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香川大学医学部の再受験|共通テストと個別の配点・地域枠・学費を解説

香川大学医学部の再受験|共通テストと個別の配点・地域枠・学費を解説

香川大学医学部医学科を再受験先として検討する方にとって、1978年開学の香川医科大学を前身に2003年に香川大学と統合した経緯や、後期日程を廃止した前期と推薦Ⅱのみのシンプルな選抜構成など、この大学ならではの特徴を把握することが出願戦略の出発点となります。

社会人経験や他学部卒の経歴を経て医師を目指し直す場合、国立大学標準額で学べる学費環境と、再受験寛容度を踏まえた現実的な合格難易度の両面から理解し、自身のキャリアビジョンと照らし合わせて出願を判断することが欠かせません。

ここでは、2027年度の入試情報をもとに、再受験者が押さえておくべき大学の成り立ち・選抜構成・偏差値・科目別対策・学費制度を整理して解説します。

特徴と再受験者が知るべき大学の成り立ち

1978年開学の香川医科大学を前身とし、2003年に旧香川大学と統合された経緯、瀬戸内海沿岸の医療を担う基幹大学としての位置づけを確認します。

1978年香川医科大学開学と2003年の香川大学統合

香川大学医学部医学科の前身は、1978年に新構想医科大学の一つとして開学した香川医科大学です。

新構想医科大学とは、旧厚生省主導で地域医療人材の養成を使命として全国に設置された医科大学群のことで、香川医科大学は四国における地域医療の担い手を育成する拠点として発足しました。

その後、2003年の国立大学法人化前後の再編にあわせて、旧香川大学と統合され、現在の香川大学医学部医学科として体制が整えられています。

四国で医学部を設置する国立大学は、徳島大学・愛媛大学・高知大学と香川大学の4校で、香川大学は香川県や岡山県東部を含む瀬戸内海沿岸地域の医療を支える基幹大学として位置づけられています。

三木町池戸キャンパスと瀬戸内海沿岸の医療基盤

香川大学医学部の教育拠点は、香川県木田郡三木町池戸1750-1に置かれた三木町池戸キャンパスです。

最寄り駅は琴電長尾線の高田駅で、高松市中心部から公共交通機関で約20分の移動時間でアクセスできる立地にあります。

キャンパス内には医学部の講義棟と研究棟に加えて、約600床規模の香川大学医学部附属病院が同じ敷地に整備されており、1年次から臨床現場に近い環境で学習が進む設計となっています。

教育・経済・法・農・創造工といった他学部が高松市街地の幸町キャンパスに配置されているのに対して、医学部だけが三木町池戸に独立して置かれているため、医学の学びに集中しやすい環境が整っている点は大きな特徴です。

瀬戸内海に面した穏やかな地域性のなかで、附属病院と連携した早期臨床体験や、地域医療機関との実習を積み重ねるカリキュラムが組まれています。

再生医学研究の先駆的拠点とASEAN国際交流

香川大学医学部は、再生医学研究の先駆者として知られ、臨床応用を視野に入れた先端研究の蓄積で評価を得ている国立医学部です。

再生医学の研究は幹細胞や組織再生の領域にまたがり、難治性疾患への新たな治療法を切り拓く分野として注目を集めています。

研究志向の再受験者にとっては、臨床と研究を両立させるキャリアを描くうえで、再生医学の研究基盤を持つ香川大学医学部は魅力的な学びの場となります。

もう一つの大きな特徴は、ASEAN諸国を中心とする国際交流の取り組みです。

香川大学医学部は、大規模な欧米留学ではなく、ASEAN諸国との緊密な関係を基盤に、留学時の授業料負担がない制度を整えながら、アジア太平洋圏での臨床・研究経験を積める機会を提供しています。

選抜区分と再受験者の出願戦略

前期・学校推薦型選抜Ⅱの選抜構成、後期日程を廃止した影響を整理します。

前期日程の配点構造

配点構成は、大学入学共通テスト720点と個別学力検査700点の合計1,420点満点で、共通テストと個別試験がほぼ均等配点となっている点が香川大学医学部の大きな特徴です。

国立医学部の多くは共通テストと個別試験の比率が1対2や1対1.5で個別試験重視の設計となっていますが、香川大学医学部は共通テスト720点と個別学力検査700点のほぼ均等配点のため、共通テストで高得点を積み上げられる受験生ほど有利な仕組みとなっています。

香川県医師修学資金などの奨学金制度と組み合わせて学費負担を軽減できるため、香川県や四国で医師として働くキャリアを描く再受験者にとっては有力な選択肢となります。

学校推薦型選抜Ⅱの概要

学校推薦型選抜Ⅱは、香川大学医学部医学科のもう一つの主要な選抜区分です。

推薦型選抜Ⅱでは、高等学校長の推薦と評定平均の条件を満たすことが出願要件となり、共通テストの成績、調査書、面接などを組み合わせて選抜が行われる仕組みです。

再受験者の場合、出身高校からの新たな推薦書提出が難しいケースも多いため、実質的には高等学校卒業後の年数が短い受験生が対象となる選抜区分といえます。

後期日程の2021年度廃止と前期リスク集中

香川大学医学部医学科の特徴の一つが、後期日程が2021年度で廃止されていることです。

四国4医学部のなかで、国立大学医学部として後期日程を完全に廃止している例は珍しく、香川大学医学部は前期日程と学校推薦型選抜Ⅱの2区分のみで選抜する構成となっています。

後期日程がないことの影響として、受験者にとっては前期日程にリスクが集中することが挙げられます。

前期で不合格となった場合、同じ香川大学医学部で後期日程の再チャレンジができないため、出願時点で私立大学医学部や他の国立大学医学部の後期日程など、次のステージを想定した受験スケジュールを組み立てておく姿勢が大切です。

一方で、後期日程がないことは学習計画の立てやすさにつながる側面もあります。

前期日程の2月下旬までに学習のピークを合わせれば、それ以降の後期対策に時間を割く必要がないため、共通テストと前期個別試験に集中した準備ができます。

出典:香川大学 2027年度入学者選抜要項

科目別対策と記述式への対応

共通テスト720点と個別学力検査700点で合計1,420点の均等配点を踏まえ、科目別の対策方針を整理します。

共通テスト:国語・理科の高配点

香川大学医学部医学科の共通テストは、6教科8科目で720点満点の構成となっています。

配点の内訳は、国語200点、地歴公民100点、数学100点、理科200点、外国語はリーディング160点・リスニング40点の200点満点を100点に換算した英語100点、情報20点の合計720点です。

国語と理科がそれぞれ200点で配点上位を占め、この二つの科目で共通テスト全体の半分を超える点数配分となっています。

地歴公民・数学・英語は各100点と控えめですが、バランスよく得点を積み上げる必要があります。

共通テスト得点率82%というボーダーを満たすためには、国語と理科の高配点科目で安定した得点を確保し、数学・英語・地歴公民で失点を最小限に抑える戦略が現実的です。

個別学力検査:数学・理科・英語と面接

香川大学医学部医学科の個別学力検査は、700点満点の構成です。

科目配点試験時間
数学200点120分
理科(2科目選択)200点120分
英語200点90分
面接100点
合計700点

数学は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと数学A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)までが出題範囲で、国立医学部としては標準レベルの難度設定です。理科は物理・化学・生物の3科目から2科目を選択して解答する形式で、各100点ずつの合計200点となります。

英語は英語コミュニケーションⅠからⅢと論理・表現ⅠからⅢが出題範囲で、長文読解と英作文がバランスよく出題される傾向です。

共通テストと個別試験が1対1の均等配点のため、二次試験で逆転するハードルが相対的に高く、個別試験での取りこぼしを減らす準備が大切です。

面接で医師志望理由と医学時事問題への対応

個別学力検査では、面接が100点の配点で実施され、学力試験と並ぶ重要な評価軸となっています。

面接の内容は、医師志望理由、理想の医師像、医学時事問題などをテーマとした質問が中心で、受験生の考えを深く掘り下げる形式で行われる傾向です。

医学時事問題では、医療制度の課題や地域医療の現状、医学研究の最新動向などが問われることがあり、受験生の問題意識が評価されます。

医師志望理由では、なぜ医師を目指すのか、なぜ香川大学医学部なのかという問いに対して、自身の経歴と将来像を結びつけた一貫性のある回答が求められます。

再受験者は、社会人経験や他学部での学びを地域医療にどう還元するかを具体的に言語化する準備が大切です。

香川県や瀬戸内海沿岸地域の医療課題を事前に整理し、自身の将来ビジョンと結びつけて語れる状態を整えておくことで、面接での説得力が高まります。

学費と奨学金・生活設計

国立大学標準額の6年間学費約350万円と、香川県医師修学資金などの支援制度を整理します。

6年間学費・国立大学標準額の体系

香川大学医学部医学科の学費は、入学金282,000円と年間授業料535,800円という設定で、国立大学等の授業料標準額535,800円/年と同額の標準的な国立大学学費水準です。

1年次は入学金282,000円と授業料535,800円の合計817,800円、2年次から6年次までは各年535,800円の授業料のみで、6年間の学費総額は3,496,800円、およそ350万円となります。

私立大学医学部の6年間学費が2,000万円前後から4,000万円超にのぼる実態と比べると、国立大学医学部の学費負担の小ささは香川大学医学部を含む国立医学部共通の大きな魅力です。

6年間の学費と生活費を合算した資金計画を、出願前の段階で整理することが現実的です。

ただし、350万円は授業料と入学金の合計で、実験実習費や教科書代、白衣代などの諸経費は別途必要となります。

三木町池戸キャンパス周辺での下宿やアパート生活の費用、高松市内からの通学費用も含めた生活設計を、出願前に整理しておく姿勢が大切です。

出典:香川大学 :: 入学料・授業料

香川県医師修学資金と授業料免除制度

香川大学医学部医学科には、国立大学標準額の学費設定に加えて、経済的負担をさらに軽減する複数の支援制度が整備されています。

代表的な制度が、地域枠の学生を対象とする香川県医師修学資金です。

卒業後に香川県内の指定医療機関で一定期間勤務することで返還が免除される仕組みで、地域枠(一般)9名と2025年度実績の地域枠(学校推薦)5名の計14名が対象となります。

香川県医師修学資金と授業料免除制度を組み合わせることで、学費面の負担を大幅に軽減できる設計です。

地域枠以外の一般枠の学生向けには、香川大学独自の授業料免除制度が用意されており、経済的な理由や学業成績に基づいて授業料の全額または半額が免除される仕組みです。

入学料の免除制度もあり、家計状況に応じて利用できます。加えて、日本学生支援機構の第一種(無利子)と第二種(有利子)の奨学金、香川大学独自の成績優秀者向け奨学金なども活用可能です。

国立医学部の標準額の授業料と香川県医師修学資金や授業料免除制度を組み合わせることで、経済的な自立性を維持しながら6年間を過ごせる見通しが立ちます。

制度の詳細は年度ごとに見直される可能性があるため、最新の募集要項や大学公式情報を確認する姿勢が欠かせません。

本気で医学部合格を目指すなら医学部専門予備校 京都医塾

香川大学医学部医学科のように、後期廃止で前期と推薦Ⅱのみに集約された選抜構成を特徴とする大学を目指す再受験者にとっては、共通テストの高得点を積み上げる総合力と、個別試験で取りこぼしをなくす安定した得点力の両方を仕上げる準備が欠かせません。

ここからは、再受験者の医学部合格を支える京都医塾の強みについてご紹介します。

校舎・学寮を見学して環境を比較できる

医学部専門予備校 京都医塾では、校舎と学寮の見学を通じて学習中心の生活をイメージできるようにしています。

三木町池戸キャンパスという地方立地で6年間を過ごす大学を志望する場合、再受験期の学習環境と入学後の生活環境の両方を見通した準備が土台となります。

京都医塾の校舎は、質問しやすい常駐体制の自習スペースが整えられており、講師チーム制による連携のもとで学習量を積み上げられる設計です。

再受験の学習量確保を前提に環境を組み替えられる

短期合格を果たすための最優先事項は「圧倒的な学習量の確保」です。

共通テスト82%の突破と二次試験の安定した得点力を同時に求められる再受験生にとって、限られた期間でどれだけ勉強に没頭できるかが合否を分けます。

京都医塾では、最大13名の講師が科目横断で連携するチーム制のもと、受験生の進捗と課題をリアルタイムで共有する体制を整え、勉強に100%集中できるよう生活環境から組み替え、毎日の学習を確実に合格点へと近づけます。

遠方受験も安心:宿泊・起床・食事まで本番の動きをトータルサポート

再受験は本番で平常心を保てるかが重要です。

特に遠方受験では、宿泊や起床の乱れがそのまま得点に影響しやすくなります。

宿泊から当日朝の動きまで整え、試験前に余計な消耗を増やさないようにします。

京都医塾の講師チームは、塾生の普段の生活リズムを完全に把握しています。

試験当日に余計な消耗をしないよう、就寝時刻や食事のタイミング、当日の朝の動きまでトータルでシミュレーションし、普段通りの最高のパフォーマンスで試験会場へ向かえるよう支えます。

まとめ

香川大学医学部医学科は、香川医科大学を前身にのちに旧香川大学と統合された国立大学医学部で、四国の医療人材輩出を担う基幹大学の一つです。

三木町池戸キャンパスに医学部と附属病院が集約され、再生医学研究の先駆的拠点やASEAN諸国との国際交流など、独自の教育・研究環境が整えられています。

前期日程は共通テストと個別学力検査の均等配点で、社会人再受験者にとっても挑戦しやすい国立大学医学部の一つです。

再受験の第一歩は、自身の現在地と合格ラインとの差を可視化することから始まります。

医学部専門予備校 京都医塾では、志望校の傾向と受験生の課題に合わせたオーダーメイドの指導を行っています。

まずは、校舎・学寮の見学と1対1の体験授業を受けられる「1泊2日医学部合格診断ツアー」へお越しください。

生徒様1名と保護者様2名分の交通費・宿泊費を京都医塾が負担いたします。

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