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医学部入学に「裏口」はある? 裏口入学の真偽を徹底解説

医学部入学に「裏口」はある? 裏口入学の真偽を徹底解説

医学部入学は、日本最難関の試験であり、合格を勝ち取ることは非常に困難です。

そのあまりの難度から、医学部入学のために「裏口入学」することはできないものか…と真剣に検討してしまうケースは少なくありません。

しかし、「裏口入学」は不正な行為であり、認められてよいものではありません。

それにもかかわらず、”医学部の不正入試の存在”は噂として根強く、今もささやかれています。

そこで今回の記事では、医学部の裏口入学は存在するのかどうかについて、徹底解説します。

「裏口入学」とは?

「裏口入学」とは、一般的に、正規の試験や手続きを経ず、賄賂や縁故を用いて不当に入学することを指します。

もう少し俗的に表現すると、コネクションを利用して入学する「コネ入学」「口利き」なども、裏口入学に含まれます。

ドラマや小説などで、資産やコネクションの強さを表現するために用いられることもあるため、実在するかどうかはともかく、その存在はイメージ可能な方が多いかと思います。

しかし、現実において、裏口入学を認めることは犯罪行為ととらえられることも多く、贈収賄や詐欺罪などでの立件が見込まれます。

裏口入学にメリットはある?

辛い受験勉強をしていると、「簡単に入学できる方法はないものか」と、思い悩んでしまう気持ちや、「こんなに必死に勉強して入学できない人もいる一方で、裏口入学で簡単に入学している人がいるかもしれない」と思い、やるせなくなる気持ちはよくわかります。

では、裏口入学は、本当にメリットのある手法なのでしょうか?

裏口入学にメリットはない

結論から申し上げますと、裏口入学にメリットはありません

もちろん、「憧れの大学に入学できる」ということをメリットと感じる方も多いかと思いますが、以下のような理由から、裏口入学にはメリットがないと考えます。

実力で入学していないので、授業についていけない/留年の可能性が高まる

例えば、本来は入学できる実力がない人物が医学部に裏口入学で入学したとしても、医学部の授業にはついていけません。

医学部では、人命に関する膨大な医学知識を学習します。

それは、大学入試における学習範囲の比ではありません。

そのため、そもそも医学部医学科の入試を実力で突破することができなければ、医学部の学習にはついていくことは難しいと言えます。

一方で、各大学の医学部で「国家試験合格率●%」などの実績を謳われているのを見ると、「医学部に入学さえすれば、国家試験にも合格できるのでは」と考える方も多いかと思います。

しかし、多くの医学部では、学年ごとに必修単位を設けていること、加えて、卒業試験に合格しないと卒業ができません。

すなわち、そもそも合格する見込みが高い人物に限り、国家試験を受験しているという状態です。

そのため、実力不足で医学部医学科に入学しても、必修単位の取得ができない、卒業試験に受からないという理由で、高い確率で留年してしまいます。

裏口入学自体が詐欺の可能性もある

詐欺の方法として、裏口入学が利用されるケースも少なくありません。

例えば、「●●万円支払ったら、入試当日に▲点のプラスを与えます」という内容で、裏口入学の契約を交わしたとします。

このケースは、得点に下駄をはかせて合格しやすくする、ということになります。

しかし、この約束を交わしたとしても、不合格の可能性は捨てきれないため、実際には何も対応をせずに、お金だけだまし取ることができます。

裏口入学を依頼したことで不合格に直結することも

また、本当に裏口入学が可能な人物と通じて、対応をしてもらったとしても、その不正が絶対に明るみに出ないという保証はありません

反対に、「不正入試をしようとしている」という事実を告発され、不合格になるケースも考えられますし、悪意のある相手の場合、その事実を恐喝の材料にする可能性もあります。

”裏口入学”は本当に存在しないのか?

ここまでお伝えした通り、裏口入学はメリットのない不正行為です。

しかし、残念ながら、過去に裏口入学が実際に存在した事実が発覚しています。

「東京医科大学『不正入試』事件」

2017年度・東京医科大学不正入試事件は、一連の「文部科学省汚職事件」の中で明るみに出た不正入試事件です。

文部科学省の当時の局長が、息子を東京医科大学に裏口入学をさせていたことから、不正入試の存在が発覚しました。

調査の結果、性別・浪人回数に対して一律減点をしていたこと、特定の学生を合格させる「裏口入学」が行われていたことが発覚しました。

他大学でも実態調査が命じられ、東京医科大学に加えて、昭和大学、神戸大学、岩手医科大学、金沢医科大学、福岡大学、北里大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学が特定の条件にあたる学生についての得点調整を行っていたことを公表しました。(医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る調査について より)

上記からお分かりいただけたように、残念ながら「過去」において不正入試や一部受験生を差別的に扱う事象は存在していました

しかし、不正入試は、努力を重ねてきた受験生への冒涜であり、想いを踏みにじる行為です。

そのため、発覚後は文部科学省の調査のもと、不正入試の根絶にむけての施策・調査が実行されています。

「医師」という存在が人々に与えるもの

医師は、人命を扱い、救う存在です。

当然、誰にでも任せられるものではなく、膨大な知識を活かし、生命や患者に対して真摯に向き合う対応ができる、倫理観のある人物にのみ勤まります。

「医師になる」という崇高な目的をかなえるために、自分自身を裏切る用な行為を行っては本末転倒です。

その人物が医師になる資質があるかどうかを見極めるために、大学入学試験は実施されています。

だからこそ、入試をまっとうな方法で突破することこそが、立派な医師になる第一歩であると言えます。

医学部合格の一番の近道は「学力をつける」こと

医学部に合格するためには、実力をつける以外にありません。

一夜にして学力が伸びる裏技や、実力がないままに入学できる裏口もありません。

試験本番で合格点を勝ち取ってのみ、医学部入学の道が開かれます。

裏口入学の方法を考える時間やその真偽を確かめる時間を受験勉強に充てるほうが、医学部に合格する確率は各段にアップする、と考えましょう。

医学部合格を掴める実力を培うなら京都医塾

繰り返しになりますが、医学部に合格するためには、実力をつける以外にありません

医学部合格は険しい道のりですが、着実な努力で自身を高め、合格を目指す必要があります。

しかし、思うように学力が伸びなかったり、計画通りに学習ができなかったり、モチベーションが保てず集中が続かなかったりと、自分一人での学習に限界を感じるお声をしばしば耳にします。

そこでご紹介したいのが、医学部専門予備校「京都医塾」です。

京都医塾は、オリジナルの指導メソッドで、数多くの国公立大学医学部合格者を輩出している医学部専門の名門予備校です。

ここから先は、京都医塾の指導メソッドについてご紹介します。

目標から逆算して個別カリキュラムを作成&進捗を徹底管理

医学部合格のためには、学習「量」が求められることは言うまでもありません。

しかし、むやみやたらに学習量を増やしても、強化するべきポイントや、アプローチが間違ってしまっていては、学力の向上にはつながりません。

京都医塾では、医学部合格に必要な学習事項を洗い出すために、現状と目標(=医学部合格)のギャップを見極め、どう埋めていくかを逆算してカリキュラムを設定します。

そのため、授業・模試・学力診断テストなどを通して、現状の学力を徹底的に分析し、「何を」「いつ」「どれくらい」学習すれば、医学部の合格ラインにたどり着けるのかを算出します。

しかし、カリキュラムを立てるだけでは学力アップにはつながりません。

カリキュラムに合わせ、日々の学習内容をスケジュール化し、To doとして明示し、進捗管理まで行います。

そのため、一人ではつい未達のままおわってしまう学習計画も遂行可能です。

小論文・面接指導を納得いくまで受けられる! 徹底した二次試験対策

多くの医学部では、学力を図る一次試験のほかに、小論文や面接で人間性を図る二次試験を実施しています。

医師として従事するにあたってふさわしい素養があるか、人間性があるかを見極める、重要な試験です。

しかし、これは裏を返せば、医師になりたいという志があるにもかかわらず、その気持ちを表現する言語能力や口頭説明能力が欠けていると、二次試験でうまく伝えられずに不合格となってしまう可能性がある、ということです。

そこで京都医塾では、医学部の二次試験対策も徹底的にサポートしています。

小論文・面接は、過去の出題実績から演習問題を作成し、実践的な演習の場を設けています。

小論文・面接指導の専門講師が担当しますので、納得いくまで研鑽が可能です。

医師になりたい、という思いを自信をもって表現できるよう、全力で指導してまいります。

入試と入試のスキマ時間も徹底対策・万全のフォロー体制

京都医塾の強みとして、「受験生をどんなときでもサポートする」体制が挙げられます。

一般的に、予備校は入試期間に入ると次の学年の指導や、次年度の準備に入り、受験生の個別対応時間が減ってしまいます。

しかし、京都医塾では、入試日と入試日の間、わずかな隙間時間も受験生のサポートに充てています。

例えば、一校目の入試本番でできなかった箇所や、わからなかった箇所の個別質問に回答し、次の入試で確実に得点するための指導を行ったり、大学ごとの出題傾向を踏まえ、試験日までの最後の期間に何をやるべきかを指導したりと、直前期だからこそ効果的な学習指導を実施しています。

受験勉強期間の中でも、特に凝縮した対策が求められる入試直前期に、他の受験生の何倍もの効率で学力アップを図り、合格を目指します。

まとめ

医師になるためには、人命を背負う覚悟と、それに見合うだけの学力と努力が求められます。

どんな場面でも落ち着いて判断を下すために、自信の裏付けとなるだけの研鑽を積むことを心がけましょう。

また、この記事を通して、京都医塾に興味をもってくださった方も多いかと思います。

京都医塾では、

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