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共通テスト英語リスニング対策2つのポイント

共通テスト英語リスニング対策2つのポイント

京都医塾英語科の江島です。

前回は共通テスト英語リーディング対策3つのポイントについてお話しました。

読んでいない方は先に記事を読んでください。

本日のテーマは

【大学共通テスト 英語リスニング】について。

センター試験時代と大きく違う点は2点あります。

それは、

①満点が100点となったこと(センター試験時代は50点満点)

②問題数は変わっていないが、語彙数および処理すべき事柄が増えたこと

でしょう。

満点が100点となり、リーディングとの比率は等しくなったことから相対的に重要度が増したと言えると思います。

そして何といっても「語彙数および処理すべき事柄」が増えたことが、受験生を悩ませる最大のポイントではないでしょうか。さらに、共通テストは後半の問題では「1度しか」音声を聞くことが出来ず、これはやっかいですね。難易度が急激に上がったと感じるのも無理はないと思います。

そこで、リーディング回みたいに、、、

「共通テスト対策に欠かせない2つのポイント」

についてお話ししようと思います。リスニング能力を向上させることは、英文読解にも多大なる恩恵を与えてくれるので、今回も是非見ていってください。

本題に入る前に、大学共通テスト 英語リスニング問題の出題形式を簡単にまとめておきましょう。

少なくとも、昨年度の共通テストはこのような出題形式でした。やはり第3問以降、特に第5問と第6問は苦戦を強いられそうです。

「共通テスト対策に欠かせない2つのポイント」

①英語を聞き取る耳をつくる!

私の経験上、英語音声の「理想と現実のギャップ」に気づいていない生徒さんが多くいます。

例えば、単語レベルではきっちり発音される(理想)のに、英文に組み込まれると「聞こえない」音(現実)は意外にたくさんあるのです。

聞こえなくて当然です!「発音していない」ですから!!

このような理想と現実のギャップにいち早く気づくためには、音声を聞く習慣を身につけて、リスニング耳をつくるしかありません。耳が出来上がってない状態で、焦って過去問や模試を解いたところで、ほとんど意味がないということは断言できます。まずは耳のトレーニングから始めてください。お手元にある音声付の長文であれば何でも構いません(できれば最初は短めのものを選ぶのがよいでしょう)。

  1. 英文を見ながら10回聞く。
  2. 英文を見ながら音声を追いかけて10回声に出して読む
  3. 英文を見ずに音声を追いかけて10回声に出して読む

というメニューを、集中して取り組んでください。長文が長すぎても、時間をかけすぎても心が折れてしまう恐れがあるので、このくらいがいいと思います。その代わり、毎日取り組んでください!リーディング同様、英語に触れたときの、ぎこちなさをどれだけ取り除けるかです。

②問題の先読みを必ずする!

これは、実際に問題を解く段階になったときに最も大事な要素です。リスニング音声って大問の説明なども含まれているため、実際「聞く必要のない音声」って意外にあるんですね。その時間を「設問・選択肢読み」にしっかり充てること。この作業の有無で、試験中の環境は劇的に変わると思います。試しに一度、先読みをせずに問題を解いてみてください。まあ大変なことになるので)笑

目をつけておくべき語は、「目立つ名詞」と「数字」の2つ!また、選択肢中に「被っている情報」があれば、それは「飛ばして読んでもいい」ということも覚えておいてください。処理しなくてもいい情報は頭に入れないということも、試験中に余計な負荷をかけないためにも大切です。

まとめ

共通テスト対策としてリーディングとリスニングの2本にわたってお送りいたしましたが、実は一貫して私が最も大切にしたことは、、「英語の得意・不得意関係なく誰でも取り組める」ということにあります。何としても受験に成功したい、その気持ちの強さがあれば絶対に乗り越えられます。目標に向かって頑張ってください。

京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

投稿者:江島 祥人

  • 役職
    英語科主任/英語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    7年
  • 出身大学
    大阪市立大学経済学部
  • 特技・資格
    特に目立ったものはないです
  • 趣味
    音楽鑑賞
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    武器としての決断思考

受験生への一言
初めて出会う事柄に対して、出来る限り「考えて」みてください。自分の価値観と照らし合わせてみて、ああだこうだと「腑に落ちる」まで考えてはじめてそれが知識となり、皆さんの力となります。