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医学部受験生はオープンキャンパスには行くべき? メリット&デメリットを徹底解説!

医学部受験生はオープンキャンパスには行くべき? メリット&デメリットを徹底解説!

受験生が大学内の様子や魅力を知ることができるイベント、「オープンキャンパス」。

大学が催すさまざまなイベントが魅力ですが、一方で、貴重な受験勉強の時間を削って参加するだけのメリットがあるのかどうか、疑問に思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回の記事では、オープンキャンパスではどのようなイベントが行われるのかから、参加するメリット・デメリット、見るべき/聞くべきポイントまで詳しく解説します。

オープンキャンパスとは?

まずは、オープンキャンパスとはどのようなものなのか、簡単にご紹介します。

大学で行われる「大学を知る」ことができる総合イベント

オープンキャンパスとは、学校がキャンパスを一般に開放し、学校説明会やキャンパスツアー、授業体験などを通して、学校を知ってもらうためのイベントを指します。

専門学校・短大・大学などを中心に実施され、丸一日から数日間、複数回にわたって実施されます。

学校側としては、できるだけ多くの受験生に参加してもらうことで、学校の特徴や魅力、施設の充実度を直接伝えることが可能です。

そのため、高校生を中心に比較的自由な時間が多い、夏休みの期間を中心に実施する学校が多いです。

また、オープンキャンパスの特徴の1つとして、フランクな、楽しめるイベントであるということも挙げられます。

受験生が楽しみながら学校生活を想像できるようなイベントや仕掛けを用意しているため、「受験」「入試」といった固いイメージを持ちすぎずに参加できる点も魅力です。

オープンキャンパスではどんなことをするの?

前項では、オープンキャンパスの概要についてお伝えしました。

以下では、主に大学のオープンキャンパスではどのようなことが行われるのか、より具体的に解説します。

キャンパスツアー

オープンキャンパスでは「キャンパスツアー」という、大学構内の見学ツアーを催すことがあります。

ガイドの案内に従って実際に大学構内を歩き、設備や構内の様子を見学することができます。

多くの場合、ガイドは在学中の学生が担当するため、大学にまつわるちょっとしたエピソードを聞いたり、フランクに質問したりすることができます。

大学生が大学でどのように過ごしているのかを身近に感じてもらえること、また、受験生に入学後をイメージしてもらえることから、多くの学校のオープンキャンパスで実施されています。

学校説明会/入試説明会/入試相談会

入学を前向きに検討している人に向けて、学校説明会や入試説明会、個別の入試相談会を実施する学校も少なくありません。

学校説明会では、大学の特徴や、入学にあたってのアドミッションポリシーなどを、受験生やその保護者に向けて説明します。

大学によっては、入試情報に特化した説明会として「入試説明会」という形で実施する場合もあります。

入試相談会では、大学職員または在学生と、個別に入試相談をすることが可能です。

大学生活がどのようなものであるか、課題の量、一人暮らしの様子など、さまざまな側面から質問が可能です。

そのため、受験を迷っている、合格後の生活に心配がある、入試に向けての不安を相談したい、という方に非常に有意義な催しです。

授業体験(体験授業)

「大学ではどんな勉強をするのか」や「大学の授業の雰囲気」がイメージしづらい人も多いため、オープンキャンパスでは授業体験(体験授業)を実施します。

高校生ではなかなか経験のない、大教室での授業や、大学の設備を使用した実験授業への参加など、「大学ならでは」の授業を体験できる機会を提供することが多いのが特徴です。

授業体験は、大学によりますが、学部・学科ごとに実施する場合もあります。

総合大学では、複数の学科を検討している受験生も少なくないため、学部・学科ごとの違いを比較して検討できる点も特徴です。

学食体験/サークル紹介など

多くの大学でオープンキャンパスが行われるようになった昨今では、大学独自のイベントを実施し、独自性をアピールすることも少なくありません。

前出のようなオープンキャンパスの王道的なイベントのほかにも、以下のようなイベントを実施した実績が確認できます。

l   学食体験

l   サークル紹介

l   謎解きゲーム

l   入試対策講座

l   トークショー

など、学生が企画した楽しいイベントが行われることもあります。

また、コロナ禍以降では、遠方からの参加希望者に対するWebオープンキャンパス、地域の大学が一同に会する「大学フェア」などの実施も盛んです。

医学部受験生がオープンキャンパスに参加するメリット・デメリット

ここまで、オープンキャンパスとはどのようなものなのか、という点を解説してきました。

受験生が大学を知る絶好の機会であることはわかった一方で、「医学部受験生にとって、限られた受験勉強の時間を割いてまで、オープンキャンパスに参加する意義はあるのだろうか」、と感じた方も少なくないかと思います。

そこで以下では、“医学部受験生がオープンキャンパスに参加するメリット・デメリット”について解説します。

オープンキャンパスに参加するメリット

まずは、医学部受験生がオープンキャンパスに参加するメリットを解説します。

①入学後がイメージできる

メリットの1つ目は、「入学後がイメージできる」という点です。

大学に足を運ぶことで、通学に使う道や、キャンパスの構造を知ることができます。

大学までの道がどのようになっているのか、キャンパスへの入り口はどこを使ったらいいか、図書館はどこにあるのかなど、自分の目で確認することで、「実際通う」ことをイメージし、入学後の生活を具体的に想像することができます。

反対に、実際に足を運んでみることで、「思ったよりも駅から距離がある」「通学に時間がかかりすぎてしまう」(=一人暮らしが必要)、「キャンパス内の移動に時間がかかる」(=キャンパス内の移動手段として自転車が必要)など、必要な条件の整理や、希望とのミスマッチに気が付く可能性もあります。

②入試に関する相談ができる

オープンキャンパスでは、入試説明会や個別の入試相談会など、その大学の入試情報に特化したイベントも数多く実施されます。

中でも、入試相談会(個別相談会)では、大学職員や在学生と個別に話せるため、自身の現状を伝えたうえで、入試に向けての不安を相談したり、アドバイスをもらったりすることができます。

予備校や塾の講師のアドバイスとは一味違う、年の近い在学生ならではの助言は、受験生にとって大きな励みとなります。

また、入試方式や併願の考え方、入学手続きや、通学環境などについて、在学生にフランクに相談できることも魅力です。

特に、医学部受験生は「直前期はどんな追い込みをしたか」「入学後どういった生活になるのか」「勉強は難しいか」「バイトはできるのか」など、医学部受験生ならではの疑問も多いかと思います。

そういったリアルな部分も率直に質問できるため、日々の勉強にどこか不安を抱えている方には特におすすめのイベントです。

③勉強のモチベーションが上がる

各種イベントへの参加や、前出の①②の結果、得られるメリットとして、「勉強のモチベーションが上がる」という点も挙げられます。

実際に大学を見に行くこと、在学生と話すこと、通っている自分がイメージできること、これは、「合格したい」「絶対に●●大に行きたい」という意欲を沸かせます。

合格のために学力を上げたい→勉強したい、と、気持ちが具体的な行動を導くことで、間接的に学力向上に寄与すると言えます。

長く孤独な受験期間を乗り切るにあたっても、目標の明確化・イメージ化は大きな効果をもたらします。

④過去問やグッズ、入試情報をもらえることも

大学によっては、オープンキャンパス参加(もしくは、入試説明会/個別相談会などのイベント参加)で“おみやげ”を配布することがあります。

例えば、過年度の入試問題冊子や、入試情報をまとめた冊子、学生が企画したフリーペーパーなど、入試情報に関するものや、大学名の記載されたシャーペン/ボールペン、消しゴム、ペンケースなど、「来てよかった」と思えるものが中心です。

大学名の入った文房具などは、使用しながら大学名が目に入るたびに勉強に気持ちが入るため、モチベーションアップのグッズとしても効果的です。

オープンキャンパスに参加するデメリット

次に、医学部受験生がオープンキャンパスに参加するデメリットを解説します。

①時間が必要

まず、オープンキャンパス参加にはまとまった時間が必要です。

加えて、実施日の決まっているイベントなので、実施日当日に予定を空けることが必須となります。

志望校のオープン模試や、代替の効かない用事がある場合には参加が難しいこと、そして、勉強時間を削る必要があることをデメリットに感じる人は少なくありません。

そのため、時間がとられることに懸念がある場合、志望度の高い大学のみ(1-2校程度)参加することをおすすめします。

もしくは、早めに志望校が決まっている場合には、高校1年生・2年生といった比較的余裕のあるタイミングでオープンキャンパスに参加しておくとよいでしょう。

加えて、リフレッシュや気分転換に時間を割くことは決してマイナスばかりではありません。

オープンキャンパスに参加することで、学習への英気やモチベーションアップが期待できるのであれば、時間をかけて参加することがプラスに働く可能性もあります。

②本当の授業の様子まではわからない

オープンキャンパスの魅力の1つは、授業体験や実験参加体験など、実際の大学の授業に近い体験ができる点です。

しかし、あくまでも「体験」できる内容で実施されているため、本当の授業の様子とは異なります

そのため、「大学生が実際にどんな授業を受けているのか」という点を知りたい人にとっては、やや物足りない内容に感じてしまう可能性があります。

ただし、個別相談会やキャンパスツアーなどで、在学生と直接話ができる場合もあるため、授業の内容や大学生活について具体的にイメージしたい場合にも、やはりオープンキャンパスへの参加は有効な面が多いと考えられます。

オープンキャンパスで見るべき・聞くべきポイント

ここまで、オープンキャンパスに参加するメリット・デメリットをご紹介しました。

優先順位は人それぞれではありますが、オープンキャンパスへの参加は、モチベーションの維持や目標の明確化という意味で、大いに意義のあるものである、という点がお分かりいただけたかと思います。

以下では、実際にオープンキャンパスに参加した際に、どのようなポイントを見るべき・聞くべきかをまとめています。オープンキャンパスに参加する前の確認にも便利な内容となっていますので、ぜひご活用ください。

通学までの乗り換え・道のり

まず、「実際に通学するつもりで」、大学までの乗り換えや道のりを確認することが大切です。

大学の授業は、1限が8時過ぎ、7限・8限となると19時~20時ごろと、早い時間/遅い時間に実施されます。

そのため、通学時間が長すぎたり、経路が複雑すぎたりすると、大学に行くこと自体にストレスを感じてしまうことがあります。

特に、医学部のような実験/実習の多い学部は、大学に長時間滞在することも少なくありませんので、あまりにも時間や手間がかかるのであれば、近隣に引っ越すなどの対応が必要です。

また、大学は学部によってキャンパスが異なる場合があるため、「大学正門から自分の学部棟まで」が離れている、といった場合も少なくありません。

様々なケースを想定したうえで、大学までの乗り換えや道のりを辿ることは、オープンキャンパスで注目するべきポイントの1つと言えます。

大学の施設・設備

キャンパスツアーやイベント参加を通して、大学の施設・設備を見て回ることも重要です。

特に、研究に関する設備や図書館、コンピュータールームといった、利用頻度の高い設備については、実際に足を運んで雰囲気を味わうことをおすすめします。

学習内容/カリキュラム

オープンキャンパスの学部・学科説明会などで、学習内容やカリキュラム、取得可能な資格や実習内容(実習先)など、学習内容を詳細に聞いておくことも大切です。

進学後、自分がどのような学習をするのか、またそのタイミングなどを知ることで、大学の特性の理解につながるうえに、大学生活をイメージすることが可能です。

大学生は入学後すぐに自分で履修登録をする必要があるため、カリキュラムの大筋を把握しておくことは、大学1年目を円滑に過ごすための下準備としても効果的です。

豊富な大学情報で受験生をサポート!医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまで、オープンキャンパスを軸に、大学の情報を知ることで得られるプラスの効果について言及してきました。

大学受験において、目標に向けて努力し続けること、そしてそのためのモチベーション維持は非常に重要です。

しかし、長く孤独な受験勉強で、モチベーションを高く維持し続けることを難しく感じる方は少なくないと思います。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、京都にある医学部専門予備校で、これまでに何人もの国公立大学医学部合格者を輩出しています。

以下では、京都医塾についてご紹介します。

合格に必要な学力から逆算してカリキュラムを作成

生徒たちはそれぞれ、得意科目や苦手科目、最適な学習方法などが異なります。

そのため、京都医塾では、全員に画一的な指導を行うだけでは、合格への最短ルートを辿ることはできない、と考えています。

京都医塾では、効率的な学力アップのためには、一人ひとりの能力・適性に合わせた指導が必要だと考えています。

そこで、合格に必要な学力から逆算したうえで、必要な学習内容を洗い出し、生徒一人ひとりの状況・学習スタイルに合わせた、合格までのカリキュラム設計&プランニングを行っています。

現在の学力や潜在的な力を極限まで分析し、カリキュラムを設計し、カリキュラム内容に合わせて、日々どのような内容の学習を進めるかをスケジュール化しています。

この、徹底した個別カリキュラムによって、必要な時期に必要な学習だけに絞って取り組むことが可能です。

「医学部専門予備校」だからこそ、圧倒的な入試情報

大学入試は、一種の情報戦です。

そのため、受験生や保護者にとって、医学部入試の正しい情報をキャッチアップすることは、志望校合格のために必要不可欠です。

しかし、膨大な大学入試情報から情報を精査し、自分に必要な情報だけを得ることは非常に難しく、また時間がかかります。

そこで、受験情報のプロ集団が集う京都医塾では、専門予備校ならではの迅速な情報収集+最新情報を基にした適切な進路指導を行っています。

医学部専門予備校の強みである「情報力」を活かし、医学部合格への最短ルートを示す指導を行っています。

いつでも質問OK! 質問対応専門講師が常駐

京都医塾の強みとして、いつでも&講師に質問が可能な環境が挙げられます。

京都医塾は、大学生チューターやアルバイト講師ではなく、「医学部受験のプロ」である講師が専任で質問対応を行っています。

そのため、回答をお待たせすることなく、疑問の即時解決が可能です。

解法を示すだけでなく、苦戦している単元がどうすれば解けるようになるのか、といった抜本的な解決方法についてもアドバイスを行います。

また、専任講師が質問対応を行う強みとして、受験直前期でも対応可能な点が挙げられます。

難度の高い問題や過去問であっても、プロ講師から即座に回答が得られるため、入試直前期であっても通常期と変わらない学習効率で対策が進められます。

まとめ

いかがでしたか?

志望度の高い大学に関しては、早い段階でのオープンキャンパスへの参加の検討をおすすめします。

そして、医学部受験に向けて高いモチベーションを維持しながら学習したい方、医学部への確実な合格を目指したい方は、京都医塾へのご通塾をぜひご検討ください。

ただし、京都医塾では、一流の授業と生徒一人ひとりの医学部合格へ向けた徹底的な分析・プランニングにご納得いただいたうえで、入塾のご検討をいただきたいと考えています。

そのため、京都医塾では、入塾希望の方には通常2~3日かけて入塾説明・体験授業・学力診断テスト・分析結果報告などを実施しております。

しかし、遠方にお住まいの方は複数日では参加が難しいため、京都医塾を2日間かけて知っていただく『一泊二日医学部合格診断』を実施しております。

宿泊費・交通費は京都医塾が負担いたしますので、「京都医塾ってどんな予備校なんだろう?」「京都医塾のカウンセリングではどんなことを話すんだろう?」など、少しでもご興味をお持ちくださった方は、ぜひ『一泊二日医学部合格診断』へご参加ください。