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【2022年度獨協医科大学医学部】小論文と面接の二次試験対策

【2022年度獨協医科大学医学部】小論文と面接の二次試験対策

 

医学部専門予備校京都医塾です。

この記事では、獨協医科大学2次試験について、ご紹介したいと思います。

獨協医科大学の小論文について

 制限字数:要約200字、意見600字

 制限時間:90分

 形式 : 課題文型小論文(要約を含む)

 獨協医科大学の小論文は、約3000字の文章を読んでから問1で200字以内に要約したのち、本文の内容について600字以内で意見を述べるという形式のものです。2011年から2020年まで600字の記述でしたが、2021年は600字記述ではなく400字記述になり字数が200字減りました。今年はどうなるのでしょうか。

 いずれにせよ、要約が大切であることは間違いないでしょう。ここでズレた答案を書いてしまうと、問2もズレた解答を書くことになりかねないので注意が必要です。

獨協医科大学の面接について

 時間:15分程度

 形式 :個人面接(受験生:1人 面接官:3人)

過去の質問例

・仮に地元や東京の大学に合格した場合、それでも本校を選ぶか。

⇒大学の魅力・特徴をしっかり調べておかないときちんと答えられませんね。苦し紛れに「餃子が好きだから、御校にします」なんてのもダメですよ、きっと。

・教育格差についてどう思うか

・地域医療とはどういうものか

⇒「獨協医科 地域医療」とネットで検索しましょう。きっと素敵なものが見つかりますよ。

・女の子にもてるにはどうしたらいいか

⇒こんな面白い質問もあるのですね。しかし、これはネタではなく、おそらくコミュニケーションの問題だと考えられます。

・医療以外の気になるニュースはなんですか

⇒普段から、新聞に目を通していないといけませんね。受験生にそんな時間はないという反論が聞こえてきそうですが、京都医塾の生徒は皆、毎週発行される『社説集』に目を通し、時事問題に日々触れています。

・併願校はどこですか

⇒医学部は御校しか受験していません!なんていう嘘はつかないようにしてください。その嘘はバレバレです。

・大学に入って何をやりたいですか

⇒よく聞かれる質問の1つです。しっかり答えを準備していきましょう。

・SNSの利用についてどう思いますか。

⇒情報社会でどのように振る舞うかということでしょう。ネットで炎上するような学生がいると、大学が悪い意味で有名になってしまいますからね。

 このように、典型的な質問だけでなく、いろいろなことが面接では聞かれているようです。これらの質問への解答を事前に用意するのは事実上不可能です。したがって、普段から新聞を読むなどして、いろいろな考え方があることを知っておくことが大切です。

獨協医科大学2次試験のポイント

面接・小論文はA~Dの4段階評価。Dが1つでもついたら不合格。D評価がつかないようにするためには、質問・設問に対して明確に答えること。

実際にどういう答が不合格になるかと言うと……

小論文

Q「『一流の人間は環境に文句を言わない」について、あなたの意見を述べなさい」

A「私は一流の医師になるために、貴学で一生懸命勉強したい。私は医師になると心に決めてから、毎日しっかり勉強してきた」

⇒自分の抱負を語られても困ります。

Q「『人間は成長をしていくべきだ』について、あなたの意見を述べなさい」

A「子供が大人に成長するように、人はだれもが成長する。」

⇒「成長」の意味をはき違えています。

面接

Q「本学志望理由をおしえてください」

A「○○な医師に私はなりたいです」

⇒質問に全く答えていません。

・出願時に書いた「20年後の自分」「自己PR」の控えはありますか。あれは面接で使われます。もし、控えがない人がいれば、早めに思い出しておきましょう。

医学部専門予備校京都医塾でも、「前期2次試験対策」(1回90分)を承っています。どうぞご利用ください。

投稿者:島田 久遠

  • 役職
    医塾主任/国語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    21年
  • 出身大学
    北海道大学文学部
  • 特技・資格
    漢検準1級など、役に立たない検定多数合格
  • 趣味
    万年筆、サイクリング、アウトドア、映画鑑賞、根付作成、断捨離
  • 出身地
    茨城県
  • お勧めの本
    7つの習慣

受験生への一言
『真似ること。』
自分が経験的に身につけてきたことなんてものは、人類の歴史からみたら紙屑みたいものです。もっと先人の知恵から学ぶことが大切です。個性や独創性を求める前に、まず最低限の型を身につけなければ私たちは何もできないと自覚し、常に周囲から貪欲にパクリ続けるもとい学び続けるという姿勢を、1日も早く身につけてください。これができれば「人生是日々勉強」なんて当たり前のことだと気づけるはずです。