医学部専門予備校 京都医塾 » 医学部受験コラム » 医学部情報 » 日本大学医学部の再受験は現実的?私立大学医学部の学費と入試制度の特徴を整理

医学部受験コラム

日本大学医学部の再受験は現実的?私立大学医学部の学費と入試制度の特徴を整理

日本大学医学部の再受験は現実的?私立大学医学部の学費と入試制度の特徴を整理

日本大学医学部医学科は、偏差値65.0の私立大学医学部です。

N全学統一方式による独自試験で選抜が行われ、面接に配点が設けられている点や、6年間の学費総額が約3,338万円に達する点など、再受験先として検討する際に把握しておくべき特徴があります。

今回の記事では、2026年度の入試情報をもとに、試験科目と配点、面接の特徴、科目別の対策方針、学費と奨学金制度まで再受験者が押さえておくべきポイントを整理します。

目次

日本大学医学部医学科の教育方針と再受験者が押さえるべき特徴

日本大学医学部は「醫明博愛」を教育理念に掲げる伝統ある私立大学医学部です。

再受験先として検討する上で、教育方針と入試制度の両面からこの大学の特徴を確認します。

「醫明博愛」に基づく自己啓発型教育と研究マインドの育成

日本大学医学部医学科の教育方針は、「醫明博愛」の理念のもと、社会に貢献する高い人間力を持つ医師の養成を目標としています。

特徴的なのは、従来の講義型教育ではなく「自己啓発型教育」を掲げている点です。

3〜4年次に実施されるPBL(問題基盤型学習)テュートリアルでは、6〜8名のグループで症例検討を行い、問題発見・解決能力を養います。

また、4年次には「自由選択医学研究」として約1ヵ月間研究室に配属され、最先端の研究に参与する機会が設けられています。

このカリキュラムにより、臨床医としてだけでなく研究者としてのマインドを育てる仕組みが学部教育に組み込まれています。

さらに、1年次から「数理生命科学基礎」などAI・データサイエンスに対応した科目が開講されており、医療現場の技術革新に対応できる教育内容が整備されています。

再受験者にとっては、社会人経験で培った問題解決能力を生かしやすい教育環境といえます。

募集要項に基づく出願資格と複数の選抜区分

日本大学医学部医学科の入学定員は120名で、複数の選抜区分が設けられています。

主要な入試方式であるN全学統一方式は、第1期と第2期の2回実施されます。

このほか、学校推薦型選抜、地域枠選抜(茨城・埼玉・新潟・静岡の4県)、校友枠選抜があります。

出願資格に年齢制限の記載はなく、再受験者も出願することができます。

なお、日本大学医学部では共通テスト利用入試は実施されておらず、N全学統一方式による本学独自の学力試験で選抜が行われます。

再受験者にとっては、N全学統一方式の第1期が最も募集人員の多い入試方式であり、ここに照準を合わせた準備が現実的です。

第2期は募集15名に対して2025年度の倍率が64.1倍と極めて高く、第1期での合格を目指す戦略が求められます。

学校推薦型選抜や校友枠選抜は出願要件が限定されるため、再受験者が利用できる機会は限られます。

自身の経歴に合った入試方式を見極めた上で、対策を進めてください。

出典:日本大学医学部 入学試験案内

板橋キャンパスの立地と100以上の関連病院による臨床実習環境

日本大学医学部医学科は、東京都板橋区大谷口上町の板橋キャンパスに拠点を置いています。

キャンパス内には日本大学医学部附属板橋病院(38診療科)が設置されており、東京都千代田区の日本大学病院も連携する大学病院として機能しています。

関連病院は公式掲載で96施設にのぼり、東京都内をはじめ埼玉・神奈川・千葉・山梨・静岡・沖縄など広域にわたります。

5年次からの臨床実習では1グループ3名程度の少人数編成で、付属病院・関連病院等の全診療科を1年間かけてローテーションし、実践的な臨床経験を積みます。

臨床技能評価においては、1995年(平成7年)に日本の医学部として最も早くOSCEを導入した実績を持ち、約30年にわたる評価体制が整備されています。

医学英語教育はESP(特定目的のための英語)原則に基づき、4技能を実践的に育成するカリキュラムが1年次から提供されています。

日本大学医学部のN全学統一方式による入試構造と受験戦略

N全学統一方式の試験科目・配点(理科200点+英語100点+数学100点の一次400点)を整理し、面接を含む選考の仕組みと再受験者の戦略を確認します。

N全学統一方式の一次試験と二次試験の配点構造

N全学統一方式は一次試験と二次試験の2段階選考です。

一次試験は理科200点・英語100点・数学100点の合計400点満点、二次試験は数学60点・英語60点・面接30点の合計150点で、総合計550点満点で評価されます(出典:日本大学 入学者選抜案内)。

理科が200点と最高配点を占める点が特徴です。

二次試験では英語・数学が記述式で再度出題され、応用力が問われます。

面接には30点の配点があり、「学力検査の成績に関わらず不合格となることがある」と公式に明記されています。

第1期と第2期の難易度差と受験ルートの選び方

2025年度の実質倍率は第1期9.8倍、第2期64.1倍と大きく差があります。

第2期は募集15名に受験者1,282名が集中する構造で、再受験者は第1期への集中が基本戦略です。

なお地域枠選抜は卒業後9年間の勤務義務があるため、キャリアプランを踏まえた判断が必要です。

面接に30点の配点:多元的評価と再受験者への影響

面接30点は総合計550点の約5.5%ですが、大学は「面接評価を重視する」と明示しており、点数以上に合否への影響があります。

再受験者にとって社会人経験をアピールできる場である一方、合否の基盤はあくまで学力520点です。

面接対策はその上に積み上げる位置づけで準備を進めることが効率的です。

日本大学医学部の私立大学医学部としての入試難易度と倍率動向

偏差値と倍率のデータをもとに、日本大学医学部が私立大学医学部の中でどの水準に位置するかを確認します。

偏差値65.0が示す私立大学医学部の中での難易度

日本大学医学部医学科の2026年度入試難易度は、偏差値65.0とされています。

東邦大学・帝京大学・東海大学・杏林大学・福岡大学なども同じ65.0帯に並んでおり、私立医学部の中では中堅上位の水準です。

共通テスト利用入試は実施されていないため、N全学統一方式の独自試験への対策が合否を左右します。

一次試験では200点配点の理科で高い得点率を確保することが突破の条件となり、英語・数学でも取りこぼしのない準備が必要です。

N全学統一方式の過去問演習を対策の中心に据えてください。

再受験者はブランクのある科目を早期に特定し、計画的に補強することが出発点です。

実質倍率の推移と第1期・第2期の違い

N全学統一方式の実質倍率は、第1期が2025年度9.8倍・2024年度9.7倍と約10倍で安定推移、第2期は2025年度64.1倍・2024年度65.8倍と極めて高い水準です。

第2期は募集15名に対して受験者1,282名が集中する構造上、高倍率が続いています。

再受験者は第1期への集中が基本戦略です。

約10倍は私立医学部として標準的ですが、受験層が高く2025年度の一次試験合格者最低点は230.55点/400点(約57.6%)でした。

この得点水準を安定して超える力が求められます。

学校推薦型選抜(公募制)は現役・1浪生限定・評定平均4.0以上が出願要件のため再受験者は対象外、地域枠選抜は卒業後9年間の勤務義務があります。

いずれもキャリアプランと照らし合わせて判断してください。

日本大学医学部の出題傾向に合わせた科目別の学習戦略

N全学統一方式の配点構造(一次400点+二次150点の計550点)を踏まえ、理科・英語・数学の科目別に対策の方針を整理します。

理科:200点の高配点に対応する2科目の対策

一次試験では理科が200点(解答時間120分、2科目選択)と最も高い配点を占め、一次試験400点の50%を理科が担います。

物理・化学・生物から2科目を選択し、各科目100点の均等配点です。

2科目とも高水準の得点を確保することが一次試験突破の条件となります。

科目の組み合わせは物理・化学が一般的ですが、医学部進学後の学習を見据えて化学・生物を選ぶ方もいます。

再受験者は高校時代の履修状況や得意・不得意を踏まえて選択してください。

英語:一次100点+二次60点の合計160点への対応

英語は一次・二次合わせて160点分が出題され、総合計550点の約29%を占めます。

一次試験は60分で解答するため、速読力と正確な読解力が求められます。

二次試験では一次とは異なる形式で応用的な力が問われます。

再受験者は基礎的な文法・語彙の復習から始め、過去問演習を通じて出題形式に慣れることが対策の基本です。

数学:一次100点+二次60点の合計160点と記述対策

数学は一次試験100点・二次試験60点の合計160点で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)の全範囲です。

一次試験は60分、二次試験も60分で解答します。

一次試験は標準化得点に換算されるため、正確な計算力と時間内に解き切るスピードが求められます。

二次試験は記述式で、解法の方針を明確にした論理的な答案構成力が問われます。

再受験者は数学Ⅲの範囲を優先的に復習し、一次・二次それぞれの形式に対応した演習を積み重ねてください

日本大学医学部の私立大学医学部としての学費負担と奨学金制度

初年度635万円を含む6年間の学費3,338万円の内訳と、奨学金制度による負担軽減の仕組みを整理します。

6年間の学費総額と内訳

日本大学医学部医学科の初年度支払い総額は6,420,000円です。

これは学納金6,350,000円(入学金1,000,000円・授業料2,500,000円・施設設備資金1,500,000円・実験実習料350,000円・教育充実料1,000,000円)に、翠心後援会費・校友会費・医学会会費などの諸会費70,000円を加えた金額です。

費目初年度2〜6年次(年額)
入学金1,000,000円
授業料2,500,000円2,500,000円
施設費1,500,000円1,500,000円
実習費350,000円350,000円
教育充実費1,000,000円1,000,000円
諸会費70,000円40,000円(6年次 50,000円)
合計6,420,000円5,390,000円(6年次 5,400,000円)
6年間総額33,380,000円

2年次以降は入学金がなくなるため学納金は535万円に減少しますが、授業料・施設設備資金・実験実習料・教育充実料は6年間を通じて毎年発生します。

再受験者にとっては、この学費負担を賄えるかどうかが受験先選びの重要な判断材料となります。

入学前の準備期間の生活費も含めた総合的な資金計画を早い段階から立てておくことが重要です。

出典:日本大学医学部 学納金

日本大学医学部独自の奨学金と返還免除制度

日本大学医学部には医学部独自の奨学金と大学全体の奨学金が用意されています(出典:日本大学医学部 奨学金関係、以下令和6年度実績)。

医学部独自の主な制度は以下の通りです。

学業・人物優秀な学部2年次以上を対象とした「医学部土岐奨学金」(給付20万円・2名)と「医学部永澤奨学金」(給付20万円・1名)、5・6年次対象で特定医療分野への勤務を志す学生向けの「医学部特定医療奨学金」(貸与・月額5万円・1名・条件付き返還免除)、経済的に修学が困難な学生向けの「医学部同窓会60周年記念医学奨励金」(給付30万円)と「医学部同窓会就学奨学金」(5・6年次対象・貸与・学費相当額)があります。

大学全体では「日本大学特待生」(甲種:授業料半額+図書費12万円・1名、乙種:授業料半額・5名)、「日本大学創立130周年記念奨学金」(給付30万円・6名)のほか、JASSO奨学金(給付・第一種・第二種)も利用できます。

いずれも採用人数が限られているため、奨学金を前提とした資金計画は避け、補助的な手段と位置づけて準備してください。

募集は毎年4〜5月頃に通知されます。

本気で医学部合格を目指すなら医学部専門予備校 京都医塾

日本大学医学部医学科は、偏差値65.0の私立大学医学部で、面接に配点が設けられた独自の入試構造を持つ大学です。

一次試験と二次試験の両方で高い得点力が求められるN全学統一方式に対応するには、計画的な学習が欠かせません。

医学部専門予備校 京都医塾では、受験に専念する再受験者を含むすべての受験生に向けた指導体制を整えています。

週1回の面談で進捗を確認するため計画倒れを防げる

医学部専門予備校 京都医塾では、講師が週1回の面談を通じて生徒の学習進捗を確認します。

日本大学医学部のN全学統一方式は一次試験の理科200点、英語100点、数学100点と教科ごとに配点が異なるため、どの教科にどれだけの時間を配分するかが合否を左右します。

面談では、各教科の進捗状況や模試の結果をもとに学習計画の修正を行い、計画倒れを防ぐ仕組みが整っています。

再受験者は学習のペース配分に悩むことが多いですが、週1回の定期的な面談により、常に軌道修正ができる環境で学習を進められます。

教科別レベル編成で無駄の少ない学習ができる

医学部専門予備校 京都医塾では、教科ごとに生徒の習熟度に合わせた授業編成を行っています。

英語は11クラス、化学は12クラスなど、きめ細かいレベル分けが可能で、4科目の組み合わせだけでも1万通りを超えます。

生徒1人に対して平均13名の講師チームが指導方針を共有し、得意科目はより高度な問題に、苦手科目は基礎から丁寧に積み上げる対応が可能です。

ブランクのある科目を抱えやすい再受験者にとって、教科ごとにレベルを調整できる体制は効率的な学習につながります。

遠方受験も引率で当日まで支えられる

日本大学医学部のN全学統一方式では、二次試験は板橋キャンパスでの受験となります。

医学部専門予備校 京都医塾では東京など遠方での受験時に、普段授業を担当している講師・スタッフが同行し、起床・食事・試験会場への送迎引率まで、京都にいるときと同じように完全サポートします。

慣れない土地での移動や試験前後のコンディション管理も含めて支援を受けられるため、受験生は試験本番に集中できる環境が確保されます。

まとめ

今回の記事では、日本大学医学部医学科の再受験について、入試構造、倍率データ、科目別の対策方針、学費と奨学金制度を整理しました。

日本大学医学部医学科は、募集要項に年齢制限の記載がなく、再受験者にも門戸が開かれています。

N全学統一方式による独自試験で選抜が行われ、一次試験400点と二次試験150点の合計550点満点で評価されます。

理科200点という高い配点に加え、面接にも30点の配点が設けられており、学力と人物面の両方が合否に反映される入試構造です。

第1期の倍率は約10倍で安定していますが、偏差値65.0の学力が求められるため、全科目で計画的な対策が必要です。

一方で、6年間の学費総額が約3,338万円に達する点は、再受験者にとって大きな経済的課題です。

医学部独自の奨学金や日本大学全体の奨学金制度を活用しつつ、事前に資金計画を立てておくことが重要です。

医学部専門予備校 京都医塾では、週1回の面談による進捗管理、教科別レベル編成による効率的な学習、遠方受験の引率サポートなど、仕事を辞めて医学部受験に挑む再受験者が、合格に必要な準備をすべて一つの環境で進められる体制を整えています。

今現在開催中の「1泊2日医学部合格診断ツアー」では実際の校舎や授業の雰囲気を体験しながら、学力診断テストを受けて現在の実力と課題を確認できます。

生徒様1名と保護者様2名分の交通費・宿泊費を負担いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。