医学部を目指している方の中には、私立大学の医学部受験1本に絞っている方も多いのではないでしょうか。
私立大学の医学部は、大学に応じて様々な特徴があるため、特徴を把握した上で志望校を選ぶ必要があります。
今回の記事では、私立大学の医学部の偏差値ランキングとともに、私立大学の医学部に入るためにやるべきことについて解説します。
私立大学の医学部を受験することを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
- 1 【2024年】私立大学医学部の偏差値ランキング
- 1.1 慶應義塾大学
- 1.2 東京慈恵会医科大学
- 1.3 順天堂大学
- 1.4 日本医科大学
- 1.5 東北医科薬科大学
- 1.6 自治医科大学
- 1.7 関西医科大学
- 1.8 昭和大学
- 1.9 産業医科大学
- 1.10 東京医科大学
- 1.11 東邦大学
- 1.12 金沢医科大学
- 1.13 国際医療福祉大学
- 1.14 藤田医科大学
- 1.15 杏林大学
- 1.16 近畿大学
- 1.17 帝京大学
- 1.18 東海大学
- 1.19 日本大学
- 1.20 久留米大学
- 1.21 岩手医科大学
- 1.22 愛知医科大学
- 1.23 獨協医科大学
- 1.24 兵庫医科大学
- 1.25 福岡大学
- 1.26 埼玉医科大学
- 1.27 北里大学
- 1.28 東京女子医科大学
- 1.29 聖マリアンナ医科大学
- 2 2025年の私立大学医学部の合格難易度は高いのか
- 3 2025年の私立大学医学部入試で合格するためには
- 4 まとめ
【2024年】私立大学医学部の偏差値ランキング
実際に全国の私立大学の医学部の偏差値ランキングと、それぞれの大学の特徴について紹介します。
私立大学の医学部への進学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
順位 | 大学名 | 偏差値 |
1位 | 慶應義塾大学 | 72.5 |
2位 | 順天堂大学 | 70 |
同率2位 | 東京慈恵会医科大学 | 70 |
同率2位 | 日本医科大学 | 70 |
同率2位 | 産業医科大学 | 70 |
6位 | 昭和大学 | 67.5 |
同率6位 | 東邦大学 | 67.5 |
同率6位 | 東京医科大学 | 67.5 |
同率6位 | 日本大学 | 67.5 |
同率6位 | 自治医科大学 | 67.5 |
同率6位 | 大阪医科大学 | 67.5 |
同率6位 | 関西医科大学 | 67.5 |
同率6位 | 東北医科薬科大学 | 67.5 |
14位 | 杏林大学 | 65 |
同率14位 | 帝京大学 | 65 |
同率14位 | 東京女子医科大学 | 65 |
同率14位 | 聖マリアンナ医科大学 | 65 |
同率14位 | 東海大学 | 65 |
同率14位 | 国際医療福祉大学 | 65 |
同率14位 | 藤田医科大学 | 65 |
同率14位 | 愛知医科大学 | 65 |
同率14位 | 金沢医科大学 | 65 |
同率14位 | 岩手医科大学 | 65 |
同率14位 | 近畿大学 | 65 |
同率14位 | 兵庫医科大学 | 65 |
同率14位 | 久留米大学 | 65 |
同率14位 | 福岡大学 | 65 |
28位 | 北里大学 | 62.5 |
同率28位 | 埼玉医科大学 | 62.5 |
同率28位 | 獨協医科大学 | 62.5 |
同率28位 | 川崎医科大学 | 62.5 |
慶應義塾大学
慶應義塾大学の医学部の偏差値は、全国の私立大学の中ではトップで72.5です。
総合大学であることを活かして、看護医療学部や薬学部と連携を取りつつ、広い分野の教養を得られることが強みです。
研究面においては、工学部と連携することによる医学ロボットの開発と研究が積極的に行われています。
東京慈恵会医科大学
東京慈恵会医科大学は、医学科と看護学科からなる大学で、医学科の偏差値は70.0です。
他大学と比べて、臨床などの学外による実習が非常に多く、1年次から実習を行いながら学習するカリキュラムが特徴的です。
また、地域密着型の子育て支援や、在宅ケアなど、医療における幅広い分野の実習ができます。
順天堂大学
順天堂大学は、他の医学部と比べて高い医師国家試験の合格率を誇る大学で、医学部の偏差値は70.0です。
学士取得直後の医師国家試験の合格率は99%を超えており、非常に医師国家試験での合格に適した授業をしています。
また、研究医の養成に力を入れている点も特徴です。
日本医科大学
日本医科大学は、ハイレベルな実習を行えることで定評がある大学で、偏差値は70.0です。
日本医科大学には4つの付属病院があり、すべての病院で最新鋭の設備を備えています。
そのため、日本トップクラスの医療に触れながら、実習を行い、学びを深められる環境と言えるでしょう。
東北医科薬科大学
東北医科薬科大学は、宮城県にある医学部と薬学部で構成された大学であり、偏差値は67.5です。
石巻のサテライトセンターを活かした放射線に関する知識や、地域密着型の地域医療に力を入れています。
災害時の医療に興味がある方におすすめです。
自治医科大学
自治医科大学は医師国家試験合格率が高い大学であり、医学部の偏差値は67.5です。
多くの生徒に門戸を広げており、「就学資金貸与制度」などの資金面の援助も手厚い大学です。
また、ワンルームマンション型の寮による全寮制の生活も特徴的です。
関西医科大学
関西医科大学は、大阪にある医科大学であり、偏差値は67.5です。
メンター制度が取り入れられており、双方向型の医療教育を行っていることが特徴的です。
また、高度な医療人を目指す、スーパードクター制度によって、留学などの経済サポートも手厚くなっています。
昭和大学
昭和大学は、東京にある総合大学であり、医学部の偏差値は67.5です。
医療関係の学部の垣根を超えた共同研究によって、国内外から注目されています。
8つの附属病院とクリニックがあるため、実習も十分に行える環境が整っています。
産業医科大学
産業医科大学は、産業医の資格を取れる医科大学であり、医学部の偏差値は70.0です。
私立大学でありながら、厚生労働省の助成を受けて運営されている大学です。
すべての学部で産業医学を学ぶことができ、珍しい大学と言えるでしょう。
東京医科大学
東京医科大学は、医学科と看護学科からなる大学であり、医学科の偏差値は67.5です。
生徒の自主性を重んじたカリキュラムが特徴です。
また、少人数のゼミ形式を取り入れた自由科目が導入されており、主体的に学べる環境が整っています。
東邦大学
東邦大学は、東京都と千葉県にある理系大学です。
医学部は東京にキャンパスがあり、偏差値は67.5です。
国際的に活躍できる人材教育に力を入れています。
選択科目にはTOEFLコースやCSAコースがあり、語学力を養えるカリキュラムで海外を視野に入れた医師を目指せます。
金沢医科大学
金沢医科大学は、石川県にある医療系の大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
少人数授業を行うことで、学生それぞれの課題を解決できる環境が整っています。
また、国際的に活躍することを想定したプログラムが組まれており、最新の医学を学べるでしょう。
国際医療福祉大学
国際医療福祉大学は、医療と福祉の専門職に就く人材の育成を行っている大学で、医学部の偏差値は65.0です。
6つの付属病院のほか、関連施設があるため、1年次から充実した実習が可能です。
また、チーム医療を重視したカリキュラムなので、先輩や卒業生からも学びを得られます。
藤田医科大学
藤田医科大学は、愛知県にある医科大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
一つの医療施設として、国内最多の病床を持っており、大きな規模での実習が可能です。
また付属病院の臨床実績も豊富なので、最新の医学を学べるでしょう。
杏林大学
杏林大学は、東京にある私立大学で、偏差値は65.0です。
杏林大学では、細胞や遺伝子の技術を習得できます。
毎年10~20人のバイオ認定試験への合格者も輩出しているため、遺伝子に興味のある方におすすめです。
近畿大学
近畿大学は、非常に人気の総合大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
徹底した少人数制を中心とした授業が展開されており、理解度を高められます。
最先端の設備が整った附属病院で、レベルの高い実習も行えます。
帝京大学
帝京大学は、東京にある総合大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
学修成果をもととしたカリキュラムが設定されており、着実に医師として必要な力を身に付けられます。
学びのマイルストーンが用意されているため、自分の現在地を把握しながら学べるでしょう。
東海大学
東海大学は、東京にある総合大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
東海大学では、コミュニケーションスキルを重視したカリキュラムが敷かれています。
実習はもちろんのこと、外部講師によるマナー研修があるのも特徴的です。
日本大学
日本大学は、非常に人気の高い総合大学であり、医学部の偏差値は67.5です。
日本大学は、質の高い医学英語の教育に定評があります。
卒業時に英語での診察が行えるレベルを目指しており、高い英語力を身に付けられるでしょう。
久留米大学
久留米大学は、福岡県にある総合大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
専門性の高い医療センターと附属病院があるため、実習可能な範囲が非常に広いです。
大学全体で取り組んでいる、充実したキャリア支援も強みです。
岩手医科大学
岩手医科大学は、医学・歯学・薬学・看護学の4学部を同一キャンパスに置いている大学であり、偏差値は65.0です。
岩手医科大学では、上記4学部が同一キャンパスにあるため、学部の垣根を超えた教育カリキュラムを持っています。
総合的な知識を持つ医療人を目指す方におすすめです。
愛知医科大学
愛知医科大学は1972年から開学した、比較的新しい医科大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
多様な社会のニーズに応える医療人を輩出することを重視したカリキュラムが特徴的です。
他の大学と比べ、留年率も低く、学校の学習サポートが手厚くなっています。
獨協医科大学
獨協医科大学は、栃木県にある医科大学であり、医学部の偏差値は62.5です。
6年間一貫したくさび型カリキュラムを展開していることが特徴です。
また、時代とともに移り変わる医療ニーズに合った授業を展開しています。
兵庫医科大学
兵庫医科大学は、兵庫にある医科大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
兵庫医科大学では、自主性を重んじています。
そのため、少人数のグループで課題を挙げ、解決策を話し合いながら解決に導く教育があり、コミュニケーションを養えます。
福岡大学
福岡大学は、福岡にある総合大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
福岡大学では、第1学年から多くの専門科目を履修できる点が特徴です。
また、少人数グループで課題の解決を行うチュートリアル教育にも力を入れています。
埼玉医科大学
埼玉医科大学は、埼玉県にある医科大学であり、医学部の偏差値は62.5です。
埼玉医科大学の授業では、学生は操作することで、先生の問いに答えらえるリモコンを用います。
これによって、生徒がどこでつまづいているのかを先生が把握しやすく、漏れのない授業を行っています。
北里大学
北里大学は、東京にある生命科学に特化した大学であり、医学部の偏差値は62.5です。
北里大学は、入学直後に白衣とPHSを手渡され、体験実習が行われる非常に珍しい大学です。
早期から医療現場を体験できるため、非常にモチベーション高く学習できます。
東京女子医科大学
東京女子医科大学は、医療系の女子大であり、医学部の偏差値は65.0です。
院外の専門家と協力して行う医療を実践しながら学べます。
また、女医としてのキャリア相談を満足に行える環境が整っているのも強みです。
聖マリアンナ医科大学
聖マリアンナ医科大学は、キリスト教系の医科大学であり、医学部の偏差値は65.0です。
1年次から専門教育が行われることが特徴です。
また、アジア初のFIFA認定メディカルセンターとして認定されています。
2025年の私立大学医学部の合格難易度は高いのか
2025年の私立大学医学部の合格難易度は、例年通りであるか少し難化する可能性が高いと考えられます。
これには、共通テストが難化傾向にあることが関係しています。
一見、共通テストの難易度と私立大学医学部の難易度には関係がないように思えるかもしれません。
しかし、共通テストが難化した影響で得点が低くなってしまった国公立大学志望の受験生が、私立大学に流れることで、結果的に私立大学の倍率が高くなると予想されています。
2025年の私立大学医学部入試で合格するためには
ここまで、私立大学医学部の入試の難易度について解説しました。
ここからは、2025年に私立大学の医学部入試で合格するための方法について解説します。
私立大学の医学部入試で合格するためにやるべきことは下記の3点です。
・医学部入試の最新情報を確認する
・合格までのロードマップを作成する
・実績のある塾・講師のもとで学ぶ
それぞれ順番に解説します。
医学部入試の最新情報を確認する
私立大学の医学部入試では、大学独特の珍しい問題が出題されることも珍しくありません。
そのため、志望校の入試問題の動向を把握し、最適な志望校対策を行うことが大切です。
常に医学部入試の最新情報を確認し、近年頻繁に問われている問題の情報を集めておきましょう。
また、学校や予備校で志望校の過去問をさかのぼって解くことで、出題パターンに慣れておくことも大切です。
合格までのロードマップを作成する
私立大学の医学部に合格するには、適切な学習プランを立てて、計画的に学ぶ必要があります。
まずは、自分の現状と志望校に合格するために必要な学力のギャップを把握しましょう。
その上で、受験日から逆算してマイルストーンを設定し、進捗を確認しながら学習を進めることが大切です。
そうすることで、効率的な学習ができるだけではなく、常に自分の現状を把握できるため、学習の軌道修正が容易になります。
実績のある塾・講師のもとで学ぶ
医学部に合格するための学力を身に付けるためには、質の高い学習を行うことが必要不可欠です。
そのため、医学部受験に最適化され、かつ実績のある医学部専門予備校などで学ぶことをおすすめします。
医学部専門予備校のなかでも、特におすすめなのが「京都医塾」です。
京都医塾は、毎年大勢の医学部合格者を輩出しています。
生徒一人あたり平均13人の講師がつき、それぞれの教科のエキスパートがレベルの高い授業を行うため、全科目において高い質の授業を行えることが最大の強みです。
勉強効率を高めるための学習プランの設計を行うほか、勉強の環境整備まで行い、徹底的に生徒を医学部合格までサポートします。
医学部に本気で合格したい方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
本記事では、私立大学医学部の偏差値ランキングを紹介するとともに、私立大学医学部に合格するためにやるべきことについて解説しました。
私立大学の医学部は大学によって偏差値が大きく異なるため、戦略的に受験校を選ぶことが大切です。
また、特殊な出題もあるため、志望校の対策は入念に行いましょう。
私立大学の医学部を志望している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。