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 私の医学部受験記 vol.18

 私の医学部受験記 vol.18

 

「みんなどうやって受験勉強しているんだろう」

「医学部に合格する人って、やっぱり特別なスケジュールで動いているのかな?」

…など受験に関するお悩みはありませんか?

そこで、受験生のリアルをお伝えするため、現役医学部生に自分の受験生活を振り返ってもらい、

”私と医学部受験について”の受験記を連載していきます!

連載18回目の今回は、京都医塾で生物科の非常勤講師として活躍する、

末久義朗さん(京都大学医学部医学科4回生)の受験記です。

通院経験をきっかけに、本や医学部の先輩との出会いから医師への思いを強くした

______なぜ「医学部」を目指したのでしょうか。

「幼い頃からアトピー性皮膚炎を患っており、小児科のクリニックに何度も通院していたのが、医師を志したきっかけでした。その後、中学2年生のときに小説『神様のカルテ』を読み、人の生死やQOL(生活の質)に直接関わる医師という職業に対する思いをより強くしました。高校2年生のときには、京大・阪大の医学生が中心となって運営している学生団体の活動の一環で、医学生の先輩方とお話する機会があり、医学部で得られる学びについていろいろと知ることができ、それもまた医学部を目指す動機のひとつとなりました。」         

他の受験生とのコミュニケーションをプラスにつなげる!

______一日のスケジュールを教えてください。

「現役当時、平日は夕方に学校の授業が終わったあと、学校の図書館で1–2時間勉強して塾に向かっていました。塾では授業も挟みつつ22時頃まで勉強し、帰宅してからまた小一時間ほど勉強していました。土日も午前中から塾や学校で勉強していることが多かったように思います。1浪で今の大学に入りましたが、浪人期も1限目から予備校に行って、自習室を活用しながら夜まで勉強していました。総じて、家よりは学校、塾、予備校の自習室で勉強することが多かったように思います。  」   

______ハードな毎日を過ごすため、気を付けていた生活習慣はありますか。

むやみに睡眠時間を削ることは避けていました。特に重要事項の暗記などがそうですが、やはり睡眠が不足しているとパフォーマンスは落ちます。

また他の受験生と極力コミュニケーションを取るようにしていました。喋りすぎで勉強時間が短くなるようなことはあってはいけませんが、ある程度リフレッシュの時間をもつことはモチベーションや集中力の維持にも繋がりますし、勉強面でも、志望校に関して有益な情報が得られたり、新たな解法を知ることができたり、使える参考書の情報を仕入れられたり、とプラスに働く面が多かったように思います。」       

自分みたいになるな!!受験においての失敗談

「浪人期の夏頃、現役時代の踏ん張りが効いたのか割と成績が順調に伸びた時期があったのですが、この時期に慢心した結果、秋の模試ではかなり厳しい現実を突きつけられる羽目になりました。自分の場合は特にスマートフォンとのつきあい方が問題だったように思います。実際、冬期・直前期には必要最低限の連絡以外では基本的にスマホを封印していたのですが、あれがなければ成績が復調することはなかったのではないでしょうか。特に浪人だと前期には現役生との差から好成績が出やすいのでつい油断してしまいがちですが、気を緩めることなく自分を律してほしいです。 

______オススメの勉強法をおしえてください。

 「あくまで自分の場合の話ですが、少し騒音がある位での場所での方が集中できるタイプだったので、ある程度他の人の声がしたり、他の人の目があったりする環境でよく勉強していました。また、生物や社会などの科目で暗記事項を記憶するときには、ただじっと椅子に座って読み込むだけでなく、立ち上がったり歩き回ったりしていろいろな姿勢で勉強するのが癖になっていました。どういう理屈か自分でもわかりませんがこの方が効率的に内容を頭に入れられるので、医学部に入ってからの勉強も時折このスタイルでやっています。  」  

自分次第で無限に楽しめる学生生活が待っている!!!

 ______最後に、受験生へメッセージをお願いします!

医学部には単に“頭がいい”だけでなく、さまざまな才能や志をもった人が集まっています。同級生と話していても、そのスペックやモチベーションの多彩さには本当に飽きるところがありません。また教員の先生方も、ラボや解剖などを気軽に見学させてくれたりと、親切な方が多いです。医学部は比較的閉じたコミュニティであるとされることも多いですが、少なくとも自分の大学だと、サークルや学生団体等の縁で他学部・他大学の学生と繋がれる機会も多いので、あまり交友関係の狭さは感じません。やろうと思えば無限に楽しめる学生生活が待っているので、是非将来への展望をもち続けながらそれを糧にして医学部合格を目指してほしいなと思います。」 

おわりに

他の受験生とのコミュニケーションを積極的に取っていたと語る末久さんの受験記でした。
しゃべりすぎは禁物ですが、モチベーションの維持や勉強に関する情報交換など、プラス面も多かったようです。

そして、受験生活を乗り越えた先には、「無限に楽しめる学生生活が待っている」とのこと。
医学部には単に“頭がいい”だけでなく、さまざまな才能や志をもった人が集まっているそうです!
楽しみですね!

※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。

***

ご紹介した先輩たちの受験記が、みなさんの勉強へのモチベーションを上げたり、医学部受験への疑問を解決したりするものになればうれしく思います。みなさんの健闘をお祈りしています。 

その他にも1人で解決できないこと、不安なことなどあれば、お気軽に京都医塾にお問合せくださいね。

投稿者:矢野 佑佳

  • 役職
    サポートスタッフ
  • 講師歴・勤務歴
    10年
  • 特技・資格
    JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格、上級心理カウンセラー資格
  • 趣味
    食べ歩き・映画鑑賞
  • 出身地
    愛媛県
  • お勧めの本
    ちはやふる

受験生への一言
「人生で一番がんばった!」と言えるような時間を京都医塾で過ごしてください。そのサポートをできることが本当にうれしいです。