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東京慈恵会医科大学 医学部 面接と小論文の二次試験対策【2024年】

医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、東京慈恵医科大学2次試験について、ご紹介します。

東京慈恵医科大学医学部の小論文について

  • 制限字数:1200~2400字
  • 制限時間:60~90分
  • 形式 : 課題文型小論文
  • 配点:段階評価方式

東京慈恵医科大学の小論文は課題文型です。課題文を読み、自分で記述のテーマを設定、そこから1200~2400字の記述を行います。

他の大学と比べ、字数が非常に多いのが特徴です。この形式に対応するためには、事前に基礎的な医療用語の知識や医療の現状を頭に入れておくことが必須です。

また余裕があれば新聞記事や日々のニュースから時事ネタの知識を収集し、教養を深めておくことも大切です(受験生にそんな時間はないという声が聞こえてきそうですが、京都医塾の生徒は皆、毎週発行される『社説集』に目を通し、時事問題に日々触れているので、大丈夫ですね)。

難易度が高い分、準備をしっかり行ってから試験に挑むことで、他の受験生と差をつけることが出来るはずです。そのことを念頭に、小論文試験に備えましょう。

東京慈恵医科大学医学部の面接について

  • 面接時間:7分×6回
  • 形式 :MMI形式(受験生:1人 面接官:1人)

<そもそもMMIとは?>

 マルチプル・ミニ・インタビューという、複数の課題を用いた面接試験を言います。多くは提示されたシチュエーションに対して、自分がどう対処するかを問われます。 困難な状況下での行動や過去の具体的行動事例を通じて、アドミッション・ポリシーで求める人物であるかが評価されます。

参考:アドミッションポリシー
求める学生像
カリキュラムポリシーに則った教育課程を通して、ディプロマポリシーに示す資質と能力を卒業時までに獲得できる学生として、次のような力を日々の多様な学習と経験の中から、主体的に身に付けてきた人の入学を求めます。
自らを省察して、多様な人の情緒を察する想像力
文化や個性の違いを超えて対話し、協調し合う力
汎用的な数理・論理的思考力・表現力、問題解決能力
倫理性を希求して判断する力

入学までの学習で身に付けておいてほしいこと
 高等学校段階までの学習内容は、医学を学ぶ基盤となるだけでなく、人類の社会・文化・文明についての幅広い素養としてとても大切です。学力検査を実施する教科においては特に、抽象化して考え抜いたことを論理的に表現する力、自然科学の考え方を用いて新たな問題に主体的に取り組んで解決する力、英語を使って他者を理解し自らの考えを伝える力を磨いておいてください。
入学者選抜の基本方針と方法
 本学科の入学者選抜では、「求める学生像」および「入学までの学習で身に付けておいてほしいこと」を踏まえて、入学志願者に求める力を、高等学校教育の内容・水準に配慮しながら学力の3要素※の観点より多面的・総合的に評価します。
学力検査(一次試験):理科・数学において、数理・論理的思考力、問題解決能力に加えて主体的姿勢を評価し、英語において、異文化理解および英語でのコミュニケーション能力の一部を評価します。(学力の3要素の主に (1)、(2))
面接・小論文(二次試験):他者を理解し自らの考えを論理的に伝える力、自己を省察する力、さらに、知識を基に状況を理解してどのような行動が適切かを判断する力を評価します。(学力の3要素の主に(2)、(3))
調査書等評価(二次試験):「求める学生像」に照らして、調査書等のこれまでの学業履歴がわかる書類を評価します。(学力の3要素の主に(3))
※学力の3要素: (1)知識・技能、(2) 思考力・判断力・表現力等、(3) 主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度

過去の質問例

  • 絵画(豪華な装飾が施された室内に大人の女性が座っていて、その膝の上に女の子が乗っている。その2人横には花束を持った男性が立っていて、その両側に花束を欲しがる男女の子供がいる)を見て、絵画の内容や解釈を答える
  • 介護施設の入居者の身体にあざがあり、虐待の疑いがある。その時の対処方法がA~Eまで書いてあり、不適切な順番に並べる。また、そのように並べた理由を述べる。
  • 家族と旅行に行った際、患者さんの様態が急変した場合どうするか
  • プラスチックごみに関する記事を読んで、質問に答える
  • 4コマ漫画の最後のコマの内容を考え、その理由を答える
  • 用意されたホワイトボードに、試験官の指示に従って図を書く
  • 本学志望理由
  • 併願校

 MMI形式ではありますが、志望理由や併願校など、オーソドックスな質問を聞かれることもあります。一般的によく聞かれる質問に対しての返答は必ず一通り考えてから2次試験に挑みましょう。

おわりに

小論文は課題文型かつ、他大学と比べて特殊な出題形式ですが、知識を軸に意見を展開できるよう準備しておけば、対応できるはずです。しっかりと準備しましょう。


面接はMMI形式ですから、多様な質問が考えられます。出来れば、学校や塾の先生のような、「面接」を知っている人物と練習を重ねておきたいところです。 医学部専門予備校京都医塾では、90分間の二次試験対策を無償で受けることも可能です。どうぞご活用ください!ご連絡お待ちしております。