京都医塾英語科です。

このページでは「東京女子医科大学の英語」についての過去問分析コメントを紹介します。

・“医学部受験に興味がある”という方
・“東京女子医科大学”の受験を考えている方
・“東京女子医科大学の英語がどのような問題か知りたい”という方
におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。

概要

【形式・制限時間・配点】2021年度（最新の問題より）　
形式： マークシート＋記述
制限時間：60分
配点： 100点

出題の傾向と特徴

形式に加え、大問数も固定されてきた2017年度以降の5年分についての傾向をまとめます。

【毎年恒例の出題形式】

①長文内容一致と和訳

②自由英作

③短文を適所に挿入する問題

④グラフ入りの長文穴埋め

⑤グラフ入りの会話問題

【制限時間に対する問題量】

かなり効率良く解かないと間に合わないでしょう

2022年度（最新の過去問）の分析

ここまでは近年の傾向を見てきましたが、ここではさらに踏み込んで、最新の入試問題を具体的に分析したいと思います。
※以下、過去問をお手元にご覧になるのが理想的ですが、過去問がなくても問題なくお読み頂けます。

【第１問】（難易度：標準）　

長文問題です。記号問題が10問、和訳が1問、自由英作が1問という構成です。記号問題は3問が下線部の意味を問うもの、残り7問が内容一致です。ほとんどの問題で下線部や段落の指示がありますので、どこにヒントがあるのか悩む必要はなさそうです。また、長文の内容が理解できさえすれば、そこまで難しい問題ではありません。和訳もそこまで難解なものではありませんし、自由英作も30語という短さなのでぜひ書くべきでしょう。

≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…8割
他教科を得点源にしたい受験生…6割

【第２問】（難易度：標準）　

一つの文を長文中の4つの空所の適切なところに入れる問題が3つ出題されます。このタイプの問題を苦手にしている人も多いと思いますが、「ここが適切な場所だ」と決められるヒントが必ずあるはずです。そのヒントを正しく見抜くことができればより正しく、より速く解くことができますので、本気で東京女子医科大学を志望校とするならぜひ訓練を重ねておくべき問題です。慣れれば決して難しい問題ではありません。とはいえ、2022年度の問題はちょっと分かりにくい問題もあるので、英語が得意な人でも満点は難しいかもしれません。

≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…2問
他教科を得点源にしたい受験生…1問

【第３問】（難易度：標準）　

長文とそれに関連する図・グラフを参照して解く問題です。全部で10　問出題されます。グラフは飾りではなく、ちゃんと理解しないと解けない問題です。昨年度のグラフは分かりにくいものでしたが、今年度のグラフは分かりやすいものです。女子医の過去問を解いて、この形式に慣れることも重要です。

≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…10問中8問

他教科を得点源にしたい受験生…10問中6問

【第4問】（難易度：標準）　

基本的には第3問と同じ形式です。第3問が長文であるのに対し、第4問は会話で構成されているのが違いです。こちらもグラフをちゃんと理解しないと解けない問題ですので、正解す2るためにはしっかり読み込むことが必要です。

≪202年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…12問中9問

他教科を得点源にしたい受験生…12問中7問

【総評】

しっかり読めれば選択肢自体は簡単な問題も多いですが、60分の中で全ての文を理解するのはかなり難しいと思われます。ただ、第2問などは経験を積むことで少しでも速く解けるようにはなるでしょう。また、例年ジャパンタイムズなど英字新聞から出題されることが多いので（今年はNew York Timesが出てますね）、英字新聞で新聞記事の英語に慣れておくのもいい訓練になるでしょう。

まとめ

というわけで、今回は東京女子医科大学医学部の英語についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです！

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