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現役生の方へ ~夏休み後半の過ごし方~

現役生の方へ ~夏休み後半の過ごし方~

 皆さん、こんにちは。本日は円町校の江島が、「夏休み後半の過ごし方」というタイトルで現役生の方にお届けしようと思います。政治用語も日本史用語も今日は出てきませんよ。

 さて、我々京都医塾の基準で申しますと、夏期講習も「第4週」に突入しました。「受験の天王山」と称される夏休みですが、そろそろ五合目に差し掛かろうとしております。そろそろ疲れも出てくるころじゃないかと思いますが…まだまだ余裕という人はとても立派ですね。そんなみなさんの「登山のサポート」を少しでもさせていただけたらと思っております。

夏の計画は順調ですか?

 きっと受験学年の生徒さんなら、夏休みに突入する前に「夏の予定および目標」を細かく立てているでしょう(万が一もしまだ立てていないという状況なのであればこの記事を読み終えた瞬間に動き出してください)。その予定および目標が「どれくらい達成できているのか」を必ずこのタイミングで振り返ってください。その目的は大きく分けて2つ。「立てた計画が適切なものかどうか」と「自身の現在地」を再確認するためです。 

 まず前者について、「分量」と「科目バランス」には殊更注意を向けてください。計画は作ってなんぼじゃなく、「回せてなんぼ」です。もし上手くいっていない生徒さんは、ご自身の「今抱えられる容量の95%」を目指して作り替えることがあってもいいと思います。

 「科目バランス」については、私立入試の方は、問答無用で受験に使うすべての教科を網羅できるはずです。国公立入試の方は、「どの科目を学習するのか」を曜日ごとに決めてしまいましょう。1日で全科目をやりきることは不可能ではないかもしれませんが、かえって学習効率を落としかねないので、科目を絞ることがポイントです。その方が精神的にも肉体的にも元気に勉強できると思います。学校の補習があるのであればその時間も含めて「1日10~12時間」を目指してください。

 続いて「自分の現在地」についてですが、夏休みスタートからここまで順調に進むことが出来ていれば、スタート時よりも確実に学力は成長しているはずです。最初に立てた計画、とくに勉強内容の面について、今の自分に本当に適したものなのか、今一度確認してあげてください。この作業をせずに、ここまでのメニューを考えなしにただひたすらに続けると、「伸び悩み」を引き起こすかもしれません。

夏はまだまだ基礎体力を身につける時期

 「夏に入ったら問題解かなきゃ」って焦りすぎてしまう生徒さんが多くいますが、夏休みにすべきことは、間違いなく「基礎体力の最終チェック」なんです!9月以降に迎える入試問題演習で、きっちり一定のペースで走りぬくための力は、今このタイミングでしか磨けないんです。問題を解く時間を多めにとっている生徒さんこそ、「磨けていない自分」と向き合って、ブラッシュアップする時間を大事にしてください。この時期を大事にした現役生が、12月くらいから試験本番にかけて急成長を遂げる姿を何度も見てきました。

怖くても前に進もう

 夏は共通テスト模試や記述模試だけでなく、志望校別模試もあるため、どうしても「模試結果」に一喜一憂してしまいがちになると思います。先が予測できない現役生はとりわけ、テンションの浮き沈みが激しくなってしまうものです。まずは模試結果が芳しくなかったとき、「今の自分じゃダメだって言われてる」と考えるのではなく「これからまだまだ成長できる機会がある」ととらえてください。へこんでしまうこともあると思いますが、その分、次の日は2倍の力で起き上がってくるようにしてみましょう。そこで踏み出した一歩で必ず何か変わります。

最後に

 全体的な心構えみたいなものを中心に書かせていただきましたが、皆さんの夏休みが実り多きものとなりますようにと心から願っております。各科目についての具体的な学習アドバイスについては、この記事より前に、とても素晴らしいものが挙げられていますので、是非そちらをご覧ください。

 本日のところは以上にしておきます。お疲れ様でした。

投稿者:江島 祥人

  • 役職
    英語科主任/英語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    7年
  • 出身大学
    大阪市立大学経済学部
  • 特技・資格
    特に目立ったものはないです
  • 趣味
    音楽鑑賞
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    武器としての決断思考

受験生への一言
初めて出会う事柄に対して、出来る限り「考えて」みてください。自分の価値観と照らし合わせてみて、ああだこうだと「腑に落ちる」まで考えてはじめてそれが知識となり、皆さんの力となります。