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[2019年 卒業生対談] 安野 佑樹くん

[2019年 卒業生対談] 安野 佑樹くん

 

写真:左から安野 佑樹くん(高槻高校出身・大阪医科薬科大学 医学部医学科 合格)、清家 二郎(京都医塾 塾長)

清家:今年も生徒のみんなが頑張ってくれた結果、医学部にたくさん進学してくれました。今回は高卒2年目で、見事第一志望の大阪医科大学に合格した安野くんにお話をお聞きします。まずは合格おめでとう。

安野:ありがとうございます。

清家:安野くんは京都医塾の高卒本科生として2年間通塾してくれたわけだけど、やっぱり現役の時とは違いましたか?

安野:全く違いましたね。当初は本当にやらないといけない勉強量と密度に圧倒されました。授業がない時間も15分単位で何をどれだけすべきか課題自習のスケジューリングがされるので『何をやったらよいのか?』と迷う隙もなかったです。復習をするという習慣すら無かったので必死でした。しかも実は僕、浪人してから医学部に絶対行きたいと本気で思うようになったんです。

清家:えっ!じゃあそれまでは?

安野:現役のときは、何が何でも医学部という強い思いはなく、実家がクリニックなので、何となく医学部を受験しているという感じで。でも、浪人して毎日14時間勉強する京都医塾での生活の中で、『自分はなぜこんなに毎日勉強しているのか?医師になって何がしたいの?』と自問自答するようになって。結果、健康は人にとって何よりも大事で、それが損なわれることは大変辛い。だからこそ健康を支え、命を救い、人の幸福に貢献したいと強く思うようになったんです。

清家:なるほど。そこから何か変わりましたか?

安野:今思うとそれが大きな転機でしたね。目的がはっきりして、ただしんどい勉強をこなすだけでなく、目標に向かって毎日、努力することに熱がこもり、迷いなく勉強できました。

清家:そこからの学習は順調でしたか?

安野:いや(笑)初めは、知らないことばかりで、苦手科目の数学・化学は点数も低く、心が折れそうになる時ばかりでした。先生が本当に熱心で『こんなに先生が真剣に教えてくれているのだから、そんな先生の期待に何とか応えて結果が出したい』とそればかり考えていました。

清家:ありがとうございます。ぜひ、その言葉を京都医塾のすべての先生に聞かせたいですね。それでは京都医塾の良かったところは?

安野:先生と生徒の距離が近く、すべての先生が僕の弱点や性格、癖などを完全に把握し、志望校を突破するために、今の段階では何をどこかまでできるようにならないといけないか、そのために何をすべきか、明確に差し示してくれるところ。講師室にはいつも先生がいて、日々の悩みや疑問をいつでも相談でき、精神的に弱い自分を支えてもらえたところでしょうか。

清家:では一番しんどかったことは?

安野:なんといっても、1浪目の受験が不合格に終わった時ですね。あれは正直つらかった。塾長や先生方にたくさんフォローしてもらって、なんかとか2年目をスタートしたけど、自分の最大限を出し尽くしたと思っていたので、どうしたらよいのかと思いました。あれは正直つらかった。塾長や先生方にたくさんフォローしてもらって、なんかとか2年目をスタートしたけど、自分の最大限を出し尽くしたと思っていたので、どうしたらよいのかと思いました。

清家:どう乗り越えました?

安野:2浪目を始める三者面談の時に、塾長から『今年はどこの医学部でも良いと思ってはいけない。絶対、大阪医科大学に合格すると強く思いなさい。』と言われたことと、その頃、1浪目に京都医塾で一緒に学習して医学部合格した友人達と話す機会があり、こんなんじゃいけないと気合が入りました。

清家:2年目の生活はどうでした?

安野:いざ2年目が始まると、やることがいっぱいで。京都医塾は全ての教科で、1浪目の学習の到達度を踏まえて、大阪医科大の合格に必要な内容にどんどん入っていきました。得意だと思っていた英語も、大阪医科大の記述問題に対応できる力をつけるため日々細かい添削を受け、化学・生物は、偏差値70を超えるほど伸びて自分でも驚きました。数学は最後まで苦しんだけど、他の教科の足を引っ張らないところまでは仕上げることができました。

清家:入試が始まってからも頑張っていましたね。

安野:入試期間も受験校に特化したことを前日まで授業していただきました。それを続けたことで、1月からでも実力が上がり続けて、それが第一志望の正規合格につながったと思います。東京サポート(京都医塾の入試サポート)で、受験会場に向かう時も帰る時も先生がついてきてくれて平常心で受験できましたし、その日、入試で出た問題やその類題を解くことで、できなかったことを解消し次の日の受験に活かせたことは大きかったです。その結果、関西医科大、兵庫医科大、帝京大をはじめ複数の私立医学部に、そして悲願である大阪医科大学に見事合格してくれました。

清家:それでは最後にこれから医学部を目指す受験生にアドバイスをお願いします。

安野:何がなんでも医師になりたいという目的意識をもって毎日勉強してください。医学部の勉強は本当に大変で、なんとなく勉強するだけでは、続けることは本当に難しい。でもそれでもしんどいことはあると思うので、信頼できる先生に正直な思いを伝えて、先生の熱意や高いテンションに引っ張ってもらって、合格するまで勉強を継続し続けることが大事だと思います。

清家:ありがとうございます。これからも努力を続けて素晴らしい医師になってくださいね。