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【2021年度】兵庫医科大学医学部の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ

【2021年度】兵庫医科大学医学部の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ

私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「兵庫医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。

・“医学部受験に興味がある”という方
・“兵庫医科大学医学部”の受験を考えている方
・“兵庫医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。

兵庫医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評

英語

英語を得点源にしたい受験生で106点(70.6%以上)、英語が苦手な人で72点(48%)という結果になりました。外国語150点、理科200点、数学150点、小論文50点、調査書・面接100点の合計600点中、正規合格の合格最低点が401.0点(61.6%)と公表されています。英語が苦手な人は、小論・面接を含む、英語以外の得点を伸ばさなければなりません。全体的に語彙レベルは高めです。兵庫医科大の英語で合格点を目指すなら、英検準1級レベルの語彙までは入れておいたほうが無難です。

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数学

第2問や第3問での得点が見込めないため、「第1問でどれだけ得点できるか」が重要になる問題構成と言えます。そのため、第2問や第3問に時間を使いすぎず、第1問で「解けた」と感じた問題は徹底的に見直し・検算を行い、少しでも得点を稼ごうという意識が重要になります。なお、記述式の解答形式ですが、論述が必要な問題は限られますので、まずは正しい数値を求めるという姿勢も重要になります。

癖のある問題が多数出題されますが、そのことばかりに注目せず、典型的な問題を見抜き、問題を取捨選択して取り組めば得点は積みあがります。そのため、過去問の演習を通して問題の取捨選択の練習をすることに加え、典型的な問題は確実に正答できるよう基本問題の訓練を怠らないことが合格につながると言えるでしょう。

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化学

計算問題は基本的な典型パターンだけでなく応用力を要する問題も多いため、普段から少し難しめの問題に積極的に挑戦しておくとよいでしょう。逆に知識問題は基礎的な内容が多いため、教科書レベルの知識を確実に暗記しましょう。出題は理論、無機、有機の全範囲に渡っており、偏りの無い知識が求められます。弱点となる単元がある場合は集中的に学習を進め、弱点を早期に克服しておきましょう。

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生物

幅広い分野から様々な形式で出題されますが、難しい設問は少ないです。大問1に毎年小問集合が出題されています。やや細かい知識も要求されるが、近年は易化の傾向にあります。

論述問題も毎年出題されます。以前は文字数が多く、まとめるのがやや忙しかったのですが、近年では文字数が少ないものや字数制限を設けず解答欄の枠内に書くという問題が増えたため易化しています。用語の説明や典型的な実験考察の論述問題に多く取り組み、正しく表現する力を身に付けておきましょう。一部難しい出題はありますが、偏った対策をする必要はありません。教科書を丁寧に何巡も読み返すことで基礎知識を固め、標準難度の問題に多く取り組んでおくことで高得点が狙えます。

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物理

難易度は基本~やや難まで幅広く、時には高校物理を超えた内容も出題されます。しかも、1科目あたり60分で5題を解かなければならず、時間的な余裕は全くありません。そのため、そのような問題を見極めて取捨選択し、標準レベルまでの典型題を素早く解き進める必要があります。また、全ての設問において導出過程も記すことになるため、解答時間を意識した過去問演習を十分に積んでから、試験に臨みましょう。

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京都医塾の入試問題分析と相性評価

京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。

その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。

京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

投稿者:清家 二郎

  • 役職
    京都医塾塾長
  • 講師歴・勤務歴
    15年
  • 出身大学
    東京大学理科一類農学部/信州大学医学部
  • 特技・資格
    シェパードの鳴きまね・バスの添乗・キャンプカウンセラー
  • 趣味
    蝶の羽化・石・地図・旅・写真・キャンプ・球技など
  • 出身地
    京都市
  • お勧めの本
    珠子十歳のれくいえむ・チェルノブイリ診療記(菅谷昭先生)

受験生への一言
医師を目指す、全国の受験生諸君、この受験は、人生の転機となる瞬間です。それを本気で戦うことができる場所と時間、それが、京都医塾の「京都留学」です。迷いがあるなら、何でも相談してください。京都医塾が、君たちが人生の転機を過ごすべき場所であるかどうか、本物であるか、一度、体感しに来てください。自分が、どうしたいのか、何をすべきなのか。はっきりします。

本気で「医師になる」 もしも、そう覚悟を決めたならば、一緒に戦いましょう。
最強の京都医塾チームが待っています。