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医学部生の大学生活ってどんな感じ!? vol.5

医学部生の大学生活ってどんな感じ!? vol.5

 

「医学部生ってどんな生活をしているの?」

「毎日どんな勉強をしているんだろう?」

…など、大学生活への疑問はありませんか?

医学部に入学してからの生活を知る機会はなかなか少ないですよね。

今回は、医学部生活のイメージをより確かなものにするために、

・京都大学のいいところ

・今大学で勉強していること

・医学部に入って苦労したこと

など、医学部に在籍する先輩だからこそ語れる、大学生活についてお伝えします!

今回は、京都医塾現役生科で生物科の非常勤講師として活躍する、
青谷知聖さん(関西医科大学 医学部医学科 2年生)からお話をお伺いしました。

関西医科大学の志望理由の一つは、校舎の綺麗さ

___関西医科大学のいいところを教えてください!

「まず校舎が綺麗なところです。私が関西医科大学に行きたいと思ったのは、一浪目の後期受験で関西医科大学を受験した時に初めて校舎に入り、綺麗さに圧倒されたからです。こんな綺麗なところに通ってみたい!と思ったのが第1志望にした理由でもありました。なので綺麗な校舎は魅力的な部分のひとつだと思います。

次に、立地が良いところです。京阪電車の枚方市駅からすぐの所にあり、京都、大阪のどちらにも行きやすい場所です。なので、友達と遊びにいく時に大阪、京都どちらにもすぐに行けるので便利だと思います。

さらに、1学年の夏休みから病院見学実習があり、医学部に入ってこれから医師を目指すために学習していく上で、私も将来こんな医師になりたい!というモチベーションを保ちやすいのも魅力のひとつだと思います。」

講義ごとに試験が実施される授業もあるから計画性が大事

___今どんな勉強をしていますか?

「試験前以外は受験期の頃よりも勉強していませんから、遊びに行ったりしています。試験前になると、友達と一緒に勉強したり、問題を出し合ったりもしています。

大学に入ると、今までとはまた違った形で覚えることも多いですし、講義が終わるごとにある試験で合格点をとる必要があります。そのためには計画的に勉強することが試験前に焦らないためには必要なので、浪人時代の計画力というのが使われている気がします。

浪人時代ほどはうまく回せていませんが、浪人時代に培った学習力というものが役立っているように感じます。」

やりたいことは入学までにやっておこう

___入学するまでにしておいた方がいいことは?

「受験でやりたいことをずっと我慢していた人も多いと思います。やりたかったことは思い切りやる方がいいと思います。大学に入ると、新しい学習が始まりますし、ゆっくりと時間を取ることが難しくなります。ゆっくりと時間をとれる時に、自分のやりたいことをやっておくことは大切だと思います。

また、生物、物理選択で心配な方もいると思いますが、それは日々の復習でなんとかなると思います。分からないことは先生や友達に聞いて理解し、日々復習することが大切だと思うので、入学してから頑張ることになると思います。どうしても心配な人は前もって教えて貰ったりしても良いと思いますが、詰め込んだほうがいいということはないと思います。」

「医学部は暗記地獄だ」はあながち間違いではない

___医学部に入って苦労したことは?

とにかく覚えることが多いところです。特に、物理選択の人は生物を習っていないので高校生物から覚えることになります。その点、生物選択者は知ってる内容もはじめは多いので大丈夫ですが、1回の試験で覚える量が多いので試験前は苦労しています。1年生よりも2年生、2年生よりも3年生と徐々に覚えることが多くなっていくので、これからも苦労していくと思います。

あとは、パソコンを使って実験レポートなどを作成し、提出するのでパソコンをうまく使えず苦労したこともあります。

他には、人間関係です。友達を作ることにはじめは苦労しましたが、今ではいい友達もいるので、焦らずゆっくり良い友達を作っていけば良いと思います。」

___「医学部は暗記地獄だ」と伺うことがありますが、実際のところどうですか?

「確かにそう思うこともあります。暗記することが本当に増えてきます。全てを暗記することは難しいのでイメージで覚えたり、友達に教える感じで覚えたりなど工夫しています。『意外とできる』と思うこともあれば、『これは厳しい』と思うこともあるので、これは実際に医学部に入って感じてみてください。」

大学生活を通して自分の目指す医師像を具体的にしたい

___どんな医師になりたい?

「私は地域で地域住民と密接に関わる小児科医になりたいと考えています。近年増加している、児童虐待や発達障害をもつ子供たちのサポートに医師として関わっていきたいですし、行政や、ソーシャルワーカー、学校の教員の方々と密に連携した社会的な役割も担っていきたいと考えています。

また、小児科医として、様々な医療知識、医療技術をもって地域の子供たちそしてその子供たちの保護者を身体的、精神的にサポート、ケアを行っていきたいです。この医師像を持てたのも浪人時代に考えたことが元になっています。浪人時代に考えていたことを今では、実際の医師の方々のお話を聞いてもっと具体的に考えるようになりました。これから、私もいろいろなことを経験していく上でこの理想の医師像を、もっと具体的にしていき、実現できるよう頑張っていきたいです。」

どんな背景があっても、スタートラインは皆同じ

___これから医学部に入学する人にメッセージをお願いします。

「大変だった受験生活本当にお疲れ様でした。こんなに頑張ったことがないと思うくらい頑張った人もいると思います。そんなに頑張らずとも合格出来たという人もいると思います。しかし、どんな人でも入学時点では同じスタートラインに立つことになります。これからの生活はゼロからのスタートで、今までの頑張りではなく、これからの頑張り次第で大学生活は大きく変わってきます。大変な時期を乗り越えた人達だからこそできる学習を思い切り頑張ってください。6年後無事に卒業し研修医として新しい春を迎えられるかどうかが決まる初めの1年、色んな期待があると思いますが、受験勉強で燃え尽きてしまうのではなく、やっとスタートラインにたったと思う気持ちでこれからの大学生活を思い切り楽しんで欲しいです!」

※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。

終わりに

関西医科大学を目指す方には、青谷さんの思う魅力を知って志望動機を深めることができたのではないでしょうか。

今後も京都医塾で活躍する医学部の先輩方から、大学生活についてお伺いしていきます!次回もお楽しみに!

投稿者:矢野 佑佳

  • 役職
    サポートスタッフ
  • 講師歴・勤務歴
    10年
  • 特技・資格
    JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格、上級心理カウンセラー資格
  • 趣味
    食べ歩き・映画鑑賞
  • 出身地
    愛媛県
  • お勧めの本
    ちはやふる

受験生への一言
「人生で一番がんばった!」と言えるような時間を京都医塾で過ごしてください。そのサポートをできることが本当にうれしいです。