
効率的な学習計画の立て方
高2から医学部合格を目指すうえで、限られた時間を最大限に活かすためには効率的な学習計画が不可欠です。
まず、志望校の入試日から逆算して大まかな勉強スケジュールを立てましょう。
各科目について、「高3の夏までに基礎を終える」「○月までに過去問演習を開始する」などの長期目標を設定します。
その上で、月単位・週単位の細かな計画に落とし込み、各期間で達成すべき内容を明確にしておきましょう。
特に夏休みや冬休みなどの長期休暇は、普段できない弱点補強や先取り学習に充てるチャンスです。
有効活用して一気に学習を進め、学力を底上げしましょう。
日々の勉強を継続する工夫
医学部合格への道のりは長丁場です。
毎日の勉強を習慣化し、継続して取り組むための工夫も欠かせません。
自分の1日の時間割に自習時間を組み込み、可能な限り毎日同じ時間帯に勉強するよう心がけて生活リズムを整えましょう。
また、勉強中はスマ-トフォンの電源を切る・別室に置くといった環境づくりを行い、集中できる状態を作ります。
長時間勉強する際には、1時間おきに5~10分程度の小休憩を挟んでメリハリをつけることも効果的です。
短い休憩で気分をリフレッシュしつつ集中力を維持することで、長期間の受験勉強でもバテずに走り切ることができます。
モチベーションを保つ方法
医学部受験の勉強期間が長くなる中で、誰しもモチベーションが低下してしまう瞬間があるものです。
模試の結果が振るわなかったり、友人と成績を比較して劣等感にさいなまれたりと、モチベーション低下の原因は様々でしょう。
しかし、そのような状態が長引いてしまうと学力向上は望めず、ひいては受験失敗にも直結しかねません。
そうならないように、モチベーションが落ちたときに立て直す方法をいくつか用意しておくことが大切です。
一時的に気持ちが落ち込んでも、何らかの手立てで早めに回復できれば、その後も勉強を継続しやすくなり、受験シーズンを乗り切る大きな助けとなります。
おすすめの対処法は、医学部受験に合格した先輩たちの「合格体験記」を読むことです。
合格体験記はその名のとおり、医学部受験を突破した人々の体験談です。
挫けそうになったときの乗り越え方や、気持ちを切り替えるコツなどが書いてあり、モチベーションアップのヒントが豊富に詰まっています。
さらに、合格者たちの具体的な勉強法や工夫を知ることで、自分では思いつかなかった新たな学習方法を発見できる可能性もあります。
先人の知恵を積極的に取り入れることで、気持ちを切らさず効率よく学習を進めることができるでしょう。
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また、講師が校舎に常駐しているため、質問や相談にいつでも迅速に対応できる万全の体制を整えています。
徹底分析で作る個別カリキュラム
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科目別のレベル分けクラスを用意し、得意科目は最上位クラス、苦手科目は基礎クラスといったように、生徒ごとの理解度に応じた組み合わせで受講できます。
さらに1対1の個人授業も組み合わせることで、各自の弱点を徹底的に補強します。
作成したカリキュラムは、担任による週1回のカウンセリングや講師チームでの進捗共有に基づき、必要に応じて柔軟に変更し、常に効率の良い学習を維持します。
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遠方での入試では、講師が現地まで同行し、試験開始前まで寄り添って万全のコンディション作りをサポートします。
まとめ

今回の記事では、高校2年生からでも、医学部合格に必要な学力を十分に身につけられることを解説しました。
合格に求められる偏差値や学習時間の目安を踏まえ、効率的な学習計画の立て方、日々の勉強習慣の作り方、モチベーション維持のポイントまで、高2からの逆転合格に向けた具体的な戦略を紹介しています。
それでも、「今から始めて間に合うのか」「一人で最後までやりきれるのか」と不安を感じる人もいるでしょう。
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