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私の医学部受験記 vol.6

私の医学部受験記 vol.6

 

「みんなどうやって受験勉強しているんだろう」

「医学部に合格する人って、やっぱり特別なスケジュールで動いているのかな?」

…など受験に関するお悩みはありませんか?

そこで、受験生のリアルをお伝えするため、現役医学部生に自分の受験生活を振り返ってもらい、

”私と医学部受験について”の受験記を連載していきます!

連載6回目の今回は、京都医塾現役生科で生物科の非常勤講師として活躍する、

安野佑樹さん(大阪医科薬科大学医学部3回生)の受験記です。

安野さんは、京都医塾の卒業生でもあります。京都医塾で医学部合格を果たした勉強法とは!?

人々の健康を守ることに貢献したい

______なぜ「医学部」を目指したのでしょうか。

人々の健康を守ることに貢献したいと考えたからです。

健康とは、何をするにおいてもなくてはならないものであり、重要な基盤です。些細な健康上の問題ですら、とてもストレスになります。たとえば、なんとなく皮膚が痒いという、大したことがないと思えるようなことも、集中力が低下したり、ストレスが溜まったり、なかなか気づきにくいデメリットが隠れています。

そういった根本的なところから人々の生活を改善・サポート・予防することができるのが医者であり、一つの魅力だと思います。

もちろん、がんなどの大病を治療して患者さんの命を救うというのも大きな魅力です。」

塾で誰よりも長い時間勉強する!自習時間は45分ごとにスケジュールリング!

______一日のスケジュールを教えてください。

「朝は7時半ごろに起床し、8時過ぎに塾に登校しました。そこからは22時過ぎまで塾で過ごしました。1日4コマ〜5コマの授業を受け、残りの塾にいる時間は食事や自習です。自習時間は45分ごとに何を勉強するかをスケジューリングしました。短い時間で勉強内容を変えることで、気分転換になりましたし、集中力を維持することができました。

受験本番が近づいてきたときは、朝6時に起床し、7時過ぎに塾に登校し23時前まで塾で過ごしました。僕は家では勉強に集中できないタイプだったので、塾で誰よりも長い時間勉強することを目標にしました。

______ハードな毎日を過ごすため、気を付けていた生活習慣はありますか。

最低限の睡眠時間を確保することです。僕がロングスリーパーであるという理由が大きいですが、睡眠時間を削ると明らかに集中力が低下し、暗記力が低下したり、ミスが増えたり、とにかくいいことがないです。しかも、日中の眠気に抗うのはかなり大変です。受験勉強は長期戦なので、勉強し続けることのできる健康状態をキープする必要があります。程度にもよりますが、カフェインに依存して体に鞭を打って1年を過ごすのは、合格後にもマイナスの影響が出ると思います。現実的な計画やスケジュールを立てて、その中で最高の努力をするのを目標にしました。

自分みたいになるな!!受験においての失敗談

______密度の濃い受験生活を送られていたと思います。なにか後輩に伝えたい失敗談はありますか?

「もし、受験に失敗してこれから浪人することが決まったり、さらにもう一年浪人することが決まって落ち込んでいる人がいれば、できるだけ早く立ち直って欲しいなと思います。

 僕は二浪目で合格しましたが、一浪目の受験でどこにも二次合格できなかったことでとても落ち込んで、確か二浪目の夏くらいまで引きずってなかなか勉強が手につきませんでした。あれだけ勉強したのに合格できなかった、ということがトラウマになりました。
 僕は夏頃のとある些細なことで奮起して、ある程度気持ちを切り替えることができましたが、それまではかなり時間を無駄にしてしまっていたと思います。

 「試験には失敗したが、自分はできる限りの努力をしたから仕方がない。今年もできる限りの努力をして、来年こそは合格する。」という、自分を正当化することでなんとか気持ちを切り替えました。」

______オススメの勉強法をおしえてください。

「よく言われていることではありますが、苦手なところを潰す勉強をしてほしいと思います。どうしても自分の得意な科目や単元を中心に勉強してしまいがちになりますが、得点源になりうる大きなポテンシャルを持っているのは、今の自分が苦手意識を持っている領域だと思います。とはいえ、必ずしもその苦手を克服できるわけでもないというのが現実ではあります。僕は数学が極端に苦手で、かなり勉強時間を割いたつもりでしたが、医学部受験生らしい偏差値を取ることは最後までできませんでした。ただ、数学に時間を割いてなかった場合、もっととんでもない成績になって足を引っ張っていたと思います。

 なかなか成績が伸びなくても、自分に何らかのプラスになっていると信じて苦手分野に取り組んでみてほしいです。

志望校のパンフレットを読んで、充実したキャンパスライフを送る自分を想像しよう!

______最後に、受験生へメッセージをお願いします!

「医学部受験の壁は高く、苦労されている方も多いとは思いますが、大学に入学してからは充実したキャンパスライフを送ることができます。バイトをしたり、好きな部活に打ち込んだり、勉強以外にもたくさん楽しいことが待っています。

自分が第一志望とする大学のパンフレットを読むことで、入学後の自分を想像し、自分を奮い立たせてください。
もしくは、自分が医師として働いているところを想像してもいいと思います。

勉強する目的を常に明確にして意識すると、自分を見失わずに勉強し続けられると思います。頑張ってください!」

おわりに

 塾で誰よりも長い時間勉強する!を目標に努力を続け、医学部合格を掴んだ安野さんの受験記でした。もちろん、ただ長時間勉強すればいいというわけではなく、集中力を切らさない工夫として自習時間を45分ごとに区切り、計画的に学習したことが成績アップにつながったようですね。

 安野さんも京都医塾でのアルバイト、学業に部活と充実したキャンパスライフを送っておられます。
 みなさんも志望校のパンフレットを読んで、充実したキャンパスライフを送る自分を想像してみましょう!
 この記事を読んで、さぁもうひと踏ん張り!みなさんの健闘をお祈りしています!

次回もお楽しみに!

※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。

投稿者:矢野 佑佳

  • 役職
    サポートスタッフ
  • 講師歴・勤務歴
    10年
  • 特技・資格
    JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格、上級心理カウンセラー資格
  • 趣味
    食べ歩き・映画鑑賞
  • 出身地
    愛媛県
  • お勧めの本
    ちはやふる

受験生への一言
「人生で一番がんばった!」と言えるような時間を京都医塾で過ごしてください。そのサポートをできることが本当にうれしいです。