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【2022年度日本大学医学部】小論文と面接の二次試験対策

【2022年度日本大学医学部】小論文と面接の二次試験対策

 

医学部専門予備校京都医塾です。

以下では、日本大学医学部入試の2次試験(N全学統一方式第1期・面接)について、ご紹介したいと思います。

2次試験の日程・試験場について

・試験日:2月11日(金・祝) ※当日のスケジュールは発表されていません。
 試験場:日本大学医学部校舎
 
・試験内容が大きく変更されました。2次試験は以下の内容で実施されます。
  数 学(記述式) 60分 60点
  英 語(記述式) 60分 60点
  面 接  約20分+10分 60点

日本大学医学部の小論文について

昨年度からの試験内容の変更に伴い、1次試験・2次試験ともに、小論文の実施はありません。

日本大学医学部の面接について

例年通りであれば討論方式のグループ面接が行われた後、個人面接が行われます。(今年度からの試験内容変更に伴い面接内容も変更の可能性あり。)

集団面接

形式

受験生:4~5人 面接官:3人
面接時間:約20分程度

グループ討論(集団面接)の流れ

 1.面接官から議題が与えられる。
 2.考えがまとまった者から順に意見を発表していく。
 3.受験生全員の発表が終わったところで、討論が開始される。

過去に出題されたグループ討論のテーマ

・医療におけるコミュニケーションについて。
⇒医学部の入試では定番ともいえるテーマです。「医療においしてコミュニケーションは大切だ」だけでは討論になりませんから、材料にできる知識があると非常に話しやすくなるはずです。

・愛について
⇒個人によって意見が分かれそうな議題ですね。自分の意見だけでなく相手の意見
もきっちり聞き、理解する姿勢が必要です(愛については小論文や面接でいかにも聞かれそうな質問ですよね。オーソドックスな質問はあらかじめ準備しておくと良いでしょう)。

個人面接

形式

受験生:1人 面接官:3人
面接時間:約10分程度

出願時に、「『主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度』を持って活動・経験したことを通して自分自身がどのように成長しましたか。」という質問に100~500字で回答しています。その内容について尋ねられてもよいよう、確認しておきましょう。

過去の質問内容

・大学生活に不安はあるか

・併願校について。
→他に併願校がある場合は、正直に「ある」と答えて構いません。

・本学を受験するにあたり、どのような対策をしたか
→この手の質問は特定の答えを求めているわけではありません。ただし、「英単語を覚えました」「計算力をつけました」のような表面的な事柄を挙げるだけでは物足りません。面接は人物試験ですから、趣旨をふまえて、「コミュニケーション」を取るように心がけましょう。
 
・面接の感想
→グループ討論の感想が聞かれることもあります。最低限グループ討論の議題と自分の意見は覚えておきましょう。
 
・医師の労働時間が長いことをどう思うか。

・研究医になった場合、どんな研究がしたいか

・女性医師としてどう働くか。

・病院内には医師以外にどんなスタッフがいるか
→これらは実際に医師になった場合を想定した質問ですね。こうした質問にきちんと答えられないと、「医学への関心が薄い」と取られかねませんから、自分のなりたい医師像をある程度明確にし、医師の働き方の現状についても事前に必ずチェックしておきましょう。
 
・尊厳死について。

・臓器提供が日本では少ない理由と改善策
→これらも医療に関するオーソドックスな質問ですね。知識があれば必ず答えられるはずです。
 

日本大学医学部2次試験のポイント

あまり準備ができないまま面接に臨む受験生も少なくありませんが、大学は次のように明言しています。

「アドミッション・ポリシーに基づき,面接評価を重視し,調査書等を含めて多元的な尺度から複数の評価者により適格性の評価を判定する。したがって,学力検査の成績に関わらず不合格となることがある。」

また、「一般選抜における主体性等の評価について,インターネット出願サイトのマイページに入力した内容を面接時の参考資料として活用します。」との記載もありますから、出願時に入力した主体性に関する事項を、もう一度確認しておきましょう。 
 
医学部専門予備校京都医塾でも、「前期2次試験対策」(1回90分)を承っています。 どうぞご利用ください。

投稿者:津田 桂吾

  • 役職
    国語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    1年
  • 出身大学
    立命館大学経営学部
  • 特技・資格
    ギターが弾ける
  • 趣味
    ギター・ビートボックス
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    なし

受験生への一言
とにかく悔いの無いよう、全力を出し切ってください。できるサポートは全力で行います。一緒に頑張っていきましょう。