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医学部受験コラム

医学部受験の難易度はなぜ高い?難しさの理由、国公立大学と私立大学の違いも解説

医学部受験の難易度はなぜ高い?難しさの理由、国公立大学と私立大学の違いも解説

医学部受験は他学部に比べて難易度が極めて高いチャレンジです。

志望者層には全国のトップクラスの受験生が集まり、わずかな合格枠を巡って競争率が非常に高くなります。

本記事では、過去のデータや受験環境を踏まえて医学部受験の難しさの理由を分析し、国公立大学医学部と私立大学医学部の違いも解説します。

また、合格に向けた学習法や戦略づくりのポイントについても紹介していきます。

医学部受験の難易度はなぜ突出して高いのか

医学部 難易度

医学部志望者は全国のトップ層が集中するため、競争率は極めて高いです。

合格枠が少ないことも難易度を大きく押し上げる要因です。

こうした事情から、医学部入試の難しさは「学力要件」「試験形式」「受験環境」など複数の要素が重なって難易度が上がっています。

以下、それぞれの要素について詳しく見ていきます。

受験者数・競争率が非常に高い

医学部入試では志願者数が定員を大幅に上回る状況が続いており、合格率は非常に低くなっています。

実際、2024年度の国公立大学医学部の平均倍率は約3倍、私立大学医学部は約12倍に上り、一部では30倍を超える大学もあります。

全私立大学の平均倍率が3倍弱であるのと比べても、医学部の倍率がいかに高いかがわかります。

志願者が増える背景には、医師という職業の社会的魅力や将来安定性への志望者の熱意があり、その結果として合格枠に対する競争が激化しています。

受験生の偏差値レベルがトップクラス

医学部に合格するにはきわめて高い偏差値が求められます。

国公立大学医学部の合格目安偏差値はおおむね62.5~65.0、私立大学医学部でも約65.0前後が基準とされており、偏差値65.0は受験者100名中上位5名に入るレベルです。

このことから、医学部志願者は少なくとも上位数%の学力層に属している必要があります。

他学部の標準ラインが偏差値50台であるのと比べると、医学部がいかに高い基準にあるかが一目瞭然です。

科目数が多く試験内容も難しい

国公立大学医学部ではまず大学入学共通テストを受験し、5教科7科目と広範な学習範囲で得点することが求められます。

私立大学医学部でも英語・数学・理科の2~3科目を中心に出題されますが、どの科目も高難度の問題が設定されているのが一般的です。

多くの科目で高い正答率を出さなければ医学部合格ラインに届かないため、科目数が多いほどその分だけ準備すべき範囲も増え、難易度が上がります。

面接・小論文が課されるため難易度が高い

医学部の入試では学力試験に加え、面接や小論文の評価も必須です。

医学部では医療用語を含む専門的な問題や英文を用いた小論文が二次試験で課されるケースが多く、面接試験では医師としての適性や志望動機が詳細に問われます。

合格には学力だけでなくコミュニケーション能力や人間性も重要視されるため、これらの対策まで行う必要があり、試験全体の難易度をさらに押し上げる要因となります。

再受験生を含む経験者との競争

医学部受験では浪人生や社会人受験生の割合が非常に高く、現役生にとっては厳しい戦いになります。

文部科学省のデータによれば、令和5年度の医学部受験における現役生(18歳以下)は受験者全体の約36.5%に過ぎず、残り約63.5%は1浪以上の再受験生でした。

(出典:文部科学省|医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る調査について

このように経験豊富な受験生が多数を占める中で競争するため、合格ボーダーがさらに押し上げられやすくなっています。

医師志望の強い動機を持つ受験生ばかり

「医師」は社会的地位と高収入を兼ね備えた職業と見なされるため、志望者の熱意が非常に高くなりがちです。

医学部受験には将来本気で医師になりたいという強い動機を持った受験生が多く集まるため、大学側も受験生の熱意や志望理由書を重視します。

受験生一人ひとりの本気度が競争に影響する点も、医学部ならではの難しさの一つと言えます。

入学後・国家試験を見据え合格基準が高い

医学部側は入学者を選抜する際に、在学中に学業を完遂し、卒業後に医師国家試験に合格できる見込みがあるかを重視しています。

そのため入学者の学力・適性に対する基準が非常に高く設定され、他学部以上に厳しく選抜が行われます。

結果として、医師国家試験という難関を突破できる人材のみを入試段階でふるいにかける形となり、入試自体の難易度が上がる傾向にあります。

国公立大学医学部と私立大学医学部で難易度に違いはある?

医学部 難易度

国公立大学医学部と私立大学医学部では入試制度や科目構成に以下のような違いがあります。

項目国公立医学部私立医学部
必要科目共通テスト5教科7科目+二次英・数・理2~3科目
倍率の目安3~5倍10~30倍
受験機会前・後期(前期に集中)複数併願可
学費約350万円平均3,300万円
学費以外の特徴地域枠・奨学金あり学校ごとの出題傾向

国公立ではまず大学入学共通テストを受験し、そこで高得点(通常8~9割程度)を狙う必要があります。

共通テストで一定点に達しないと二次試験を受けられない一発勝負の大学が多く、すべての教科で高得点を出す力が求められます。

一方、私立医学部では大学によって共通テスト受験が免除される場合もあり、主に英語・数学・理科の2~3科目で入学者を選抜する方式が一般的です。

科目数は少なくても各大学の出題傾向が異なるため、それぞれの傾向に合わせた対策が必要です。

国公立医学部の難しさ

国公立医学部では二段階選抜方式を採用する大学が多く、第一段階で共通テスト得点を重視します。

その後の二次試験では物理・化学・数学などの高難度問題に加え、面接や小論文で多角的に評価されます。

前期日程一本勝負で最初から最後まで高い得点力が求められるため、一度の失敗が許されず精神的プレッシャーも非常に大きいと言えます。

私立医学部の難しさ

私立医学部は科目数こそ少ないものの、入試偏差値は高水準で推移しています。

また、私立医全体では定員が限られる大学も多く、倍率が非常に高い傾向があります。

たとえば2024年度には、私立医学部の中でも高倍率の大学で30倍を超えるケースが見られました。

加えて、出題傾向は大学ごとに特徴があるため、志望校ごとの出題パターンを徹底して分析・対策する必要があります。

科目が少なくても戦略的な学習が求められ、決して合格が容易ではありません。

医学部は東大や早慶より難しい?

医学部 難易度

医学部合格に必要な学力水準は旧帝大や早慶の理系学部にも匹敵します。

他学部では合格基準が偏差値50台であることが多いのに対し、医学部では偏差値60以上が当たり前の世界です。

また、医学部の入試倍率や定員規模は他学部と異なる事情で動いており、一般学部では想定しない高い競争率となっています。

以上の点から、偏差値だけでなく倍率の面でも医学部が最難関の一つとされる根拠がうかがえます。

 

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まとめ

医学部 難易度

この記事では医学部入試の難しさについて、受験者層のレベルや競争倍率の高さ、試験科目数の多さなど多角的に解説しました。

確かに医学部合格には高い偏差値が必要となるなどハードルが高く、対策不足から不安を感じる受験生も多いでしょう。

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