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金沢医科大学の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ【生物編】

金沢医科大学の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ【生物編】

京都医塾生物科です。

このページでは「金沢医科大学の生物」の過去問について分析します。

・“医学部受験に興味がある”という方

・“金沢医科大学”の受験を考えている方

・“金沢医科大学の生物がどのような問題か知りたい”という方

におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。

概要

【形式・制限時間・配点】2021年度(最新の問題より) 

形式:マーク式(択一式が多いが、複数選択する問題もある)

時間:2科目90分

大問数:3題

配点:75点

(2020年度から試験時間と配点が変更されました。)

出題の傾向と特徴(4年分)

生物は大問のうち1つが小問集合の形で、毎年あらゆる分野から出題されています。

2018年度以降の4年分について、分野別の傾向をまとめます。

【細胞と分子】

小問集合の中で、細胞の大きさや細胞骨格の太さなどの具体的な数値を問われたことがあり、細かい所まで気を配って理解・記憶をしておくことが必要な分野です。細胞を構成する化学物質などについても触れられることがあるため、詳細な部分まで確認しておくことが大切です。

【代謝】

小問集合内で取り扱われることが多く、呼吸、光合成、窒素同化などから満遍なく出題されます。計算問題が出題されることも多く、特に呼吸商や合成されるATPの分子数などの計算は出題頻度が高くなっていますので、基本的な計算は確実にできる状態まで仕上げておきましょう。

【遺伝情報の発現】

複製・転写・翻訳のしくみに関する内容はもちろん、遺伝子組換えやPCR法などのバイオテクノロジーに関しても数多く出題が見られます。DNAに含まれる塩基含有量やDNA合成量などの計算、遺伝子組換えの実験結果を予想する問題など、様々な形で取り扱われますが、計算問題・実験考察問題ともに典型的な題材が多いため、基本的な問題集で一通り出題範囲の問題を確認しておくとよいでしょう。

【生殖・発生・遺伝】

小問集合としてだけでなく、後半の大問でも題材として扱われることが多い分野です。動物・植物ともに、配偶子形成から胚発生の過程までどの部分からも出題されており、途中で生じる細胞や構造の名称まで詳しく確認しておかなくてはなりません。またメンデル遺伝についても高頻度で出題が見られます。基本的な用語はもちろんのこと、典型的な実験問題に関しても確認し、理解しておく必要があります。

【生物の生活と環境】

動物の体内環境や反応に関しては毎年出題が見られ、特に免疫や血糖量調節など、ヒトの生理に関しては教科書よりも発展的な内容についても触れており、かなり重視されている分野であると言えます。自律神経とホルモン、受容器と神経と効果器、など関連性がある分野については、その繋がりを説明できる状態まで理解を深めておくとよいでしょう。

とはいえ、植物の環境応答についての出題も見られますので、動物についてだけ確認しておけば安心だというわけではありません。偏りなく学習に取り組むことが大切です。

【生態と環境】

他の分野と比べると出題頻度は少し低いものの、小問集合ではバイオームや物質収支などの出題が見られ、決して油断はできません。複数選択を求められる形式の問題になることもあり、正確な知識を身につけておかなくてはなりません。

【生物の進化と系統】

2021年度は新型コロナウイルス感染症による全国的な休校による学習の遅れの影響で、この分野は出題範囲から除外されましたが、それ以前の年度では小問集合だけでなく後半の大問でも進化に関する問題が出題されたことがあり、出題されやすい分野になっています。ハーディー・ワインベルグの法則に基づいた遺伝子頻度や、分子系統樹を利用した分岐年代推定などの計算問題がしばしば見られますので、手早く正確に計算ができるように練習しておきましょう。

【制限時間に対する問題量】

問題の分量はそれほど多くありません。基本的な知識を問われるような問題でのちょっとしたミスによる失点が、他の受験生との間で大きな差になると考えられますので、時間を気にして焦ることなく、一つ一つを丁寧に解き進めることが大切です。

まとめ

1つ1つの問題はさほど難しくないものの、出題分野が多岐に渡ることから、全ての範囲について満遍なく学習を進めておく必要がある大学です。少なくとも教科書レベルの用語や現象については、正しく理解して説明できる状態になるまで学習を繰り返して試験に挑みましょう。

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