いよいよ大学入学共通テストが目前に迫ってきました。
これまで積み上げてきた努力を、本番で最大限に発揮するためには、学習面だけでなく「当日の準備」を万全に整えることが非常に重要です。
この記事では、受験生が自信を持って試験会場へ向かえるよう、共通テストの持ち物について隅々まで徹底解説いたします。
持参すべき必須アイテムから、持っていると安心な便利グッズ、体温調節を考慮した服装、さらには見落としがちな注意点やQ&Aまで、幅広く網羅しました。
目次
共通テストに必須の持ち物リスト【忘れ物厳禁!】

試験を万全の態勢で乗り切るために、絶対に欠かせない必須の持ち物を詳細に解説します。
受験資格を証明する最重要書類
最も重要かつ絶対に忘れてはならないのが以下の3点です。
これらは受験の前提であり、提示できない場合、試験を受けることができません。
| 必須アイテム | 役割と確認事項 |
| 受験票・写真票 | 最重要: 受験番号、会場、科目、本人確認の決め手。記載情報(氏名、写真、科目)が一致しているか複数回確認し、クリアファイルに入れて保管。 |
| 身分証明書 | 本人確認の最終確認。写真付き(学生証、マイナンバーカードなど)が推奨。有効期限や写真の鮮明さを確認。 |
【緊急時の対応】
受験票や身分証明書を忘れた場合、速やかに試験監督者に申告し、指示を仰いでください。
会場での再発行には時間がかかり、試験開始に間に合わないリスクが非常に高いことを肝に銘じましょう。
正確な解答に必須の筆記用具
マークシート方式では、大学入試センターが指定する特定の筆記用具が必須です。
誤った用具はマークが読み取れないリスクがあります。
- 鉛筆: HBまたはBの黒鉛筆を指定されています。シャープペンシルはマークが認識されにくいという理由から原則避けるべきです。最低でも5本、できれば10本程度を事前に削って用意する。
- 消しゴム: プラスチック製の消しゴムのみ使用可能。砂消しゴム、練り消しなどは不可。消しカスが少なく、きれいに消せるものを2〜3個持参する。
- 鉛筆削り: 手動の小型であれば許可されることが多いが、十分な本数を削って持参し、試験中に削る必要がないようにするのが最も確実。
時間配分に不可欠な時計
試験会場に時計がない場合や見えにくい場合も想定し、必ず個人で持参しましょう。
- 推奨: 時刻表示のみのアナログ時計。シンプルで文字盤が見やすいものを選ぶ。
- 厳禁: スマートウォッチ、電卓機能、通信機能、アラーム機能、ストップウォッチ、秒針の音が大きい時計は、不正行為とみなされるため持ち込み・使用禁止。
- アラーム: アラーム機能付きの時計を持参する場合は、試験開始前に必ず完全に停止させる。
- 予備: 万が一の故障や電池切れに備え、予備の時計をもう一つ持っていくと安心。
その他、試験中に必要なもの(体調・衛生管理)
長時間の試験に集中し、最高のパフォーマンスを発揮するために、以下のアイテムも準備しておきましょう。
- 衛生用品: マスクと予備(感染症対策、防寒)、ティッシュ・ハンカチ。
- 体調管理: 常備薬(服用時は監督者に申告)、目薬、メガネ・コンタクトレンズ用品。
- 防寒具: 無地のひざ掛けや使い捨てカイロ(ただし、使用可否は監督者の指示に従う)。
交通費・軽食・飲み物の準備

長丁場の試験に集中力を維持し、最高のパフォーマンスを発揮するためには、体調管理のための準備が不可欠です。
交通費の準備と余裕ある移動計画
往復交通費に加え、予備の交通費も用意。ICカードの残高確認と、念のため少額の現金も持参しましょう。
公共交通機関の遅延リスクを考慮し、余裕を持った移動計画を立て、早めに会場に到着しておきましょう。
脳のエネルギー源となる軽食とマナー
休憩時間中に脳のエネルギーを補給するための軽食は必須です。
- 推奨: おにぎり、パン、ゼリー飲料、チョコレート、栄養補助食品など(糖分を少量ずつ)。
- マナー: 匂いの強いものや、音が出る包装のものは避け、周囲に最大限配慮する。食事は休憩時間に指定された場所で摂取する。
適切な飲み物で水分補給と注意点
水やお茶など、カフェインの少ない飲み物をペットボトルや水筒に入れて持参しましょう。
カフェインの多い飲み物は利尿作用を高めるリスクがあります。
また、ペットボトルのラベルは剥がすよう指示される場合があるため、事前に確認し剥がしておきましょう。
共通テストであると便利な持ち物・おすすめグッズ
必須ではないが、試験中の快適さや集中力を高めるための「便利品」を持参することは、パフォーマンス向上に繋がります。
- 体温調節: コンパクトにたためるひざ掛け・ブランケット、使い捨てカイロ。
- 快適性: 薄手の座布団・クッション(使用可否は要確認)、無香料のリップクリーム・ハンドクリーム。
- 集中対策: 耳栓(使用可否は要確認)、休憩時間に目を休ませるためのアイマスク。
- その他: 休憩時間の確認用参考書・単語帳、緊急連絡用のモバイルバッテリー(試験中は電源オフ)、予備のマスク。
共通テスト当日の服装選びのポイント

服装は、不要なトラブルを避け、快適に試験に臨むための鍵となります。
気温変化に対応できる重ね着が基本
- 重ね着: 薄手のインナーの上にカーディガンやジャケットなど、脱ぎ着しやすいものを重ねる。厚手のセーターなど、脱ぎにくい服装は避ける。
- 冷え対策: 下半身の冷え対策(厚手の靴下など)も重要。
集中を妨げない快適な服装を
- 快適さ: 体を締め付ける服装や動きにくい服装は避け、リラックスできる素材を選ぶ。
- デザイン: 過度に派手なもの、複雑な柄、大きな英文字や地図がプリントされた服は、不正行為とみなされる可能性があるため、無地のシンプルなデザインを選ぶのが最も確実で安心です。
試験中に音が出ないものを選ぶ
- 衣類・靴: ナイロン製のシャカシャカ音の鳴る上着、ヒールのある靴、金属製のアクセサリーなどは避ける。
- 配慮: 音の出にくい素材(綿、フリースなど)を選び、他の受験生への配慮を徹底する。
共通テストの持ち物に関する注意点と禁止事項

知らなかったでは済まされない事態を避けるため、ルールをしっかりと頭に入れておきましょう。
スマートフォン・電子機器の扱い
スマートフォン、スマートウォッチなどの電子機器は、試験開始前に必ず電源を切り、アラーム設定も解除し、カバンの中にしまいましょう。
試験中に音や振動が発生した場合、たとえカバンの中にあっても不正行為と判断される可能性があります。
持ち込みが禁止されているもの
以下のものは持ち込みが禁止されております。
- 作図・計算用具: 定規、コンパス、電卓、そろばんなど。
- 参照物: 下敷き、メモや書き込みのある参考書、辞書など。
- その他: 原則禁止の耳栓や座布団、音の出るもの、光るもの。
受験上の注意を事前に確認する重要性
大学入試センター発行の「受験上の注意」冊子やウェブサイトの最新情報を必ず熟読し、内容を十分に理解しておくことが不可欠です。
不明な点は、自己判断せずに必ず問い合わせて解消しましょう。
共通テストの持ち物に関するQ&A
シャーペンは使えますか?
A. マークシートへの記入は、鉛筆(HBまたはB)の使用が推奨されています。
シャーペンはマークが薄く読み取りエラーとなるリスクがあるため、万全を期すなら鉛筆を複数本持参するのが最も安心です。
問題用紙への書き込みなどはシャーペンでも可能です。
上履きは必要ですか?
A. 会場となる大学や高校によって異なります。
多くの場合不要ですが、「受験上の注意」を必ず確認してください。
情報が見つからず不安な場合は、念のため持参するのが確実です。
学生証は必要ですか?
A. 必要です。 受験票と合わせて、身分証明書(写真付き学生証、運転免許証、パスポートなど)の提示を求められることがあります。
有効期限が切れていないか確認しましょう。
試験中に食べ物を食べても良いですか?
A. 原則として禁止されています。
体調不良や持病でやむを得ず飲食が必要な場合は、必ず監督者に申し出て許可を得てください。
水分補給についても同様です。飲食は休憩時間に行うのが基本です。
忘れ物をしてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 落ち着いて、すぐに試験会場の大学本部や試験監督者に相談してください。
特に受験票・身分証明書は、仮受験票の発行など緊急対応が必要となるため、速やかに申し出ることが重要です。
筆記用具などは貸し出し・販売の可能性もありますが、過度な期待はできません。
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まとめ

共通テストの持ち物は、受験資格の証明、正確な解答、体調管理の3つの視点から万全に準備することが不可欠です。
- 必須の3点: 受験票、写真票、身分証明書は絶対に忘れず、クリアファイルに入れて管理しましょう。
- 筆記具と時計: 鉛筆(HB/B)を複数本、そして時刻表示のみのシンプルな時計を持参しましょう。
- 服装と体調: 重ね着で体温調節をし、軽食・飲み物でエネルギーと水分を適切に補給しましょう。
万全の準備と心構えは、実力を最大限に発揮するための重要な一歩です。
共通テストで万全の準備を整えたら、次は確実な得点力を身につけましょう。
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