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京都医塾の名物先生! vol. 8 佐藤 寛之「医学部に合格したければ、私について来い!」

京都医塾の名物先生! vol. 8 佐藤 寛之「医学部に合格したければ、私について来い!」

京都医塾を語るうえで欠かせないのが、個性豊かな講師たち。

塾生1人に対して講師13人がチームとなって、塾生のみなさんを全力でサポートしています。

しかし実際に、どんな先生がいるのかはとても気になっていると思います。

そこで、京都医塾の講師を紹介する連載企画がスタート! 自身の半生や講師になったきっかけ、普段の授業の姿や担当科目に対する思いを熱く語っていただきます。

第8回目は、物理科の佐藤寛之先生が登場。

大学卒業後、中国地方の大手塾で、上は理Ⅲや京医も射程に入れた最難関大学の受験クラスから、下はまず物理の問題を解けるようになろうというレベルのクラスに至るまで、幅広い学力層に物理を指導。その豊富な指導経験と、自身も物理を苦手としていた実体験から、生徒がどの部分に躓いてしまうのかをあらゆるレベルで熟知している講師です。医学部を目指す4人の塾生が、授業を通じて佐藤先生を深掘りしていきます。

岡山県出身。物理は「自然現象についてのものの見方」なので、好き嫌いの次元とは違うとも思っており、生徒に対しても、「物理を好きにならなくとも」解けるようにさせたいと思って、日々授業しています。趣味は妻との散歩とウイスキーである。

ーーキーンコーン、カーンコーン

ーーガラガラ

こんにちは!

生徒:こんにちは!

京都医塾物理科の佐藤です。

私の名前は「佐藤寛之」です。みなさん、授業をしていく中で覚えていってくださいね!

授業する前に何か聞きたいことある人いますか?

はい、電車に立って乗っていた際に、電車が走り出した瞬間、進行方向とは逆の向きに体が引っ張られて倒れそうになりました。これはなんでですか?

それは、体がその場に止まっていようとするからですよ。逆に電車が動いていて止まろうとするとき、進んでいた方向に倒れそうになった経験はないかな?

あります!

あるよね。これらは物理学では「慣性の法則」と言います。

先生、シャボン玉が虹色に見える理由を知りたいです!

それはシャボン玉の膜の内側と外側でそれぞれが反射して、2つの光が互いに波形を出し合って干渉して、虹色に見えるんだよ。

難しい…必ず虹色になるってことですか?

ちょっと違うかな。シャボン玉が虹色になるのは、物理学に基づいてます。例えば、屈折率、干渉、光の波長などから計算によって、何色になるかが求められます。

わかりました!ありがとうございます。

ちなみにDVD・CDの裏面が見える原理も同じです!

高いところに行くとポテトチップスの袋が膨れるのはなんでですか?

それは、「ボイルの法則」で起きるんだよ。ボイルの法則は気体の体積は圧力に反比例し、大気の圧力は,高いところほど低くなる。だから、高いところに行くほど、ポテトチップスの袋は膨れてくるんだよ。

先生先生!冬に「バチッ」と静電気がよく、ドアノブとか触ると起きるんですけど何でですか?

静電気は、物体が電気のバランスを崩れている状態で起きるんです。そして、バランスの悪い電気たちが動いて、調和を取るために戻ろうとする時に電流が流れて、林さんが言っている「バチッ」とした状況になります。これは、物理学の「電磁気」のところで学ぶから覚えておいてね!

先生!何でも知ってて物知りですね!

実は、物知りというよりは物理の原理から話しているだけなんだよ!日常生活で物理は大いに活きている場面はたくさんあるんですよ。

今日は、「佐藤寛之と物理」をテーマにして授業をしていきます。そしたら、1ページを開いてください。

生徒:はい!

学風に惹かれて京都大学理学部へ

東京大学と京都大学のオープンキャンパスに行き、京都大学の雰囲気がとても気に入りました。その結果、京都大学を目指すようになりました。

先生、昔から頭が良いんですね!

そんなこともないよ!進学校だったこともあり、周りに感化された部分もあると思うよ!オープンキャンパスで京都大学を目指すようになり、研究者になりたいという漠然な将来の夢から農学部に進もうと考えていました。

農作物の栽培とかを学ぶところだよね?

そうだね!しかし、農学部は辞めます。その理由は次のページ!!

え、ねずみだ…気持ち悪い。先生、なんでねずみなんか見せてくるんですか!

実はこれが理学部に行くきっかけになったんです。高校時代にマウスの解体をし、その時の解剖の匂いに耐えられませんでした。その結果、動物とも関わる可能性がある農学部を辞めて、理学部に変更しました。

ねずみで人生が変わったんですね…

もしかしたらそうかもしれませんね(笑)

岡山で塾講師へ

卒業後は塾講師として、社会人生活をスタートしました。

生徒:さっきの将来の夢の研究者はどこにいったんですか?

それは次のページ!

ページに書いてある通り「教えることをやりたい」と思ったからです。

その気持ちがあったので、地元の岡山に帰り、小学校・中学校に自身が通っていた塾で塾講師を始めました。

その当時から物理を教えていたのですか?あれ?先生って化学科だったような…?

鈴木さん、よく覚えているね!先生は化学科を出ていますが、岡山で勤務していた塾の事情から物理の先生になりました。

物理を教えてみてどうでしたか?

自身が京都大学を受験した時に、物理が苦手でした。その経験から、物理が苦手な生徒の気持ちが分かるので生徒に教えやすかったです。

岡山から京都医塾がある京都に来たのですか?

結婚をきっかけにして、京都に来ました。京都の中でいくつかの塾を検討した結果、物理を専門で教えられ、勢いがある会社だなと感じて入社を決めました。

結婚のおかげで先生から教えて貰える機会を私たち得れてるんですね!

嬉しいこといってくれますね!教える中で私が大切にしていることがあります。次のページ!!

過去、物理が苦手だった経験からの授業

どういうことですか?

難しい言葉でわからないです…

この意味は「相手の人柄や能力を見て、それにふさわしい助言をすべきである。 人 にん を見て法を説け。」という意味です。

人に合わせて、助言をするということですか?

そうです!物理(高校物理)は真実は1つです。しかし、教えるということになると違うと私は、考えてます。

真実は1つ…(笑)コナン君みたいですね。

…初めて言われて反応に困りました。

先生が反応に困ってる(笑)

それは置いておいて、生徒ごとに今までの学習背景は違い、性格の違いなどがあるために、どのような説明が適切かも千差万別です。その生徒に適した助言をしてあげたいと思っております。

先生のやりがいはなんですか?

授業をして教えたりすることで、出会った初期の成績から、生徒が成長する過程を見ているときが講師やりがいです。

「佐藤先生の魅力」塾生と講師の声

生徒A

塾に入る体験授業の時は怖い人かと思ってました。しかし、とても授業中、面白くて、優しいです。授業は理解しづらいことは物を使ったり、実際に動くなどして教えてくれるのでとてもわかりやすいです。

怖くないんですけどね…物理はイメージが大事なので物を使ったりして、生徒の頭で映像が浮かぶようにしています。

生徒B

先生の授業を受けると、定義や問題の着眼点を教えていただいたおかげで、1つの問題がただ解けるだけではなくなりました。

物理は「自然現象についてのものの見方」なので、定義や現象をイメージ出来れば、同じような問題は解けますからね!

講師A

物理に対する見識の広さと深さが尋常ではなく、圧倒的な得点につながる授業力。一方で不意につぶやくジョークが生徒の笑いを誘ってるのをよく見ます。

ジョークはそんな面白くないですよ!

講師B

授業は毎回爆笑に包まれる。佐藤先生はギャグセンスも常人のそれとは比べ物にならない。

笑いの人になっているような…ハードルが上がってしまいます(笑)

物理は、「正しく」学習をしよう!

物理は「もののことわり」と書くように、徹底的に理論を追求する学問です。

正しく、物理を学習する過程で論理的な物事を考えられる力が身につきます。

正しく学ぶって何をしたらいいんですか?

例えば、「文字・単位を意識する」「事象のイメージをつかむ」「公式の意味を理解する」などを行い、問題に対して、現象を正しく理解し、公式を使い問題を使いましょう!

わかりました!

正しく学習したときには、論理的に物事を考えられるようになります。その力は将来、どのようなフィールドで活躍するにも欠かせない能力となります。

先生、質問があります。

なにかな?

結婚はなにがきっかけですか?

これは物理と関係ないよね…私に興味持ってもらうのは嬉しいけれど、これは秘密かな!しっかり、物理を勉強していきましょうね!