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私の医学部受験記 vol.5

私の医学部受験記 vol.5

 

「みんなどうやって受験勉強しているんだろう」

「医学部に合格する人って、やっぱり特別なスケジュールで動いているのかな?」

…など受験に関するお悩みはありませんか?

そこで、受験生のリアルをお伝えするため、現役医学部生に自分の受験生活を振り返ってもらい、

”私と医学部受験について”の受験記を連載していきます!

連載5回目の今回は、京都医塾現役生科で英語科の非常勤講師として活躍する、

伊藤瑠里さん(京都大学医学部医学科3回生)の受験記です。

医学部に入学してから、“理想の医師像”について考えた

______なぜ「医学部」を目指したのでしょうか。

「医学部を目指したきっかけは、母に医学部を勧められたことです。「勉強をしてできるようになることが増えること」に喜びを感じたので、受験勉強を頑張ることができました。

医学部入学後に、自分がどのような医師になりたいかを考えるようになりました。まだまだ模索中ではありますが、最近は、医師として患者さんを治療しようと思ったとき、表面に現れた症状だけを見てその症状を一時的に抑えるだけでは根本的な解決には繋がらないため、症状のさらに奥にある原因を見つけアプローチできる医師になりたいと考えています。」

受験期間はスマートフォンとうまく付き合う!『勉強時間記録アプリ』『ロックアプリ』の活用

______一日のスケジュールを教えてください。

「朝はだいたい6時半くらいに起きて、学校に行きました。学校と家が近かったため、学校が終わるとすぐに帰ることができ、勉強時間をしっかり確保することができて、平日は5時間くらい勉強していました。睡眠時間は基本的に6時間と決めていましたが、模試の日や疲れた日には少し多めに寝るようにして調節していました。勉強していて眠気を感じたときは、15分くらいの仮眠をこまめに取っていました。」

______ハードな毎日を過ごすため、気を付けていた生活習慣はありますか。

スマートフォンとの付き合い方です。高校1年生、2年生のときから1日3時間は勉強するようにしていましたが、最初はうまく習慣付けることができず、勉強せずにダラダラしてしまうことがありました。しかし、合格のためにはそんなことをしていてはダメだと気付き、そこで利用したのが、勉強時間記録アプリです。モチベーションの維持に繋がるだけでなく、どの科目の勉強時間が少ないのかを正確に数値で確認することができて、バランスよく学習を進められました。また、スマートフォンのロックアプリも利用していて、強制的に使えなくしたこともあります。

自分みたいになるな!!受験においての失敗談

______密度の濃い受験生活を送られていたと思います。なにか後輩に伝えたい失敗談はありますか?

模試で達成「しなくてはならない」目標を決めたことです。私は、秋の京大オープンでこの判定以上取れなかったら受験するのを諦めることにするというラインを決めていました。しかし、それを意識しすぎるあまり自分を必要以上に追い詰めてしまって、試験を受けているときに焦ってしまって全く集中できず、結局自分の実力を発揮することができませんでした。追い込んだ方がいいという方もいるでしょうし、1人1人の性格によるものではありますが、プレッシャーを感じすぎてしまう目標は立てない方がよかったと思います。

______オススメの勉強法をおしえてください。

「勉強法ではないかもしれませんが、受験勉強において最も重要なことは、自分に必要な学習をすることです。医学部の受験では、どの科目とも高い得点率を必要とします。1つの科目だけ突出してできることで合格できるというわけではありません。したがって、苦手なものを少なくしていくという方向性の勉強をしていかなくてはなりません。自分の実力を分析し、足りない力を補っていくことが重要だと思います。模試の結果から弱点を見つけ、自分に合った参考書を使って勉強することで、効率よく点数を上げられると思います。なにをすればいいのか自分では分からなかったら、指導してもらっている先生に聞くといいと思います。

受験をくぐり抜けて同じ場所に立つ友人はかけがえのない存在

______最後に、受験生へメッセージをお願いします!

「医学部に入ってからは、おそらく受験生の皆さんが想像しているより多くの勉強をしなければならなくなると思います。次々とやってくる試験や常に勉強をしていないといけないことに、大変だと思うこともあるでしょう。しかし、受験をくぐり抜けて同じ場所に立つ友人はかけがえのない存在になるでしょうし、大学生活を通して得られるさまざまな体験や自分と異なる考え方は、医師として働いてたくさんの患者さんと関わり信頼関係を築いていく際の土壌となると思います。ぜひ、楽しく実りのある大学生活のために頑張ってください!」

おわりに

“どんな医師になりたいか”を医学部入学後に考え始めた伊藤さんの受験記でした。

『スマートフォンとうまく付き合う』ことは受験生の大きなテーマですね。ついついスマホを見てしまって勉強に集中できなくなってしまうというマイナスな面ばかりに目が行きがちですが、伊藤さんのように便利なアプリを活用したり、ルールを決めて使用できれば、スマホも受験勉強の強い味方になってくれるんですね!是非参考にしてください!みなさんの健闘をお祈りしています。

次回もお楽しみに!

※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。

投稿者:矢野 佑佳

  • 役職
    サポートスタッフ
  • 講師歴・勤務歴
    10年
  • 特技・資格
    JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格、上級心理カウンセラー資格
  • 趣味
    食べ歩き・映画鑑賞
  • 出身地
    愛媛県
  • お勧めの本
    ちはやふる

受験生への一言
「人生で一番がんばった!」と言えるような時間を京都医塾で過ごしてください。そのサポートをできることが本当にうれしいです。